人形さんができるまで~経刻変化制作レビュー~1.造形編1
みなさんお疲れ様でございます。
バライタ桜井でございます。
※2022年02月07日に各ブログ記事のリンクを追加しました。
内容が重複するブログ記事については、
この日誌まとめでは省略しています。
省略した記事のリンクも貼りましたので、
ご興味ありましたら是非ご覧下さい。
アメブロにて、2014年から作品の制作日誌を付けておりました。
随分と制作日誌の量が溜りましたので、
当時よりも目が肥えた私目線でまとめてみようと思います。
当時の写真と当時の文章に現在の目が肥えたであろう私のまとめ・反省・ツッコミを入れていきます。
みなさんの隠れた物作り精神が刺激できれば幸いです。
※コメント頭に 2021年/ と付いているものは、2021年の私が書き込んだものです。
初めの第一歩
時は遡ること2014年7月24日。
ちゃんと仕上がった作品※(経刻変化)の制作開始です。
※ちゃんと仕上がった・・・服を着て、髪の毛があるということです。
あと、眼が入っています。
教室でお世話になりながら制作した人形さん1体目です(もうこの頃からお世話になっているのですね)。
設計図を完成させ、心材(スタイロフォーム※)を削ったところから日誌はスタートしています。
※スタイロフォーム・・・要は発砲スチロールです。
よくある白い、緩衝材として使われる発砲スチロールよりも目が細かく、
家を建てる際に断熱材として壁に埋め込まれる水色のスチロールです。
余談ですが、クリーム色のカネライトフォームという発砲スチロールもあります。
が、ここではスタイロフォームを使いました。なんでいきなりそこから?!
と思われるかもしれませんが、恐らく初日でそこまで進めたのではないかと思います。
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今日はお人形教室へ行ってきました。
バライタです。
今日は発泡スチロールを削って芯を作ったところでお時間が来てしまいました。
次回コレに粘土を巻いていきます。
同時進行でもう一体作りますか?って聞かれましたがちょっと様子見てから考えます。
何体も同時進行なんて難しいですからね。
↓まさかの追記が入っていた!↓
この記事を書いたのが2014年07月。
完成してタツコン※に搬入したのが2016年11月。
一般的だと制作開始から完成まで約6か月。
石膏型取りしてイージースリップで型抜きしているのでプラス2か月で、
合計で8か月ってところでしょうか?
それを1年半以上プラスで完成した作品です。
人形制作関係者から見れば、何をやっていたんだ?と思われるぐらいの時間をかけてしまいました。
はたから見れば無駄に見える時間が多々あるかと思います。
この時間を次回の制作に生かし切れれば無駄ではないと信じています。
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2021年/
・・・ツッコミがすでに入っている!しかも!上手いこと言っている!
多分、タツコン搬入後に書き込んでいます!
つまり、2014年の私に2016年の私がツッコミを入れて、そ
れを2021年の私が丸く収めようとしている!なにそれ??
「次回の制作に生かし切れれば無駄ではないと信じています。」
これは今でも思いますねぇ。
※愛知県尾張旭市にあるギャラリー龍屋さんのコンペ、タツコンのことです。
とてもアグレッシブルな素敵なギャラリーさんなので
愛知県にお住まいの方だけでなく東海三県、日本にお住まいの方は是非、
コロナが収まったら行ってみてほしいです。
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2014年8月18日
思い付いても行動が遅い、バライタです。
教室で作成している人形の芯にラップを巻きました。
初めて発泡スチロールにラップを巻きました。
ドキドキしたぁ... 火が熱くて熱くて、たまりませんねぇ。
本当であれば、もう粘土巻きつけ終わって、
乾かして芯を取り出してるところなんですけどね..
うっかり遅れてしまいました。
...しかし、そのクセ自宅作成人形はかなり進んでいるという...
なんにせよ、明日粘土巻いて必死に乾かして
教室前日には芯を取り出せるようにします。
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2021年/
いや、心材(発砲スチロール)にラップを巻く必要なんてないんですが、
恐らく初めて読んだ、
「球体関節人形の作り方」に載っていた方法をそのままなぞっていますね。
ラップ巻かなくてもきれいに粘土から心材剥がせますよ~。
それにしても、教室でスムーズに作業できるように家でもちゃんと作業進めていますね。
やるじゃない、2014年の自分!
