僕のバゲット
どうも僕が理想とするバゲットは、本当のバゲットではなかったようです。
クープの開いた、エッジがモヒカンみたいに立ったカッコいいバゲットを焼きたくて試行錯誤してまいりましたが、自分では無理という事。
あ、まだ理想は追い求めますよ。
しかし、そういった硬ーいバゲットではなく、サンドイッチにした時に美味しく食べられるような、それでいて小麦の美味しさも味わえるような、そんなバゲットを焼きたいと思うようになっていました。
結局、特別なパンを作っているのではなく、手軽に食べれるものを作る事がより重要に思えてきたという事です。
僕の思い描くバゲットは
外側のクラストは薄くパリッとしてて、中のクラムは食パンの様にフワッとしているものです。決して「もちもち」ではないのです。ですから、水分は程よく抜けている方が好きです。蒸された食感のクラムではなく。
また、ぼそっとした感じのクラムもだめです。ツヤのある、裂けるような感じのクラムが理想です。
最近、理想の作り方が出来上がりそうでしたが、再びスランプになっていました。気温や湿度の上昇が原因だと思っていたのですが、もっと根本的な事だったようです。
こんなことに気づかずに無駄に何度も焼いていたのかと思い、反省しております。
なんやかんやで、全ての疑問は解決したように思います。
これが今出来る最高のバゲットです。
焼減率が22%くらいですので、いい感じです。
「なんだ、これが理想なの?」
と思われるかもしれませんが、これで大丈夫です。これがいつも焼ければ僕は何の不満もないです。
単体でも、サンドイッチでも美味しい僕のバゲット。
見た目は心もとないですが、僕だけのバゲット。
やっと完成しました。
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