ロックマンエグゼの思い出

ロックマンエグゼというゲームがあります。
PETという(今だとスマートフォンが近いでしょうか)情報端末が普及している近未来の世界が舞台のゲームです。

PETの中には「ネットナビ」と呼ばれる人工知能が入っています。
主人公・光熱斗がネットナビ・ロックマンと一緒に悪の組織を打ち倒す、というのがシリーズの一貫したシナリオになっています。

このゲームにはロックマンと会話が出来る機能があります。
話しかけると「次にどこに行けばいいか」などのヒントを教えてくれるのです。
当時幼かった僕は主にそれ頼りで、ストーリーに関わる大事な会話であっても全てスキップしてしまう癖がありました。

ある時、その事件は起こりました。
会話を全てスキップし、さて次の場所に行こうとロックマンと会話するボタンを押すと、ロックマンが居ないのです。
表示されるのは「PETをもっていない!」という文字のみ。
どうやら僕がスキップした会話の中で熱斗くんはPETを紛失したようなのです。
熱斗くんと同じようにロックマン頼りの僕でしたから、頭が真っ白になりました。
加えて、当時の我が家にはPCが無く、攻略サイトを見ることも出来ません。
ストーリーの進行は不可能となりました。
俗に言う、詰んだ、という状況です。
後日友人の家で攻略本を読み、事なきを得ましたが、この事件で僕は「人の話は最後まできちんと聞くべき」という教訓を得ました。

以上が僕のロックマンエグゼの思い出です。
ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?