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2023年総括〜TENRIN編〜

こんばんは

皆さんは『TENRIN』というアイドルグループをご存知でしょうか。

もし知らないのであれば今すぐサブスクかYouTubeで調べて曲を聞いてみてください、一般的なアイドルとは少し路線が違いますが、曲のクオリティメンバーのパフォーマンス、どれも高水準なので後悔は決してさせません。 そしてもし気になったのなら2/16に行われる天鬼桃歌ちゃんの卒業ライブ、もし今からでも予定を空けられるなら是非行ってあげてください。

知っている方は、TENRINと言えば何の曲を思い浮かべるでしょうか。
革命トリガーやCrossFire? それともANARCHYやAGE↑サマ? 黎明ハイドアウトや新世界へを思い浮かべた人、それはMOBIUSの曲です(過激派)、星屑センチメンタルや刻一刻を思い浮かべたオタクくんは今すぐブラウザバックして巣に帰れ。
ということで今回は2023年、厳密に言えば七瀬にこ、雅なぎ加入後のTENRINについての話です。

今思ったけど、これちゃちゃのポーズがデラシウム光流のポーズじゃん

※以下いつものごとく個人の感想です。 今回はややネガティブな話多いので閲覧は自己責任でお願いします。


1.2023年何が変わったか

まずもっともわかりやすいところとして、2023年4月10日に新メンバーとして七瀬にこ、雅なぎが加入しました。
そして新曲のANARCHYが同日お披露目されました。 この曲はTENRINとしては珍しく電子音多め、ダンスに重きを置いた曲であり、ヒロインズ界隈では有名ないどみん先生振り付け担当の曲でもあります(ちなみに、TENRINでいどみん曲はそれまでにも存在する、NICE VIEWとか)
何故突然ダンス曲になったかと言えば、新メンバーとしてにこが入ったから、というのがひとつ要因なのかな、と思っています。
にこは元々同ヒロインズのアイドルであるパラレルサイダーのメンバーで、ダンス重視だった同グループの出身らしく、その方面のスキルが高い子でした。 そしてそのにこを活かすためにダンス曲にした、と考えると文脈が通ります(歌い出しにこだし、間奏のダンスパートをにことキラとちゃちゃで担当している)

最近気付いたのですが、にこのツイッターのヘッダーて未だにパラサイの時のものなんですね。 まゆの生誕に合わせてちゃんと全員集まるし、絆を感じていいな と思います。


そして、そのANARCHYがじわじわと評価を伸ばしていったことで、ここからTENRINはこれまでとは違う方向へグループの舵を切っていくことになります。 これが2023年のTENRINの最も大きな変化でしょう。

具体的に、これまではバンドサウンド中心のハードロック路線だったのが、2023年のANARCHY以降の曲は電子音中心のダンスナンバーが増えました。 上述したような、革命トリガーやCrossFireをやるグループからANARCHYやAGE↑サマをやるグループに変わった訳です。
その最たるものとして、新曲? のPartyTimeなんかは振りが完全にパラパラになりました。 ある意味2023年の集大成として筋が通ってる気がしますが。

2.路線の変化について

上述した通り、2023年のTENRINは曲の雰囲気が一新されました。 そして、対バンの時のセトリが固定化され始めました。
ANARCHYはもちろん確定として、加えてアゲサマやF××K-Wit、最近だとPartyTimeも高頻度で入るようになり、本当の本当にグループの雰囲気まで一新されました。
これまで頭振ったりツーステ踏んだりして楽しんでいたグループが、突如振りコピ煽ったりパラパラするグループに変貌を遂げました。 そりゃまぁ混乱しますわ。

こういうので最初に出るのがANARCHYになった

ひとつ、勘違いして欲しくないのは駄曲が増えたから嫌いになったという訳ではないです。 曲自体はちゃんとしているし、メンバーの力量の高さでクオリティは高いです。
ですが、『それだけ』やることがとにかくモヤります。
iLiFE!が可変3連mixをおぼえる歌がウケて以降、歌詞にコールmixが入る曲が増えたのと似ていますが、あちらはKiSEKiとかドラマチックミライとかたまにそういう曲も入るので、ある意味TENRINはiLiFE!より更に極端なことをやっています。

