チリも積もれば|5/22 対ヤクルト10回戦は気になったことだけ

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気になったことを書いていきます。

気になったこと

ジャクソンについて

1回は9球真っ直ぐオンリー。
2回は真っ直ぐだけで打たれたことから少しチェンジアップを混じえるも、22球中16球が真っ直ぐという割合でした。
立ち上がりに真っ直ぐ中心でというテーマを持っているのは明確で、中盤からはカーブやスライダーも含めて変化球を増やしていましたがそれでも軸は真っ直ぐでした。
また、中盤からカーブを使い始めたところで、ある程度ゾーンに落とすように制御できていたように思えます。
個人的にはここまでの投球を見ていて鍵になる球はゾーンに落ちてくるカーブだと思っていたので今日のような使い方が安定してできると投球が非常に楽になるのかなと思います。
もちろん多少のバラつきこそありましたが、序盤に真っ直ぐで感覚を掴みつつ変化球をゾーン内に調整していくといった姿からは、バッテリー間、コーチとのコミュニケーション、ファームでの取り組みなど、計画して作っていけた1日だったように思えます。
自他共に求めていた投球に限りなく近いものが出せたと思うので次回も継続していけることを願います。

盗塁について

林と蝦名が仕掛けて刺されましたが、今のベイスターズで状況を考えろという話は置いといていいのかなと思います。
長打だけでは投手のレベル、ボールの変化についていけないという考えも一理あるとは思いますし、走れるチームになるという目標を掲げた以上はまずトライのフェーズで構わないです。
アウトになればもったいないように思えますが、失敗のリスクもありつつアウトを確実に与えるバントよりはマシです。
という話をした上で、今日の盗塁の状況についても書いていきます。

まず林の盗塁は7回表二死1塁で代打知野という打席でした。
知野に打席を与えたいという感情だけで言えばアウトになってほしくない場面でしたが、チームの得点を目指すという点では盗塁を仕掛けることは妥当だと考えられます。
二死なので一つでも前の塁に進塁して少ない安打数で得点に繋げたい、もしアウトになっても9番打者から1番へと繋がるためです。
なので失敗はしょうがない、知野の打席は明日見ようということでいいと思います。
また少し話が逸れますが、ここで知野をショートかセカンドに入れて森か林を下げるという手もありました。
しかしそれをされずに打席無しで変わるということは、知野自身が打席でアピールするためにも守備での信頼をもっと積み重ねたいよねという話になりそうです。

また蝦名の盗塁は8回一死1塁でオースティンの打席でした。
ここは投手の丸山のクイックを考えてフォームを盗んだという根拠があったと思います。
実際にスタートは相当いいものでしたが、捕手松本のスローイングがドンピシャでした。
相手が優れていたで割り切っていいと思いますが、もしここで少しでもオースティンに任せたいという考えがベンチにあったのであればグリーンライトを止めるべきなので、それをしていなかったということは昨日の森敬斗と同じく失敗を許容するべき場面なのかなと思います。

終わりに

やっとジャクソンが本来の力を出せたかなと思います。
戸柱との試合前からの組み立ても明確に出来ていたと思いますし、このまま週一ジャクソン戸柱バッテリーが定着してくれると負担の分担にもなって理想的です。
リリーフも無失点が続き、打線も今日の小澤は難しいかなというところでホームランで勝てましたしやっと軌道に乗り始めたように思えます。
勝負所はまだまだ先に置いている運用ですが、とはいってもゲーム差を離されたくはないはずなのでこのまま交流戦まで勢いを続けて欲しいなと思います。
良い試合でした。

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