モチベーションモーション
そもそも「motivation(モチベーション)」とは、「動機(づけ)」また、「刺激・やる気」という意味の単語です。そして「動機」は、「人が行動を起こしたり、決意したりする時の直接の(心理的な)原因・きっかけまたは目的」という意味を持っています。
一般的にビジネス用語で使われる「モチベーション」は、「動機付け」と解釈される場合が多くあります。人が目標等に向かって行動を起こすにあたっての、内的なエネルギー、つまり「意欲」や「やる気」を指します。ビジネスやスポーツ等、目標に向かって行動するようなシーンで使われる事が多く、「失敗してモチベーションが下がった」「疲れてモチベーションが上がらない」「先輩は、常にモチベーションを維持している」といった使い方をします。

モチベーションと関連して、近年注目されている言葉に「モチベーションマネジメント」があります。これは、企業の生産性を高めるため、従業員に対して動機付けを行い、モチベーションのアップや維持を図る人事施策を指します。
モチベーションマネジメントにおいては、人事制度や福利厚生などの整備にとどまらず、社員個人に注目して、管理者とメンバーの密なコミュニケーションがはかれるような職場環境の整備が必要とされています。

モチベーション理論とは
そもそもモチベーション理論とは、古くは1950年代頃からアメリカで始まったと言われる、動機付けに関する研究によって体系化された理論です。モチベーション理論は様々な研究者が多様な視点で発表し、企業が人材のモチベーションをアップさせるための施策を練る際に、参考とされています。
以下に、モチベーション理論の中でもポピュラーな3つの理論をご紹介します。
①マズローの欲求5段階説
まずは、アメリカの心理学社マズローが提唱した「マズローの欲求5段階説」です。

その名の通り、人間の欲求を5段階のピラミッドの様な形になぞらえ、「人間は自己実現のために絶えず成長する」という考え方の元、低次の欲求が満たされるに従って、どんどんそれ以上の欲求が生まれるとする理論です。
具体的には、生きるための基本的な欲求「生理的欲求」や、生活の安全の確保「安全欲求」、社会の中で自分の居場所を欲する「社会的欲求」までを満たしてしまうと、さらに高い、他者から認められる事を欲する「承欲欲求」そして、自身の能力を最大化しより完全な自我を実現したいという「自己実現欲求」が生まれるというものです。 


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