自分はTENRINを好きになったきっかけが革命トリガー(もっと言えば元メンバーの紫苑おとちゃんのボーカル)だったので、今年(特に下半期)の変化にちょっとついていけてないです。
前体制ラストの曲であるCrossFire(刻一刻はなかったものとする)が、SEのモチーフが入った上でそれまでのTENRINの集大成と呼べるような曲であったから、そこから路線を変えるのは一応文脈として合ってはいるのですが。

自分の中でのTENRINと言えばやっぱりレンジャー衣装と革命トリガーのツーステ
ちなみにこれ映っちゃいけない人が映ってるけど、ポジション的にどうやっても隠せないので見なかったことにして欲しい


3.どうしたらいいのか

そんなに俺のやり方が気に入らないならお前船降りろ。

と、一言で片付けるのは簡単ですが、それだと余りにも短絡的で面白くないので、ちゃんと深堀りして良いとこ探しをして、今のTENRINを理解してみます。 わからないものをわからないまま拒否するのは一番愚かしい行為だと思っているので。

まず、上述した通りなのですが、曲を個々で見ていくと良い曲多いんですよね。
ANARCHYは最初に見た時から自分は『楽しい』と評価を下していて、実際今までのハードロック路線からの変化球としていい刺激になりましたし、PartyTimeは完全にパラパラに振り切ってて面白いし、アゲサマはバンドVer聞いたら評価かなり変わりましたし、何より輪廻、輪廻を語りたい。

サビが壮大でかっこいい

輪廻はこれまで何気に(多分) TENRINに存在しなかったスローテンポかつ壮大な曲で、おとちゃん卒業以降TENRINのメインボーカルとして、ひたすら歌を磨き続けてきた桃歌の集大成と言える渾身のラスサビが最大の魅力です。
2022年までの桃歌はOUTSIDERのような声量で押し切るような歌唱は得意で本人もがなり担当を自称していましたが、逆に純粋な『歌の上手さ』は紫苑おとちゃんにかなり水を空けられていた印象でした(おとちゃんが突き抜けて歌が上手すぎる、何度も言ってるけど革命トリガーの1Bとか、黎明ハイドアウト1Bの同じパートの中でまるで歌う人が変わったかのように思えるほどの緩急をつけた歌唱があまりにも天才的過ぎる)
しかし、おとちゃん卒業後5人体制でおとちゃんのパートを引き継いで行く中で桃歌は着実に力をつけていきました。
元々もっていた強さと、おとちゃんが得意としていた繊細さ、両方を備えた今の桃歌だからこそ出来る歌唱だと、そう思っています。

卒業までにあと何回聞けるかな

上で散々桃歌の話しましたが、また次も桃歌の話です。 推しメンなので。
2023年の路線変更で良かったことと言えば、桃歌ダンス上手くなりました。
自分の思っていた桃歌ってダンス得意なイメージなくて、ANARCHYでは最初はダンス集中し過ぎたのか歌唱で小ミスしたり、ダンス結構間違えてたりする印象ありましたが、最近見てるとダンス曲まみれのセトリでもしっかり踊れてるし、歌にも悪影響出ていないですね。 推しメンがこんな形で成長するのは意外でしたが、こういう成長を見られるのはダンスに極振りした2023年の楽曲だからなのかな、と思いました。


4.終わりに

ここまでネガティブな話をいくつか書きましたが、自分の中では今の路線を完全に辞めて欲しいという気持ちはないです。
これまで不遇と言える時代を長く過ごしたTENRINにとって、ANARCHYがヒットしたことで新しく見てくれる人が増えているならば、そのチャンスを絶対に掴んで欲しいと思っています。
それに、ちゃちゃのワンマンにかける思いのツイートを見たら『安易に売れる方になびくのが嫌、昔の路線を貫いて欲しかった』などとは口が裂けても言えないです。


自分もこの文章を書いたことで、今のTENRINに対して感じていた忌避感を整理できたので、2024年はまたTENRINに向き合ってみようかな、と思いました。

終わりです。


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