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「アンダーグラフはツバサだけじゃないぞ。」と声を大にして言いたい。

こんにちは、枚方コワーキングHOOP!(フウプ)管理人の中岡ごうです。今年は気温ランキングで上位に登場することも少なくなりましたが、それでも暑い街、枚方。枚方のおかげで、どこに行ってもだいたい涼しく感じます。本当に素晴らしい街です。

ところでみなさま、10月25日(金)に枚方市総合文化芸術センターで枚方の誇るロックバンド「アンダーグラフ」のデビュー20周年Liveを開催するのですが、チケットは購入いただきましたか?HOOP!で購入できますので、気兼ねなくお問い合わせくださいね。


アンダーグラフの認知度調査


さて、今回アンダーグラフのLiveをHOOP!が主催することになりましたので、せっかくですしアンダーグラフの認知度調査をやってみました。

ご協力いただいた61名のみなさま、ありがとうございました。

アンダーグラフと言えば?という問いに対して、ツバサと答えた方が圧倒的に多かった・・・!ツバサは20年前のデビュー曲ですから、それが最も印象に残っているというのは驚きです。リリースから1年以上かけて世の中に浸透していったので、ロングランでたくさんの方々に聴いていただけたのが、その要因のように思います。

最近では「無職転生II」というアニメの特別エンディングでカバーされたり、20周年記念アルバムで再録音されたりと、再び注目されたこともありますね。いわばアンダーグラフを支える屋台骨が「ツバサ」なんでしょう。

沸々と湧き上がる衝動


しかしながら調査結果を受け、僕が言いたいことは「アンダーグラフは、ツバサだけちゃうぞ!」ということ。みなさん知らないかもですが、ええ曲がいっぱいあるんですよ。なんやったら僕はツバサよりも好きな曲が何曲もあり(完全に好みの問題)枚方市駅あたりで街頭演説して何曲か紹介しようかと思うほど、忸怩たる思いでいます。

20年も前のデビュー曲がいまだに「It's アンダーグラフ!」と言われていて、それから200曲近い楽曲をつくったにも関わらず、「あの人は今」みたいな扱いを受けていることに対する憤りが沸々と湧き上がっています。

枚方と言えばアンダーグラフだし、アンダーグラフと言えば枚方


会社の同僚などに枚方の話をするとだいたいの人は「ひらかたパークがあるところですよね」と言います。まるでひらかたパーク=枚方市であるかのように言われるのです。

そこで温厚な僕は怒りません。なぜなら、そんな風に枚方市外の人たちにひらパー以外が認知されていないのは、枚方市が大したプロモーションをしていないことがありますし、そもそも枚方市民の気質である「見せ方が下手」ということが考えられます。

枚方市はひらパーだけじゃない。


自画自賛みたいに聞こえるかもですが、実は枚方市、世界に誇れる街になれるポテンシャルを秘めています。嘘ちゃいますよ。

例えば、毎月第二日曜日に開催している五六市。200店舗ほどの手作り、こだわりの品を販売しているお店が立ち並ぶイベントを毎月開催してるなんて、全国的にもなかなか無いでしょう。

五六市を開催しているエリア「枚方宿」でいうと、創業100年を超える呼人堂さん(枚方銘菓あかつき)、北村みそ本家さん、塩熊商店さんといった老舗商店の他、約60年ほど続く、かき氷で有名な枚方凍氷さん、枚方と世界を繋ぐスマイルイングリッシュさんなど、個性的なお店が立ち並んでいます。

枚方のレインボーブリッジ「枚方大橋」がかかる淀川河川敷や枚方のなんでも百貨店ビオルネさん、枚方のありとあらゆる情報を発信しているメディア「枚方つーしん」もスゴイんですよ!
(あとHOOP!もありますが、とてもとても及びません・・・)

そしてそして!枚方の誇るロックバンド
ア  ン  ダ  ー  グ  ラ  フ !!!!
Yeah!!!!!!!!!!!!!!!

