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チリも積もれば|4/2 対阪神 1回戦を振り返る

ご覧いただきありがとうございます。
と言っても今日は2回まで見れなかったのでそれ以降を主に振り返ります。

試合振り返り

1回
2回

見れませんでした!
初回から村上を攻め立てて4点先制。
その裏にジャクソンも1失点。
2回はどちらも0点。

スポナビとハイライトとその後を見る限り、村上のストレートに合わせつつカットとフォークに対応みたいな感じだったんでしょうか。
村上のインコース真っ直ぐでズバッと見逃し三振が無かったのが印象的です。

反対にジャクソンの失点、先頭の近本の打球が三塁打ですが、度会の守備がもっと上手くなると取れるかもしれないなぁくらいの印象でした。
今まで見てきても、背走のルートが最短距離とは言い難いので、もっと慣れて直線で追えるようになると追いつくかもしれないですね。
そこまで守れるようになったら度会に弱点はないと思います。

3回

この回から見れました。
宮﨑のライトフライを挟んで牧、関根、山本の単打で満塁。
そこから石上の一塁ゴロがホームへのフィルダースチョイスとなって1点追加。
牧がロスなく一直線に入ってくれたのでギリギリ覆って良かったです。
続くジャクソンは打ちに行くも併殺。
打つなと言いたいところですが、打席に立っている選手ですし、DH制を恨んでください。

その裏のジャクソンは無失点。
代打島田にポテンヒットを打たれますが抑え切りました。
ワンチャン二塁打行けるかなという当たりでもありましたし、盗塁の際には捕手が後ろに大きく逸らしてるのに進塁されなかったりと、かなりラッキーでもありました。
また、投げているボール自体はカーブの落差が大きすぎる場面もありますが、対左のインコースストレートを軸に圧倒できていました。

4回

この回から漆原が登板。
度会四球、オースティン二塁打でチャンスメイクもクリーンナップが続かず無得点。
やるべきことはやっていると思うのでコツコツ続けていければ良いかなという印象でした。
Xでもポストしましたが、今の打線はチャンスメイクが優秀なのでこういった場面はそれだけ多くなると思います。
ただ得点圏の回数を増やすことで結果的に得点数が増えれば効率や残塁は考慮しなくて良いと思います。

その裏のジャクソンは三者凡退。
カーブがゾーン近辺に落ちてくればほぼ打たれないんじゃないかというレベルでした。

5回

この回も漆原が続投。
先頭の関根はショートへの内野安打とツキもいい。
と思いきや山本のセカンドライナーでゲッツー。
バックしててもワンバウンドならゲッツーですし、咄嗟にバックした方がデメリット少ないと判断するには難しい打球だったかと思うので前言撤回。
結果3人で終わるイニングとなりました。

その裏のジャクソン、ピンチを招きます。
ワンナウト後、坂本ヒット、木浪四球。
この辺りから若干疲れているのか抜けたり引っかかったりが目立ちます。
糸原はセカンドゴロに抑えて対するのは近本。
インコースストレートのギアが上がり追い込むと、変化球を続けて見逃し三振。
この変化球も少し引っかかりましたが、最後の最後にゾーンに落ちるカーブと打ちようが無いという完璧な球。
非常に今後もっと期待できそうな投球をしていました。

6回

この回から島本が登板。
三者凡退ときっちり抑えられます。

その裏のジャクソン。
先頭の中野に四球と、チェンジアップが抜け気味でした。
ただ後続はワイルドピッチがあったものの制圧。
真っ直ぐのギアも最後に上げてきました。

7回

この回も島本が続投。
二死後、連打でチャンスを作りますが無得点。
どちらかというとコースヒットとラッキーな当たりでしたが、関根のツキの良さは好調ぶりを感じさせます。

一方でその裏は伊勢が登板。
二死を簡単に取りますが木浪にホームランを被弾。
ある程度バッテリーの狙い通りの球だったと思いますが、押せなかったのは読み通りだったのか威力が足りなかったのか、というところです。
ただ代打の小野寺に対してはコースにきっちり投げきり見逃し三振を取れたので、大胆さを間違えなければいいのかなという印象でした。