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あとは乾いたら芯を取り出して中を乾かすだけ!
バライタです。
教室で作成している人形の芯に粘土を巻きました。
これがまた大変でした。
粘土を芯に巻くのも大変ですがなにより、
粘土をこねて伸ばすのが大変でした...
腕が疲れてヘロヘロになってしまいました...
あぁ、教室の日までには中を乾かしてしまいたい...
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2021年/
ちゃんと翌日、粘土を心材に巻いてました。
「あぁ、教室の日までには中を乾かしてしまいたい・・・」と次の工程を気にしていました。
しかし、
「粘土を芯に巻くのも大変ですがなにより、
粘土をこねて伸ばすのが大変でした...。
腕が疲れてヘロヘロになってしまいました...。」
体力ないですね!!そう!物作りって体力がいるんですよ!物作り体力!
教室でもしばしば話題になるぐらいですからね。大事ですよ、体力。
余談ですが・・・
2021年/
粘土、乾いていなかったそうです。
このときはまだ粘土乾かす裏ワザ
※を知らなかったために乾かせなかったようです。
※裏ワザ・・・ヒーターを使う。風通しの良いところに置いておく。
後日、粘土がほどよく乾いて心材を無事に取り出せたようです。
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芯出しが辛いであります。バライタです。
今日は人形教室でした。
先日悪戦苦闘しながら芯に粘土を巻きつけましたが、
なんだか芯の取り出しごろだったようで、
粘土も程よく柔らかく作業がしやすかったです。
教室行く前に芯を出した状態のほうがいいのかしら...
とオロオロしてました。
今度から少し湿っぽい?と感じるぐらいから芯を出していきます。
しかし、両腕のみ芯は出していません。
肩には粘土を巻かなかったんですが、
どうもそれでは造形をしにくいんじゃないか。
ということで追加で肩に粘土を巻いてました。
上の写真がそれです。
全体像です。
芯を出して、割れたところを埋めただけですから外見に変化はないです。
綺麗に芯なしです。
明日は教室用人形も進めつつ、
今作っている最中の妖精耳の人の塗装をしていきます。
いーそがしくなってきましたよーっ!
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2021年/
腕の肩部分の丸みですが、
造形しずらい、といことで肩の形になるように腕のほうを
盛り付けたようです。
なるほど、なるほど!
いよいよ、造形に入ります。
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2014年8月27日
ほら、塩ラーメンだよ。美味しそうだね。
バライタです。
えぇ、塩ラーメン美味しかったです。
さて、今日から教室で使っている人を家でも作っていきます。
造形力向上を目指すため、とにかくイメージを掴みまくります。
えぇ、掴みまくるのです。
と、いうことで顔面に落書きであります!
結構リアルな感じの子にするため、
目のサイズもまたリアルな感じにします。
..誰がつぶらな瞳だ。
こういうところでコンプレックスが出てくるのですね...。
実をいうと、私はつぶらな瞳です。
そして、この人は目が異様に大きいです。
もっとちっちゃくしたいなぁ~
ちょっと不機嫌ですね。
もう少し目を下に持ってきて年齢を下げます。
そして、目を小さくします。
街中で見かけて、あの子可愛いかも?って思えるような造形にします。
つまり、01番寄りの造形です!
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トンボ帰りするんじゃなかった...
バライタです。
顔のイメージを描いてみました。
つり目で、口大きい。全体的に作りを大きくイメージしてみました。
しかし、幼いイメージからかけ離れてしまうので
目と口のサイズはもう少し小さくなるかと思います。
あ、もう少し輪郭を丸くしてみます。
しかし、正面と横がまた別人ですねぇ...
01番のときと同じですね。
まぁ、01番は正面も横もどちらにも似ていませんが...