アンダーグラフの何が良いのか冷静に考えてみる


認知度調査にもありますようにデビュー曲「ツバサ」の強烈な印象が目立ちますが、他にも優れた曲がたくさんあります。特にアンダーグラフの楽曲と言えば、丁寧に心情を表現する歌詞に注目してもらいたいのです。
楽曲の世界観を活かす秀逸な演奏は、ぜひライブで聴いてほしい

「新しい自分へ」2024年
「時代」2011年
「1977年生まれの僕らは」2015年

シンプルな表現ですが、心情を丁寧になぞって表現する独特な言葉遣いは楽曲ごとに個性と透明感をもたらしクリアな世界を表しています。その世界は手で触れられそうで、いつか見たことのある情景が思い浮かぶような感覚になります。それが、アンダーグラフの楽曲なのです。


過去を振り返りたくない僕とアンダーグラフ


僕は、基本的に過去を振り返ることはしません。「昔はどうだった」とかそういうことを話すことが好きではなく、今や未来を語る方が多いです

もちろん過去、現在、未来はひと繋がりのものですから、当然のことながら今は、過去からの延長線上にあることを理解しています。

」を変えれば自ずと未来も変えられる。僕にとっては、自らの力でコントロールできることが大事であり、過去はどうしようもないので、あまり興味がないのかもしれません。

そんな僕ですから、「今、最も新しいものを見たい、知りたい、触れたい、使ってみたい」という欲求が常に湧いています。夜な夜なYoutubeやSpotifyで新しいアーティストやバンドを発掘しているのも、そうした僕の欲求を満たす行動原理によるものです。

アンダーグラフが気づかせてくれたこと


ここ半年以内だったら、新しい学校のリーダーズはじめ、XG、サバシスター、ビリーアイリッシュ、ハンブレッダーズ、Sad Kid Yaz、ブリングミーホライズンとか、47歳のおじさんがおおよそ聴かないような曲をたくさん聴きました。

そんな僕ですが、アンダーグラフの楽曲を聴いていると「過去の出来事」を思い出してしまうのです。

はじめは、ヴォーカルの真戸原くんが僕と同じ1977年生まれであり、同じ枚方で、同じ時代を生きてきたことによるシンパシーみたいなものもあるからかなと考えていました。

でもそれ以上に、社会や世の中の等身大を表現する真戸原くんが紡ぐ言葉を、ベースの中原くん、ドラムの谷口さんが演出することで、時に目を背けたくなるようなこともある現実社会において、逃げようが戦おうがどっちでもええがな事実を受け入れて生きていけばええがなと、あるがままの自分を認めてくれているような、そんな気持ちになれたのです。

自分から離れていく自分


中岡家の長男だった僕は子供の頃から、しっかりしなきゃいけないと思って育ってきました。それは、大人になればなるほど、より一層強く思うようになり、必要以上の責任感自己効力感を持ちながら、必死こいて歩みを進めてきました

また、社会においてはできる限り自分の弱さを表出させることなく、過去を肯定しながら、未来に希望を持っている自分を演出してきました。

いつしか自分という存在が、現実とどんどん乖離していき、壊れず治らず生きるようになりました。

そんな自分へ、「間違っている」とか、「合っている」とか言うのではなく、いかなる自分であっても許容し、過去の自分を讃え、愛せるようになれた
のは、アンダーグラフの音楽によるものだと僕は捉えています。それは、大げさではありません。

彼らも今も昔も戦ってきたから奏でられる。


彼らもまた、求められ、それに応えてきたはずです。目を細めるような眩しい過去の栄光がずっと付き纏う現実であっても、歩みを止めずに「アンダーグラフとは何か?」と自問自答しながら、活動してきたはずです。(という風に見えています)

気が遠くなるほど何度も、「歩んできた道から外れること」や「未来を手放すこと」を考えたことでしょう。それでもいかなる過去をも受け入れ、今を生き、自分たちの手で未来を描くことを選んだアンダーグラフは、そう、僕たちと同じなのです。

だから、彼らの音楽に心が動かされるのです。

デビュー20周年記念ベストアルバムがリリース


誰しもが抱えている葛藤や希望の詰まった楽曲が盛りだくさんのアルバムが2024年9月(予定)にリリースされます。20周年記念ということでクラウドファンディングにもチャレンジしており、まもなく終了なのでお急ぎください。(2024年7月22日17:11時点であと6時間ちょっと)

ツバサの再レコーディングはじめ、ベストアルバムになるのでアンダーグラフが20年という節目でどんな楽曲を選ぶのか、とても楽しみですね。

あ!アンダーグラフはツバサだけじゃないですよ!(やっと言えた)
ぜひこの機会にアンダーグラフの楽曲を色々聴いてみてください。


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