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ヒロインズ感想文〜TENRIN編〜

感想文今回はTENRIN編です。
感想文シリーズあくまでも趣味なので、自分のペースでのんびり書いてるのですが、書き始めた6月から考えてもiLiFE!にあいすが加入してスタパがびっくりするほどバズってアイドルとしての階位がどんどん上がっていったり、のんふぃくとよるあみに新メンバーが加入して夜光性イントロデュースが変わったり、iLiFE!とよるあみに超大型ワンマン決定したりで、ヒロインズの中でもかなり色々な変化が起きていますね。
やっぱり現実の人間がやるだけあって、アイドルを推している限り、安寧なんて存在しなくて状況は刻々と変わっていくものなんですよね。 まぁこの辺Berryz工房が活動休止したあの時から自分はずっと心に留めていることですが。
そんな訳で、推しの卒業が控えているTENRINは何としてでもこのタイミングで自分の気持ちをまとめておきたいな、と思いましたので今回はTENRIN編です。

※例によって全部個人の感想です。 ラウドルに故郷の村を焼かれたような表現出てきますが、別に故郷の村は焼かれてないし村出身でもないし特定の団体を非難する意図もないです。

TENRIN
ここで死んでここで蘇れ

この衣装『コンビニの前にたむろしてそうな衣装』て発言が忘れられない

今この機会なので真面目にグループ名について調べてみたんですけど、ストレートに変換した転輪も天倫も原義からはあんまりしっくりこないので、グループ名は多分輪廻転生の捩りですかね。 事実てんりんで検索するとかなり上の方にヒットするので、ネーミングとしては間違ってなさそうです。
↑とか言ってたら『天生輪廻の略』って回答が公式から出てました。
ついでにimagnate公式にグループのコンセプトがちゃんと書いてあって(何故かわからないけどTENRINだけちゃんと書いてる、未だにゆらとかなたのプロフィール載ってるけど※)それによるとTENRINのコンセプトは

要約するとイケてる○ーツと同じ

らしいです。 『死んで蘇れ』ってヴィジュアル系特有の『俺と一緒に死んでくれ』程度の意味だと思ってたら思ったよりちゃんとしていました。

※これ書いた時は載ってたけど今見たら更新されてた
あと数日でメンバー変わる今このタイミングで更新するんか!? 9月だからか!?


1.グループのコンセプト
グループのコンセプトはシンプルなハードロック、ラウドル系統ですね。 僕が普通に聞けるので、その系統だとソフトな方 だと思います。 多分。
今のヒロインズの中だとiLiFE!とほぼ同期の比較的古参なグループで、iLiFE!と同じく? 初期はコンセプト迷走していた印象で、最初はやたら和ロックみたいな方向性目指してた感があり、その割には黎明ハイドアウトが代表曲でチグハグ感ありました(前身が明らかにファンタジー系? のMOBIUSなのに…… 和モチーフは鵺の方だったはずなんだが……)(というかそもそも輪廻転生って仏教寄りの考えじゃなかったけ? 仏教って言うほど和か?)
が、7人になってから軌道修正したのか王道ハードロック系になりましたね。
女性地下アイドルでハードロック系のジャンルになると漏れなくメンヘラ的な要素が付随してきがち(偏見)なのですが、そういう湿っぽい要素はほぼなく、それどころかめちゃめちゃ爽やかなSUNSETがワンマンの締めの定番曲になってて、ここがラウドル系統なのに聞きやすい理由でしょうか。
TENRINの歌詞の方向性は、ロックの原義? に近い『反体制』『現状の打破』がメインですね(『ロックの原義』とかいう最高に荒れそうな言葉出てきたけとスルーして)

公式のライブ写真がめちゃくちゃセンスある

歌詞の方向性 『攻撃的』であること以外にも特徴があると思ってて、観念的なんですよね、TENRINの歌詞。 黎明は一旦置いておくとして、新世界※、リザレクション、革命など、だいたい心象風景の歌詞化だったり難解な学術用語があったりで、オタク用語や現代用語を連発するiLiFE!やよるあみとは明らかに趣を異としていますね。
そしてそれ故に生まれる"エモさ"が特徴なのかなー と。
それと、アニソン(オタクくんソング)ぽい曲も多いですね。 小難しい歌詞! 間奏で唐突なラップパート! ラスサビ転調! 最後にタイトル回収! などなど、オタクくんがつい盛り上がってしまう要素が沢山詰まっているところ、この辺生粋のオタクくんである私の琴線にビンビンに触れてくれちゃいましたね。

