カバキ事件についてカバキの視点から調べてみた
1993年にローマでショッキングな事件が起きた。ローマに旅行に来ていた日本人の女子大生6人がローマでイラン人の男アリ・カバキに強姦された、これを所謂カバキ事件と呼ぶ。
この事件のことをよく知らない人に説明すると、女子大生達は短大の研修で旅行に来ていた。ローマ市内で堪能な日本語で男に声をかけられた。彼はアリ・カバキと言い日本に住んだことがあること、空手をやっていることなど、異国で馴染みのある言語で話しかけられたことで彼女たちはカバキの自宅アパートで昼食をとることになった。最初は和やかに食事をしたり、カバキが空手の型を見せていたが突如彼が変貌して日本刀(演舞用の模造のものだったらしい)をもって彼女たちを脅し性的暴行を加えた、というものだった。
今だったらYoutuberがわざわざローマまで行って凸しにいくような事件だが当時にそんなものはない。日本の雑誌がショッキングに女子大生側の言い分のみを伝えただけだった。しかし、カバキ側の言い分が見つからない。当時雑誌のインタビューやテレビ番組にも出たという情報があるけどその映像も記事見見当たらない。
調べてみたらカバキも当時本を出していた。Amazonで見つけたけど高い。もしかして当時売れなくて出版数も少なかったのか?中古本も高かった。
読める場所はないかダメ元で図書館の蔵書を検索したら見つけた。
カバキ側の言い分もこれで分かるとこの炎天下の中1時間近くかけて図書館に向かった。
これでただ自分は何もやってないという言い訳を並べただけの駄弁だったらどうしようかと思ったが良い意味で裏切られた。中々考えさせられる言い分だった。女子大生はカバキのほうから話しかけてきた、嫌々アパートに行ったと主張したが、カバキは自分の知り合いの人から車で迎えに来て欲しいと言われた、女子大生も乗り気で来たとのことだった。
ここで女子大生とカバキの事件当日の言い分をまとめる。
女子大生側の言い分
カバキ側の言い分
今となっては、どちらが正しいのか判断する術はない。当然だがカバキと女子大生の言い分は食い違っている。カバキの事件当日の説明の正しさを判定する方法はない。女子大生の言い分もカバキの言い分もどちらが正しいかは監視カメラの記録映像なりレイプ検査キットの結果など以外に方法はない。
だが、個人的には、下記のカバキの言い分には納得がいった。
上記の本は前半は事件当日について自分の行動の説明、後半はカバキはどういう人生を歩んでいたかというものだった。
本人のinstagramを見てもそれは嘘ではないようだ。本にも糸東流から受けた賞状の写真も掲載されていた。
カバキは長年長年コツコツと武道に精進してきたようだ。このような人間が6人の嫌がる女性を、自宅のアパートまで連れて行って、いきなり人が変わったかのように女性を襲うようになるのか疑問も残る。
話し口調も穏やかそうに見える。
また、カバキはギリシャやイタリアにも空手教室を開いていた。社交的な性格で日本、イタリア、ギリシャ、イランで数多くの人たちと交流してきたそうだが、類似の事件を起こした記録はない。
何度も言うようだが今となっては事件の真偽は分からない。しかし、女子大生側の言い分だけで判断するのは合理的でない。
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