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大人になったらこういう映画好きになるよなと思った話

皆さんもこういう体験がないだろうか?子供の時はアニメの主人公が好きだったけど大人になって脇役や主人公の親に共感するようになったということが。自分も子供の時は悟空が好きだったけど大人になった今は家族思いのベジータや家庭を持ったクリリン、普段馬鹿だけどやるときはやるサタンが魅
力的に感じている。

巨大な才能を持った百戦錬磨、最強の主人公より自分の能力に悩みつつも懸命に生きる姿に共感できるようになった。
自分は下戸だけど居酒屋で酒を飲みつつ人生の憂愁に包まれるとはこういう気分なのかなと感じる。


Taxi Driver タクシードライバー

これは映画館でも見た
リメイクが嫌いな自分もこれはドラマ化して欲しいぐらい好き。

Adventureland アドベンチャーランドへようこそ

これは大学時代に初めて観た。当時はネトフリも日本では流行っていなくて映画はDVDレンタルで観ていた(映画館は1度だけ宇宙人ポールを渋谷で観た)
これは何度も借りたぐらい好きだった。当時自分はスーパーでバイトしていてそこにウザい社員がいたり、同じく大学生のバイト仲間と楽しんだり、自分の境遇と主人公ジェイムスが重なって見えた。

ジェイムスもshitty jobと呼んでいたぐらい仕事にウンザリしていた。これバイトあるあるだなって笑いながら観た - そもそも自分がやりたくないことというのもあるけど客商売って本当に嫌なことがある。皆が皆普通に接してくれればいいけど上から目線で怒鳴ってくる客もいる。店内のBGMもずっと聞き続けていれば嫌になる。客商売はどの国でも大変だな。

ジェイムスの恋愛模様も良かったけど個人的にはロマンスよりも日ごろのバイトの様子をもっと書いてほしかった。これはドラマにしてもっといろいろ書いてほしい(2でないかな)

The Wicker Man ウィッカーマン

これは元々ネットで観たけど映画館でも見に行った

他の映画でもそうなんだけどこの主人公は普段はどんな感じなのかなとか気になってしまう。
ドラマ化して欲しいな。


Office Space リストラ・マン

これは最近観た映画。90年代のソフトウェア企業に勤める会社員が主人公。
自分もIT企業務めであるだけに共感できるポイントがいくつもあった。

アメリカの通勤も大変

アメリカには日本みたいな満員電車なんてないだろうと思っていたけど車社会だから朝は交通渋滞がひどい。実際渋滞がひどいから朝早く起きないといけないらしく、正直日本の満員電車も居心地は悪いけど時間通りに動く分まだマシじゃないかと思う。

上司がひどい

古今東西政治家と上司を嫌わないなんて話は聞いたことない。この上司は頻繁に細かいこと(資料に表紙がないなど)でネチネチと嫌味を言う、さらには土日の休日出勤もしろなどと言う(アメリカにもあるんだ….)。休日出勤を避けるために仕事終わりが近づくと早く職場から離れるために準備して失敗する主人公が笑えた(自分がその立場なら笑えないけど)。

こんな人いるっていう描写が上手い

主人公ピーターの近くの席にミルトンという分厚い眼鏡でモゴモゴ話す同僚がいてこいつがいつもブツブツ独り言を言ったり、ラジオをつけたり、話すのが得意でなく相手に怒鳴ってしまうなど典型的なコミュ障がいる。ちなみにこいつは最後に思わぬ活躍をする。

友達のマイケルはピーターと話すときは普通でもコンサルタントと会話してる時は物静かだった(こういう描写も上手い)

上司の話し方も日本と変わらないなと感じた。お願いするときに「~してくれ」じゃなくて「~してくれたらいいんだけど」とか回りくどく命令してくるとこがそっくりだ。どうでもいいことにこだわって注意するところも似ている。(そりゃアメリカ人上司が全員イーロンマスクみたいなタイプではないか)


最後はどうなる?

コンサルタントの前で失敗したミルトンは解雇されることになる。しかし、ここで「お前はクビだ」と宣言されるのではなく地下室に机を追いやって向こうから辞めるようにすることになった(アメリカはすぐに解雇するイメージがあったけどこの時は法律が違っていたのかな?)。

途中まではメンタルクリニックの催眠療法で人間が変わったピーターが同僚と結託して一泡吹かせようとしていた。少しずつ金を奪っていこうとしたが失敗しいっぺんに大金を口座に振り込んだ。
このままでは逮捕される。主人公たちは困った。結局小切手にして上司の机に置いた。

地下に異動したミルトンがとうとうキレて会社に火をつけた(小切手も持って行った)。結局ピーター達の計画はバレずに済んだ。

その後、同僚は別の会社に就職、ピーターは肉体労働に就いた(火事になった会社を片付けている。ピーターもうれしそうだ)。
ちなみにミルトンは小切手で旅行に行った(こいつも報われてよかった)



ナポレオン・ダイナマイト

これも大好き。主人公は天然パーマで口元が閉まりない見るからに冴えない高校生のナポレオンダイナマイト。彼自身も周りも癖の強い人ばかり。そんなゆるい青春映画。

ナポレオンはクラスの隅っこにいるような奴だけど親友のために頑張ったり、嫌なおじさんにも言うべきことは言う、ダンスに夢中になるなど自分の世界観を持っていて少しかっこよく見える。こういう奴と高校時代を過ごしたかった。





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