NHKマイルカップ 【自信度C】

1.マイナスデータによる消去

・前走着順が2着以下、かつ1着馬とのタイム差が0.4秒以上【1-1-1-45】(過去6年)

→オールパルフェ、シングザットソング、ダノンタッチダウン、ドルチェモア、ナヴォーナ、ミシシッピテソーロ、ユリーシャ、フロムダスク

この条件での着内3頭について調べると、

[いずれも前走の出走頭数が17頭以上、かつ前走の単勝人気が12番人気以内]

→シングザットソング、ダノンタッチダウン、ナヴォーナ、ユリーシャ

よって、この条件の消しは
オールパルフェ、ドルチェモア、ミシシッピテソーロ、フロムダスク

なお、ドルチェモアについては過去10年、7枠13番の成績は
【0-0-0-10】
このデータにも該当してしまう。

・前走重賞以外 【0-2-0-22】
→クルゼイロドスル

・前走アーリントンC4着以下 【0-0-1-7】
→ナヴォーナ、ユリーシャ

・前走NZT勝利 【0-0-0-10】
→エエヤン

・各馬分析

・モリアーナ

 クイーンCはハーパー、ドゥアイズなどハイレベルなメンバーと共に走って3着に。あのメンバーの中で上がり最速を出したものの、内有利の馬場で3着と勝ちきれず。外を通りながら3着としては評価できる。
 前走NZTでは3〜4角で外外から脚を消費したことで、脚を溜めれず最後伸びなかった。
近走では、ポテンシャルは高いものを持っているが、鞍上がうまく引き出せていない感が否めない。エピファネイアタイマーが発動する前にG1を取りたい。
 今回鞍上横山典弘騎手に乗り替わる。横山典弘騎手はNHKマイルに限って言えば、【3-6-2-10】複勝率52.4%と得意としている。さらに、人気薄でもしっかりと着内に持ってきているので、この混戦では期待したい。

○評価

・ウンブライル

前走NZTでは後方から脚を伸ばしての2着。クイーンCではメンバーレベルが高く、内有利の中外を通ってしまったことで負けてしまったが、NZTで巻き返しての2着は高評価。
上がりの速い脚も使えるので、折り合いなんとかなれば勝ち負けまで。
また、過去10年、2歳マイルG1経験組でNHKマイルを好走した11頭の共通点として、

・前走5着以内(11頭中10頭)
・2歳マイルG 1で一桁人気(11頭中10頭)
・マイル重賞で3着内歴あり(11頭中9頭)

今回のメンバーでこの条件を満たすのは、
ウンブライル、モリアーナ、オオバンブルマイの3頭で、ウンブライルはしっかり抑えたい。

▲評価

・ショーモン

 前走アーリントンCでは0.1s差3着。
セッションと非常に迷ったが、ここは着差で上回ったセッションを優先したい。この混戦の中ではやはり最後の最後の粘りが、重要。
買い目を絞る。

・シングザットソング

 前走桜花賞では7着に敗退。しかし、上がり3Fの速さでいえば、新馬戦33.5s、白菊賞33.8s、エルフィンSでは桜花賞2着馬のコナコーストを上回る33.2sと切れ味は抜群。
東京の長い直線でこの足は必ず活きてくる。
また、鞍上吉田隼人騎手のときは【2-0-1-0】と馬券内を外していない。
前走負けたことで、人気は落ちるだろうが、メンバーレベルは格段に落ちるため、いい脚が使える東京では馬券内に来てもおかしくない。

△評価

・セッション

アーリントンCでは速い流れのペースだったが、先行してタイム差なし2着。
勝ち馬オオバンブルマイは4角7番手から追い込んできており、先行策で粘れたのは勝ちに等しい。
 調教も調子良く、1週前追い切りでは加速ラップで終い11.3sをマーク。最終では力強い走りで相手を圧倒した。
上昇気配を感じるのでここは抑えたい。

△評価

・オオバンブルマイ

前走重馬場のアーリントンCを接戦で制している。朝日杯のメンバーはかなり低レベルだったことが気がかりだが、去年の勝ち馬ダノンスコーピオンは朝日杯3着の後、共同通信杯で7着に敗れたが、アーリントンCで勝ち、NHKマイルを制覇している。
オオバンブルマイはそういう意味では朝日杯で7着に敗れた後、アーリントンCで勝っており、尚且つ重馬場適正を証明したのも大きい。某タイトルホルダーのこともあり、重馬場を走った疲れは少し不安だが、今回朝日杯メンバーの中で、唯一前走を勝って挑戦する点は評価したい。▲の次点、4番手評価の△。

△評価

・シャンパンカラー

 東京のマイルでは2戦2勝。
上がりも33秒台の脚が使え、東京には向いている。
追い切りも調子良く、1週前はウッドチップコースで抜かりなし。休み明けをひと叩きした効果もあり、個人的にはまだ良くなってきても不思議はない。
最終は馬也だったが、動きも良く、今回に向けて更に上向いた。雨が降って、馬場がしっかりと渋るようなら楽しみ。

△評価

・カルロヴェローチェ

 前走重馬場のファルコンS勝ち馬。最後の直線で2度3度進路を変えながら加速し、勝利したのは強い競馬で評価したい。
ファルコンSは1400mだが、前々走白梅賞で勝ってマイルの適性も証明済み。
最終追い切りでは折り合い良く伸びて相手を圧倒。能力の高さは最上位クラスだろう。鞍上もレーン騎手と強化され、勝ちが期待される。
 過去10年の優勝馬の前走を見ると、桜花賞または皐月賞で5着以内が4頭、残る6頭のうち5頭は前走がGⅡもしくはGⅢ、かつ2番人気以内で2着以内だった。 この条件に合致するのは本馬とエエヤンのみだが、エエヤンはすでに消去しているため、最も勝ちに近い。3番人気以内にはなるだろうが、確実に抑えたい。

◎評価

・タマモブラックタイ

 前走は重馬場でのファルコンSで勝利。
過去1600m以上では9着と大敗しており、重馬場での激走からの距離延長は大きな不安がある。着内のイメージが湧かないのでここは見送り。

・ダノンタッチダウン

 前走皐月賞では18着と大敗。道悪が合わなかったのか、距離が合わなかったのか、中山が合わなかったのか。ただ、今回もおそらく道悪で距離短縮、東京変わり。ここでこの馬の真価が試される。
 前走の疲れも懸念されるが、レース途中からほとんど本気で走っておらず、疲れが残るということはないだろう。新馬戦、朝日杯での素晴らしい終いの脚を使えれば、着内には来るだろう。馬場が悪くなる内ではないのもプラス。ダノン系で去年のダノンスコーピオンと同様、川田騎手で大外枠。なんとか巻き返して欲しい。

△評価


・まとめ 


◎15 カルロヴェローチェ
○2 モリアーナ
▲3 ウンブライル
△5,8,10,11,18

買い目
・3連単1着ながしマルチ

   15-2,3,10

・3連複フォーメーション        
   15-2,3,10-2,3,5,8,11,18

計33点


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