※メビウスの時の曲だった

これは個人的な感想なんですけど、7月のヒロインズフェスでのInvisibleRaysの最後に全員で拳をあげるところ、会場みんなペンライト挙げた様子を後ろから見ていて、綺麗な景色だな〜と純粋に思っていました。 後ろから見てこれだけ綺麗なんだからステージから見下ろすメンバーからはどう映っているのか、一度でいいから見てみたい……
他にも会場のバックライトでメンバーが強く照らされてシルエットのように映る光の演出、アイドルだから顔見せなくてどうすんの? とは思いますが、ライブでのカッコよさを重視する"TENRINらしい"演出でしたね……


バックライトでシルエット化するのというのは違うけど、これほんと好きです


2.好きなところ
一番好きなところはヒロインズの中で最も神磯野涼の寵愛を受けているところですッッッッッッ!!!!!!!(完)

2割くらいは本気で言ってます。 磯野涼のオタクなので。
実際磯野涼曲率はヒロインズの中でおそらくトップで、封印除いて楽曲18ある(私調べ)内、8曲が磯野涼曲です(私調べ)多分こういう曲が本人にとって一番作りやすいんでしょう。 知らんけど。

↑と黎明ハイドアウト、CrossFire

磯野涼を一旦忘れると、やはりライブのパフォーマンス面の良さが目立ちますね。 歌方面の良さはもう今さら僕が語るところでもないので省略なのですが、ダンス方面が好きなんですよね個人的に。
ラウドル系統って振り付けとかフォーメーションとかを軽視しがち(偏見)だと思っているのですが、その辺TENRINしっかりしている印象です。 振りコピ真似しやすい藍乱舞幽、黎明だったり、綺麗な移動フォーメーションのある革命トリガーだったり。 特に革命トリガーの桃歌パートの『何でもかんでも言い聞かせるゆりかごから』のとこで、一列になったメンバーが割れて桃歌が前に出て、そこからおとパートに繋がる流れめちゃくちゃカッコよくて好きです。
後は、リザレクション1サビ終わりにおとと桃歌が向き合って歌うのめちゃくちゃカッコいいんですよね、圧倒的な歌唱力持った二人が向き合ってお互いを高めるように、また競い合うように歌う…… オタクくん的な妄想捗る凄い良いパートだと思います!!!!!

他には、メンバーがグループのカラーを理解しているところが好きで、iLiFE!のアイドルライフスターターパックをカバーした時に、基本可愛く歌いつつ、ポケモンパンのとこでこまちゃんがいつもの調子の『怒の感情』で歌い始めたのが本当に良かったんですよね。 カバー元への尊重と自分たちのカラーの主張 そのふたつを1曲の中でこなすところが良いなぁ と。

なのでその出来るならこまちゃんのポケモンパンのパートも公開して欲しかったな(小声)

↑見どころはあやんちゃんの超絶可愛い『好きが止まらない』とめちゃくちゃキレの良いキラちゃん

他、iLiFE!との楽曲交換の話だと、今年5月にやった君センの間奏でちゃきらがフュージョンしてたことが今でも目に焼き付いて消えない…… あの時そんなにTENRIN詳しくなかったのにあの瞬間だけ忘れられない……
iLiFE!は一点局所特化型のグループ過ぎて、TENRINの楽曲を上手く扱えていなかった印象(えな以外、えなだけは今すぐTENRIN兼任してもやっていけそうなムーブしてた)だったので、その点曲を上手く扱えた上で自分らしさまで出すTENRINの巧さが際立ちますね。

というより、TENRINはメンバーが全体的に成熟している印象です。
それぞれが自分の出来ることをよく理解していて、上手く個性を長所としてライブに落とし込めている印象です。

