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コント「捜査協力」

看守「例の犯人はこの先の独房にいます」

刑事「ものすごい厳重だ…」

看守「おそらく、刑事さんが想像している以上に厄介な相手です。絶対にヤツの目を見ないでください。心が支配されてしまう」

刑事「分かりました…」

看守「ここです」

(男が拘束されている)

刑事「警視庁から来た田中です。あなたに相談したいことがある」

犯人「何ですか?」

刑事「女性ばかりを狙った殺人事件が今月になって4件連続で起きている。犯行現場には必ず花束が置かれているという共通点があるが、それ以外の証拠が一切ない」

看守「次の被害者を出さないためにも、同じ凶悪犯であるお前の見解を聞きたいそうだ」

犯人「僕のどこが凶悪犯なんですかね?」

看守「ふん、あれだけ連日ニュースを騒がせたやつが何を言う」

犯人「…下着盗んで一回新聞載っただけだろ!」

刑事「下着…だと…?悪魔め…!」

犯人「よくあるだろ!下着泥棒にこんなガチの拘束しないでよ!」

看守「教えてくれよ、下着盗むときってのはどんな感覚なんだ?あぁ!?」

犯人「興奮してるよ!それしかないだろ!」

刑事「下着…興奮…」

看守「いけない!目を見ないで!下着泥棒の思考に染まってしまう!」

犯人「そんな力ないよ!」

刑事「なぁ、教えてくれよ。君しか頼れる相手がいないんだ。この現場の写真を見てくれ」

犯人「うわっ!ひどい…」

看守「おいしっかり見ろ!パンティは見れても殺害現場は見れないとでもいうんじゃないだろうな!」

犯人「だいたいの人間がそうだろ!」

刑事「ここに花束が置いてあるだろ?これは一体どういうことなんだ?」

犯人「知らないよ!わかんないけど花言葉とかに意味があるんじゃないの?」

刑事「なるほど…犯人からのメッセージが含まれているかもしれない…」

看守「さすが凶悪犯…恐ろしい…」

刑事「これで解決に一歩近づいたかもしれない!捜査一課の刑事、80人が一ヶ月考えても出なかったアイディアだ」

犯人「アホなの!?最初の方に思わない!?」

看守「刑事さん、この隣の独房にも寄っていきますか?」

刑事「隣の独房というのは?」

看守「女性ばかりを狙った連続殺人犯が収容されています」

刑事「行きましょう!」

犯人「いやそっち先行って!」

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