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2023年良かったアイドルソング個人的振り返り

こんばんは

2023年も終わるので振り返りまとめ記事を何個か書いているのですが、今回は楽曲編です。

ほんとのほんとに好きな曲を全部書こうとすると20,30とか余裕で超えるし、僕のリソースの限界もあるのでこの記事の基本スタンスは『書けるだけ書く』です。

※絶対に誰も気にしてないレギュレーション
・対象は『今年初披露された曲』かつ『音源を聞く手段が存在する曲』
・1グループにつき1曲とする
・上記のレギュレーションを破ってまで挙げたい曲は『特別賞』としてカウント

大賞

真夏のユーレイ!!/Merry BAD TUNE.

純粋な曲の良さ、思い入れの深さともにぶっちぎりトップな曲です。 去年も大賞としてバチュンの『僕らのBAD TUNE .』を挙げてて、2年連続バチュンはどうなの? という気持ちがなくはないですが、素直に選ぶとこれになっちゃいますね。


曲そのものは割と素直な曲だと思いますが、イントロのギターの『始まるぞ〜』感(語彙力ゴミ)とか、メンバーそれぞれの声の個性が上手く調和したユニゾンパート(サビ後半のパート、特にラスサビの全員のパートの噛み合わせがコーラスも相まって本当に綺麗)とか、細かいところにも粗がないどころか細かく聴き込むほど良い点が出てくるような曲でしたね。

そして何よりこの曲を印象強くしたのは、バチュンのメンバーが度々口にする『曲を育てる』という言葉でしょうか。 この曲、わかりやすいコーレスポイントとして、サビで『シャラララ〜』とか『うりゃおい』とかあって、mixとか知らなくても初見でも声出しやすいノリやすい曲だと思うんですが、後者の『うりゃおい』の煽りってお披露目当初は存在しないものだったんですよね。

最初、ワンマンライブで披露された時はオタク数人がポツポツやってるだけだったのですが、アンコール後2度目の披露の時にはもう三倉みくが煽りを始めていて、そこから定着していきました。 この辺は三倉みくの『ライブの盛り上げ方』に対しての嗅覚の鋭さに流石としか言いようがないですね。


三倉みく、口下手でSNS苦手なので本人の熱い気持ちを知れる機会が本当に少ないのですが、8/5のTIF直後のライブでの『曲前の語りは事前に言う事を決めてない、その時その瞬間に思ったことを言わないとそれは嘘になる』という発言や、上記コメントのようにライブでのアイドルとオタクの双方向性のコミュニケーションを本当に大事にしている子です。


また、余談なのですがこの曲は間違いなく2023年のバチュンの看板曲と言える曲なのですが、SPNV.などとは違って電子音が無くて全然某グループっぽさがないんですよね(某グループの名前出すと過剰な反応する人が居るので察して欲しい)
TIFに出るにあたり、某グループを引き合いに出してやいのやいの言う外野が結構いたのですが、この曲とか今のバチュンのライブとかオタクとかの空気感を見ると、某グループ引き合いに出すのおかしくね? と思っています。 全く別のグループじゃん。


最後に、この曲と言えばTIFですね。 6/7のワンマンからTIFまでの駆け抜けた夏を抜きに語るのは無理、ほんと〜〜〜〜〜に良かったです、TIF。
僕はこういうイベントごとに対してかなり無関心なタイプなのですが、ワンマンライブを経て、前哨戦、メインステージ争奪戦と続いていく中で、自分まで熱くなっていて、SNSで呼びかけたり、ライブで応援してる時に、メンバーと一緒に戦っているような不思議な『一体感』を感じていました。 普通に考えておかしな話なのですが、それだけの没入感を与え、のめり込むほどの熱が彼女たちにはありました。
8/4のメインステージ争奪戦、最後のzeppでのメンバー全員の魂を削るようなライブ、くめちゃんの強い思いが込められた言葉が突き刺さりました。

6/7のバチュンワンマンライブ、アンコール後ラストの真夏のユーレイ、最後のパートを歌った後一人ずつステージからはけて、モニターに『最高の夏を』と表示される、超クールな演出から夏の大型フェスを駆け巡り、最後にTIFでとびきりの結果を残して締めくくる、まさしくMerry BAD TUNE.過ごす最高の夏、その夏の象徴する曲がこの真夏のユーレイでした。

超カッコいい
(これヘッダーにしてるくらい好きな画像なんだけど、消された動画のキャプチャだったんだな……)


次点

Kaleid0scopE/MyDearDarlin'

これまで様々な苦境な難関がありつつもパフォーマンスの強さを武器に地下アイドル界を生き抜き、今ではトップクラスの地位についたマイディアの2023年一発目の曲です。
※余談ですが、2023年ってマイディア結成4年目にして初の『メンバーの数が変わらなかった年』なんですね。 その分メンバーのパフォーマンスが洗練され、その上で2023年の新曲たちのような一風変わった曲への挑戦が出来るようになった、というところでしょうか。


この曲、最初に聞いた時はゆりあの綺麗な声とモニターにアップで映された横顔の綺麗さに圧倒されていたのですが、ちゃんと聴き込むと印象が変わってきて。
まず思ったのが『篠崎麗抜きでこの曲出来るの!?』ということですかね、去年卒業した元メンバーの篠崎麗は高音パートが得意かつ、かなり色々なタイプの歌唱が出来る割とオールラウンダーな子でした(一生涯Bメロ、MDD落ちサビ両方こなせる振り幅が凄い) その麗抜きでこの難しい曲出来ているのがまず驚くべきことです。
マイディアの凄いところは、メンバーが常に成長し続けることにあると思っていて、昔圧倒的ボーカルエースの松本玲奈が卒業した時も、残りのメンバーが急成長して結果的に今の成長に繋がりましたが、今回もマイディアの成長をこの曲で感じられました。


とにかく魅力的なのはサビ最後のゆりあゆかのソロパートですね。 ロック系のイントロやBメロからの、綺麗で微細な裏声(たぶん)のギャップがこのパートをより際立たせています。
そして、最初に書いた通りなのですが、ゆりあの顔がとにかく良い!!!(曲の評価で顔が出てくるのおかしいな)
普段のゆりあの中身を知っているとギャップの激しさに風邪引いてしまうレベルの顔の良さがありますよね。 この曲を最初に見た時のゆりあのビジュが過去最高クラスに極まっていたのもあり、この曲の綺麗で儚い部分と攻めた強い部分、ゆりあのビジュの良さによりそれらが十全に発揮されていました。


他に、この曲について語りたいのは歌詞についてですね。
『もっともっと遠くへ』『あの星を掴みたい』『誰より高く飛びたい』最初にマイディアのことをトップクラスの地位、と書きましたが、この辺りの歌詞からは今の現状に満足しない、更なる高みへの挑戦の意思が感じられます。 事実、今年の11/9のワンマンでも、東條ゆりあから『安定してるって思われるのが嫌だ、現状に満足したくない、もっともっと売れたい』という言葉が語られていました。

今年のマイディアの曲は、君色ダイアリーとプラネタリウム以外は割と癖のある曲が多かったですが、これは彼女たちなりの『挑戦』だったのかな、と思います。
そして、『星』を目指すこの曲から、2023年のリード曲であるプラネタリウムに繋がるのは文脈を感じられて、とても良いですね……

Kaleid0scopEまとめると、6人体制で始まった2023年の新しいマイディアのテーマである挑戦と飛躍を体現するような曲だと思います。

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