チリも積もれば|6/9 対ソフトバンク3回戦を振り返る

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気になったところを挙げていきます。

気になったところ

石田裕太郎について

丁寧にいくところと大胆にいくところの線引きが巧かった印象です。
持ち味である制球を活かして丁寧に隅に投げ分けようという姿勢が強く見られた一方で、カウントが悪くなったり不利になりそうだなというタイミングでは大胆にゾーン勝負を仕掛けることができていました。
球の勢いの点では、甘めに入った時にどれだけ押せたり打ち損じを誘えるかという部分に伸びしろを感じますが、少なくとも長所の部分ではソフトバンク打線を抑えたことで自信になるはずです。
今後どうなるかはわかりませんが、来週にしろ、間が空くにしろすぐに次の機会が来ると思うので期待しています。

京山について

あの場面で山川を真っ直ぐで押し切った京山にも、起用した首脳陣にも脱帽です。
内容云々ではなく成功体験として大きなものになったんじゃないかなと思います。
実力のある打者に対して、かなりしんどい場面でもゴリ押せることが分かることで、今後の腹の括り方が変わってくることに期待しています。
慎重になる必要がない投手なだけに、ゾーン勝負への思い切りが強くなれば今はそれで十分、そのための成功体験にして欲しいなと思います。

梶原について

レギュラー奪取へは対右の信頼を勝ち取るだけだと思います。
(本日試合後 対右.136 対左.467)
対左ではスタメン起用をされていますし今日も和田から2安打を放ちました。
佐野や筒香との争いになるとは思いますが彼らよりも守備走塁に関しては強いため、あとは打撃の信頼だけです。
その点でも対右の信頼を勝ち取るだけで越えていけるだけの選手だと思っています。
もちろん梶原にポジションを与えないように佐野、筒香には更なる打撃のプラスを生み出して欲しいと思いますし、レベルの高い争いをして欲しいなと思います。

終わりに

攻守に牧や筒香をはじめとするリーダーが引っ張ってくれた試合だったなと思います。
今は安定した勝ち方は難しいと思いますが、運用で負担は軽減しつつ、やっている選手は1試合1試合に賭けていると思うのでそれが出来る限り多く報われて欲しいなと思います。

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