8回

この回から門別が登板。
打てないこれは。
ファミスタの得能持ちみたいな真っ直ぐきてたのでお手上げです。
当たり前ですが超絶プロスペクトですし、今年中には怖い存在になりそうです。

その裏はウェンデルケンが登板。
先頭の近本がライトオーバーの二塁打。
この時の度会の返球がもっと低く伸びる球になっていくと良いのになと感じます。
次の中野はインコースから曲げてセカンドゴロ。
さらに森下は強い当たりもサード宮﨑が上手く捌いてサードゴロ、この間に1失点という結果でした。
大山は三振でこの回を終えます。

9回

5-3で2点リードしている横浜。
この回も門別が続投します。
先頭のオースティンは強いショートライナー。
非常に惜しい当たりでした。
次の打者は代打松尾。
同級生対決はプロ初ヒットとなる二塁打、ストレート高めを引っ張り、角度を付ける松尾らしい安打でした。
ただ続く牧は似たような球をセカンドフライ。
この辺りも04世代2人のレベルの高さが窺えます。
続く宮﨑は勝負しつつカウント悪くなったので歩かせる形。
ただどうせ歩かすんなら申告敬遠すれば良いのになという場面はここ最近多くのチームで見る印象です。
しかし関根はショートへのフライに抑えられ、結果的に松尾がやばいという証明になりこの回を終えました。

その裏、山崎康晃が登板。
先頭の佐藤に対してはツーシームでカウントを取りつつ、真っ直ぐをコースに決めようとする配球で、結果的にはレフトフライという結果で抑えます。
次のノイジーは初球のカットが真ん中に入りセンター前。
コースヒットではありますが、少し後悔は残りそう。
さらに代打は前川。
ツーシームに上手く付いてくる形でライト前ヒット。
本当にうまく打たれましたが、ストレートに不安がある印象。
次の木浪はギリギリのレフトフライ。
さらに代打原口はバットをへし折ってサードゴロ。
何とか逃げ切り勝利を収めました。

総括

まずは攻撃ですが、村上を初回で燃やしたあたり、かなり研究してきた印象でした。
タイミングを早めに取って真っ直ぐに合わせつつ、フォークやカットに対応出来ていたので、早いカウントから捉えるヒット、山本のような粘ってヒットという形の両方を作れていたように思えます。
結果的に序盤の得点で終わりましたが、作れていたチャンスが中盤以降では二死からになるなど、徐々に難しい展開になっていったのも事実。
この辺りは対策していた先発が降りたから、むしろ村上を打てたのは戦術のおかげと考えられそうです。

またジャクソンですが、ほんの少しだけ荒れる部分もありつつ、左打者に対するインコース真っ直ぐをはじめ、カーブ、チェンジアップのいずれも良く決まっていました。
カーブがゾーンに落ちてくると打つのは難しいだろうなとも思いますし、どちらかというと調子がめちゃくちゃ良い日だとは思わないので今後もさらなる上積みに期待できそうです。

一方で山崎康晃ですが、いずれも変化球でカウントを取って真っ直ぐを決めようとする攻め方でした。
ただ真っ直ぐが決まりきらずに苦しくなっていったので、変化球の選択肢を増やした今、修正するとしたら真っ直ぐになってくるのかなと思います。
リリーフは抑えれば良いので内容どうこうでも無いと思いますが、伊勢も含めて引き出しをいっぱい使っている現状は相当神経使うだろうなぁと思います。
シーズンのどこかで楽できるかどうか、疲弊は心配です。

またほんの少し気になったところとして、度会の打球の追い方や送球の精度があまり良くないので、今後の伸び代としてはこの部分になってきそうです。
もちろん今すぐに出来たら怖いので来年以降にでも良くなるといいかなくらいです。

これで開幕6試合で5割決定と、例年に比べると実に健康的なスタートを切ることが出来ました。
また先発投手がいずれもQS達成と、先発が試合を作って打線が仕事をしているため、明日以降もこの辺りは崩さず流れに乗っていってほしいです。

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