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2021年/
ついに本格的に造形に入っていきます。
今思えば、デザインは顔面だけでなく全身描くべきだと今なら思いますね。
人形さんは全裸で出来上がるわけではないので、
初期の段階から服装から髪型まで詰めるべきだと思います。
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2014年8月30日
まだまだ顔のイメージを練ってるのでとりあえず、
粘土盛らなきゃいけないところに盛ってみました。
頬、額、鼻です。鼻なんて、一番盛っただけ!って感じが出てますね。
あと、盛る前に輪郭をガリガリ削って整えました。
私としては「可愛い」というよりも、「あぁ~、なんか見たことある顔!」とか、
「近所の誰々さんに似てない?」とかそういう共感が呼べる人形作りたいなぁとは考えてるんですが。
人形さんは可愛くて当たり前ってところがありますからね。
可愛いを作れないと話にならないと思いますので、
今回の人は先生のアドバイスを頂きながら自分の中の可愛いを作っていきたいなぁと、考えてます。
なんにせよ、自分の中で可愛い子を探してみます。
↓2021年/後日、人間観察をしてデザインを描きなおしたようです。↓
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2021年/
前回のデザインよりも完成形の「経刻変化」に近いデザインが描きあがりましたね。
↓しばらく粘土が触れないということで、デザインを詰めていたようです。↓
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2021年/
カジュアル系とゴシック系の2パターンで考えていたようです。
なるほど、ゴシック系は作ったことないですね。
次回作ってみようかな?
↓ここからしばらく造形が右往左往します↓
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なかなか左右対称に出来ないバライタです。
原因はただ単純に、鏡に映して造形を見直さない、
肉眼で見直しても修正に必要な情報をパーツに直に書かない、
等々、初歩的ですね。
造形技術で絶対的なものがあるわけでもないのに必要な情報を書かないなんて、
舐めてますね。ズボラ過ぎました。
どの作り方にも紹介されている手順なんだから素直にやれば良いのです。
という反省を含めて、顔パーツの見直しをしました。
中心線を取って、それに合わせて色々と書き込みました。
書き込みがほぼ全体にかかっていますね。
目がぱっちりになりました。
イメージ画を見る限り、目のサイズは間違っていないように思いますが、
やはり立体になると違いますね。ちょっと大き過ぎですね。
このあたりは先生と相談して突き詰めていきます。
口をふっくらさせましたが、左右に大きく伸びてます。
目のサイズを調整がてらこちらも調整していきます
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2021年/
何度も描きこんでは盛り付けたり、
削ったりでなんとかここまで辿り着いたようです。
でもまだまだですね!
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今日は顔を作り込み、手を作り始めました。
目を開けました。
まだまだ目の内側の処理が甘いのでぶかぶかです。
もう少し瞼を削って、目の下をさらに削ります。
手です。しかし、サイズがだいぶ怪しいです。ちっちゃいのでもっと粘土を盛ります。
ビスクドールにするので指は揃えた状態にします。
※「ビスクドールにするので指は揃えた状態」にする必要については型取りの項目で解説します。
肩が随分撫で肩だったので粘土を盛って修正しました。
足も左右で随分違ったのでまず、わりと綺麗な左足を整えて、左足を基準にして直していきます。
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2021年/
全パーツが満遍なく進みましたね。
まずは全体的に鬼目やすりで削り落として整えるところから始めています。
ある程度やすりで削り整えたら、粘土を盛ります。
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今日はほんのり粘土に触りました。
久し振りの感触になんだか感動しました。
まず顔の気になる部分をなおしました
目の下、目袋部分ですね。
左目のほうが大きかったので修正してなんとなく同じサイズにしました。
顎が逞しかったので尖りを少し取りました。
しかし、まだまだいかついですね。
手に粘土を盛って、サイズを合わせました。
ここから少し指を作り込んで大きさの様子を見て行きます。
現在のてのサイズ左に合わせて作ります。
膝の位置を修正しました。
膝の位置が高くなったので左足に合わせて
ふくらはぎにも粘土を盛りました。
それにしても...膝のの位置が左右で違うなんて、
どういうこと?!
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2021年/
どういうこと?!って、迷っていますね。
人体構造に疎いと同じ道を行ったり来たりして時間ばかりが過ぎていって焦るんですよね。
粘土を触らない時こそ人体のお勉強タイムですよね!