見た目と行動が誰よりもパンクしていて、新曲でもキメのシャウト部分で締めるちゃちゃ
カッコよさを推すTENRINの中で"可愛さ"を混ぜることが上手いあやんちゃん
びっくりするくらいの細さからキレの良いダンスを見せるキラちゃん
聞いてて気持ちいいくらいの強いボーカルかつ、誰より楽しそうにライブする桃歌
際立つビジュアルとコロコロ変わる表情と有機的な動きで目を惹くるかちゃん
回を重ねる度どんどん声が低く重く強くなっていくこまちゃん
みんなみんな、良いところがあって一人一人がとても魅力的なグループです。

素材不足

ということで超自然な話の流れで推しの紫苑おとちゃんの話に行きます。
おとちゃん 最大の魅力はやっぱり歌ですよね、本当に上手い。 TENRINみんな上手いという前提の上で、2段くらい上の上手さを感じます。
ポイントは安定感ですね。 人間なんだからその日によって上ブレ下ブレは起きて当然だし、TENRINのスタイルだとよりそれが顕著だと思うのですが、おとちゃんは安定感が凄い。 いつ聞いても抜群の上手さある、そのせいで『今日は○○が上手かったね て褒められなくてチェキの時言うことない』って意味不明な苦情を言ったことがある程です(?)
更に、TENRINによくある、キメの場面で他6人が屈んで歌っている子を立てるフォーメーション(伝われ)のお陰でとにかくステージ上での存在感が凄いです。 おとちゃんが歌った瞬間空気が変わります。

特に好きなのはOUTSIDERですね。 おとちゃんの印象が強すぎて9/8以降この曲をフラットに見られなくなるかもしれない…… という懸念があるくらい主張が強すぎます。 最高ですね。


音質微妙だから、雰囲気だけ感じて になってしまうのが悲しい。

他には黎明ハイドアウトのおとちゃんパートも好きです。 これは磯野涼神の歌詞が良すぎるところもあるのですが、その歌詞がより魅力的になるのはおとちゃんの歌声あってのものなので……
『知らなかったんだこの力は有効期限つき』から始まる、"黎明"ハイドアウトのタイトルの意味を理解する物悲しい雰囲気からの『続きを読みたいんだ』で一人取り残された主人公の子ども染みたワガママをめちゃくちゃ上手く歌い上げています。

リリックビデオシリーズ 独特な良さあったから好きなんだけど、やっぱり労力半端ないのかな

紫苑おとちゃん、これだけ上手いなら前のJewelRougeのように、メインボーカルをとにかく立てる一点特化型のグループにもプロデュース出来そうなのですが、そうはならないところで逆説的にTENRINの全体的なレベルの高さを示していますね。

まとめると、TENRINの良いところって歌、ダンス、ライブでの演出、全てを高いレベルで実現している『バランスの良さ』なんですよね。 そして地盤がしっかりしていて、自分たちの特徴を良く理解しているからこその"遊び"を入れる余裕を持っている。
攻撃的なコンセプトを掲げた尖ったグループに思えて、その実全てが優れた優等生グループ それがTENRINの実態である印象です。



3.おわりに
iLiFE!がおバズりなさっていて、かつてないほど新規を取り込めている今、iLiFE!に限らずヒロインズのグループ全体が頑張り時だと思います。 地下アイドルって文化に初めて触れる なんて新規に『iLiFE!と同じライブに出てたグループ』程度でいいので認知してもらえたらいいですし、出来るならグループ名だけでも覚えてもらえたら上出来です、そしてもっと欲張ってメンバーや曲まで覚えてもらったらとってもハッピーで、そしてそのまま好きになってもらえたら最高ですよね。

8/14のヒロインズフェス。 川崎ClubCittaの後方で見たInvisibleRaysのラストでメンバーに合わせてペンライトを挙げる景色は綺麗ではあったけど、挙げてない人ももちろん沢山居て、正直自分は『TENRINはこんなに素晴らしいグループなのに、知ってもらえてないんだ』て少しだけ悔しくもありました。

インターネットの最果てのこんなところで僕が何を言っても無駄だとは思いますが、それでもこれだけは最後に書きたいです。

\9/8 紫苑おと生誕&卒業ライブ、みんな来てね!/

https://t.livepocket.jp/e/oto_birthday

最後に上手く締まったところで、今回はここまでです。
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