普通の家庭ってなに？

独身時代、とっても憧れた普通の家庭。

私が思ってた普通の家庭って、
たぶんこういうことだと思います。

奥様は専業主婦で、夫にある程度の稼ぎがあって、子どもがいて、
特にトラブルも起きなくて
明るい系のトレンディードラマとか、
洗濯洗剤のCMみたいな、、
ただただ平穏に毎日が訪れるという家庭の事だと思います。

ずっと憧れてました。

夫が完治はないギャンブル依存症だとわかったとき、公園やテーマパークにいる子ども連れの楽しそうな夫婦を見た時、

あー、私はもうあの普通の家庭が手に入らないんだ。

あんなに欲しかった普通。
贅沢言いません。普通で良いんです。
普通で。

と、普通も手に入らなかったことにそれはそれは絶望的になりました。

だけど、あるとき気づいたんです。

普通の家庭って思ってるのは
私側の勝手な見方であって、
実際のところどうかわからないと。
みんな色々あるはず。

当たり前のことかもしれないけど、
人間生きてて何もない、
傷つかないし、悲しまないし、恨まない
そんな何もない平穏な人生を歩んでる人いるんでしょうか。
いや、どこ探してもいないでしょう、、と。

私、絶対に存在しないありえないユートピアってのを
人生かけて探していたんだぁー！(◎_◎;)
と、自分が滑稽に思えました。

あれはそう、目が覚めた瞬間でした。

そう思うと、普通ってなに？
みんなが思う普通ってなんなん？

そもそも普通って感覚って、
人それぞれちゃん⁈
ってなったんですよね。

その時から普通の家庭ってただの幻想。

普通じゃない今の私を受け入れられた気がします。

ありがたい経験でした。