見出し画像

1/13 シネマート新宿で「ゴーストワールド」を観た

この映画は初めて見た。結論から言うとすごく良かった。例えるなら女版スーパーバッドだ(あれよりかは下ネタ一直線じゃないけど)。実は今日の東京は凄く冷えてて風も強く、映画館に向こう途中で「風邪をひいたら嫌だしもったいないけど帰ろうかな」と思ったりもした。でもやっぱり行って良かった。


映画の内容は2人の女の子のイーニドとレベッカの高校卒業後の生活の話。冒頭でスーパーバッドとみたいだと言ったけど、スーパーバッドは主人公たちは目的があったけど、彼女たちにはない。本当にただ彼女たちの生活を映していた。

映画は卒業式のシーンから開始される。2人もめでたく卒業かと思いきや美術の補修を受けないといけないと卒業証書に書いてあった(アメリカにはこういうのがあるのかな?)。なんだか出鼻をくじかれた感じだ。
卒業しても2人は変わらず友達で喫茶店でたまたま見かけたカップルを悪魔崇拝者呼ばわりして店の外を出てつけて行ったりした(自分もこういう学生時代のしょうもないやり取りは楽しかった。)

町では彼女たちに負けず劣らず個性的な人を見かける。廃線になったバス停でベンチに腰掛けバスを待つ老人、ヤードセールを開いていたアンティークマニアのシーモア。
シーモアは後に2人に深くかかわるようになる。実は2人はある悪戯をして、その相手がシーモアだったのだ。カフェでたまたま「女性を探しています。あの時コンタクトレンズを一緒に探した者です」という広告を見つけ、電話してカフェに呼び出すという迷惑極まりないことを思いついた。電話で呼び出されたシーモアはカフェに到着した。しかし、イーニド達はその様子を見ているだけで結局シーモアは帰った。

ひょんなことからシーモアと2人はヤードセールで再会した。出会いは良くないものだったが、イーニドとシーモアは社会になじめないもの同士でシンパシーを感じ仲良くなる。ここから物語は進んでいく。


イーニドとレベッカは卒業して間もないころは仲が良かった。しかし、職を見つけて働き出したレベッカはだんだん社会に溶け込んでいく。イーニドはバイトを首になる。レベッカとの関係も悪くなっていく。
補修で通っていた美術の授業で提出した課題が先生に認められ奨学金で学校に通えるという話が来たが、それもお釈迦になった。
更に、シーモアも本当に探していた女性に出会い彼女とも良い関係になった。

最後はイーニドがバスに乗り、別の町に行くシーンで終わる。

学生時代は自分が特別であると思いがちだが、レベッカのように働いていくうちに徐々に自分には何が出来るのか、自分を思い直すようになる。
イーニドはこの後どうなるのかは分からないが、別の町で自分で生活するようになって、余裕が出てきたらまたレベッカとシーモアに会って欲しいと思った。













この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?