どれがけ美術解剖の本や資料を集めても、理解を深めることは難しく
今でも本屋に行けば美術関係のフロアに入り浸りで良さそうな資料を探しています。
まだまだ勉強の途中です!
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2014年10月7日
手がすごく苦手です。いや、足も手と同じぐらい苦手です。
バライタです。本日の進捗報告です。
今日は手をひたすら作っていました。なかなかうまくいかず、苦戦しています。
完成後に型取りをしますので型を取りやすいよう、あまり手としての表情を出さずに作っています。
まっすぐピーンの伸ばしています。
これがなかなか難しい。
指と指の間をどうするかで悩んでいます。
今度の教室でこの辺りのことを先生に相談してみます。
指を揃えていても指同士の隙間は出来ますからね。
んん~。ここまでシッカリ揃えている親指も珍しいですからね、
あまりイメージ出来にくいですよね。
さて、どうなるかなぁ...
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2021年/
おおっと!手も迷い始めた!
よく、よく自分の手を観察するんだ!と言いたいところなんですが、
自分の手と作りたい手のイメージ(筋肉の付き方等)が違うと余計に
迷子になりますので、日ごろから資料集めをしておくのが良いと思います。
例えば、ご家族の手足の写真を撮らせてもらうとか、ですね。
手は顔の次に見る人の目が行くところですからね、
なあなあで作ると後で地獄を見るんですよね。
眼が入りました
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目の内側をゴリゴリルーターで削って目が収まるようにしました。
まず自然を合わせてから外側の瞼やら目袋やらを作っていくとの事。
なのでアイホールの形は全く違います。
多少隙間がありますが、外側を作れば問題ないとの事。
次に足の形を左足基準で修正しました。
主に膝とスネを直しました。
腰と下腹部に粘土を盛りました。
あとお尻もゴリゴリ削って穴があきました。
手...ですが、芯を入れて作っていましたが指を揃えているポーズなので
微調整が出来ず難しいということでニューファンド※という
ラドールよりも固めの粘土を使って作り直すことにしました。
うまくいくかなぁ~?
※ラド―ルよりも固い粘りがある粘土です。
粘りがあるので、細い造形が必要なパーツ(指とか髪の毛先とか)には
良い粘土だと思います。
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2021年/
眼が入りました。
このまま原型として仕上がりますが、この目をインタリオアイ※にすれば、
型抜き後に面白い表現ができます。
どんな表現かは後々のお楽しみです!
※インタリオアイ・・・虹彩部分が凹んでいる(彫りこまれている)眼のこと。
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教室で粘土を盛ったところを重点的に磨きました。
目の内側を作る前に目の外見を作ってしまったので一旦、外見を紙やすりでそぎ落として作りやすくします。
ということで、当面の作業は削ぎ落とせていない部分の紙やすりがけですね。
目が入ってますから作りやすいかもしれません。
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2021年/
眼が入るとバランスが取りやすくなり、
目の周りの筋肉や骨を意識しやすくなるのでおススメです。
ここから全体的な造形でちょこちょこ迷う部分が出てきます。
造形の森に迷い込んだ バライタ桜井
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中心線に合わせて股間の微調整と、分割予定の部分を下書きしてみてバランスを探っています。
あと、首の胴体側の付け根を修正したら穴が空いてびっくりしました。
もっと芯を細くして、厚めに粘土を巻けばよかったと後悔しています。
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2021年/
ここで股関節の微調整をしていますが、完成形もここは調整しきれず歪んだままです。
毎回股間部分の型抜きに苦労するんですよね・・・
詳しくは型抜きの項目でご紹介します。
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顔のバランスを整えました。
顎が凛々しかったので小さくして、頭の形を整えました。
しかし、蓋までは直していないのでまだまだです。
頭の断面はななめになっていますが、頭の形は前よりも美しくなったかと思います。
んん~上唇が厚いですねぇ...もう少し薄くします。
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2021年/
頭の造形で右往左往、体の造形で右往左往していますね。
ここからしばらく右往左往していきます。
造形の森で右往左往する バライタ桜井
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2014年11月
ここで一度自分の手を観察しています。
手のポージングの確認していますね。
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腕を胴体に取り付けました。
これで少しはマシな造形になるかな?!
こうやって腕を取り付けてみると、ますますお尻が大きいのが気になりますね。
なんだか、座りが安定しそうかお尻ですね。
左肩がまだ造形がおかしいですね。
なおします。
↓2016年の追記がありました↓
この記事を書いたのが2014年11月27日。
明日は2016年11月26日、タツコン2016の展示初日です。
この記事から2年後にタツコン展示とは感慨深いですね。
まさか、あんな仕上がりになるとは思ってもみませんでした。
この記事のときには正直不安でした。
このままなぁなぁになって自然消滅するんじゃないかと。
でも『継続は力なり』。
その都度改善し、やり続けることが大事なんですね。
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2021年/
肩を胸パーツに繋げましたね。
切り離した状態では、どうしても型や肩甲骨の繋がりを掴むのが難しいため、
いきなり切り離した状態で作るのではなく、ある程度繋いで作るのが良いですよ。
足パーツも股関節で繋ぐと良いですよ。
・・・出てきましたね。継続は力なり。
この言葉は、私が小学校の時、担任の先生に教えて頂いた言葉です。
色々な人生の局面でこの言葉が私を支えてくれます。
英語では、「Continuity is the father of success.(継続は成功の父)」だそうです。
ちなみに、継続は力なりの直英語訳は、「Continuity is power.」・・・。
次行きまーす!
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2014年12月
なんか口がかわいくなーい!ということで唇をほぼ削ぎ落としてみました。
かろうじで上唇のみ残っていますね。
なんかおばあちゃんみたいですね。
この間仕入れたお子さんの資料をフル活用しましょう!
あと手もなんとなく進みました。
右の薬指1本だけ先生に作って頂きました。
この1本をお手本に他の指を進めます。
それにしても、先生が作ってくださった指は綺麗ですねぇ...
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2021年/
当時、指先の表現についてアドバイスを頂きました。
人形らしく可愛らしい指先とは?
少し指先が反り返るメリハリを与えると可愛らしい指先になるんだとか。
確かに先生に手を入れて頂いた指先は2021年今でも可愛らしいです!
柔らかく、軽く、丸みを帯びた仕草が可愛いと思います。
ふわっとした表現です。
この仕草についてはまだまだ研究が必要ですね。
なんたって、手は顔の次に目が行くところですからね!
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ようやく人間の方の人が可愛くなってきました。
目がぱっちりし、口もぷっくりしてきました。
口元をもう少し凹ませます。
むむ、頬の上の方がぷっくりしすぎてますね。
したのほうもバランス見て盛り付けていきます。
背中の筋肉が貧相だったので盛り付けました。
これで少しはお尻のプリッと感が抑えられるかな?と期待しています。
お尻が長いということで修正中です。
あ、ホントに長いや...
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2021年/
一生懸命お尻なおしていますね。
背中・お尻は服で隠れちゃうからあんまり関係ないんじゃない?
いやいや、関係ありますよ!
神は細部に宿ると言いますし、見えないところは神が見ているとも言うじゃないですか!
それに、気に入ってお迎えした人形さんの粗を見つけてしまったらそれだけでテンションが下がって、
人形さんに対する愛情も減衰すると思うんですよね。
やはり生み出す側としては、お迎え頂いた方には末永く可愛がって頂きたいと思うんですよ。
だから、「どうせ見えないっしょ?いいじゃん。もぉ~!」の気持ちも理解した上でお伝えしたい。
綺麗な背中!可愛いお尻!作り出せたらテンション上がるから作ったほうが良いですよ~!
ここで一旦一区切り
2021年/
さて、ここで2014年までの制作日誌はここで一区切りです。
実は、日誌を少々端折っています。
もし気になる方は是非元記事をご覧下さい。
記事タイトルは「人間1-日付」となっており、
ブログテーマは「人間的球体関節人形-制作中」となっております。
造形に関してはまだまだ2015年も続きます。
・・・えぇ、まだ続くんです。造形に対して右往左往する私がまだまだ続きます。
まだまだこれから長くなりますが、ご都合よろしければお付き合い下さいませ。
「造形1」としてこの記事を閉めたいと思います。
ご覧頂きまして、誠にありがとうございました。
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