うたう 声 #1

じぶんが歌いたいと思う曲を、いちばん きもちいい形で 歌う。

とても、とても、むずかしいお話。

昔は、声 そのものが個性で、じぶんが歌えば、それはもう勝手にじぶんのものになるものだと。

そんな甘ったるいことを、本気で思っていました。

違うかもって思ったのは、今までずっとバンドのなかで歌ってきたのを、アコースティックに転換したとき。

バンドの音のなかでやってきた声の出し方じゃ、まったく、歌っていてもしっくりこなかった。

きもちいいなっていう その感覚を、わたしはきっと、いっしょにやる音のなかから見つけていくタイプなんだと思います。

それは、楽器の音や声はもちろん、その場所をつくる景色の音ふくめ。

そのとき すい込む空気によって、じぶんの声は変わるような気がしたりして。

そういう背景、オケがしっかりしているからこそ、そこに、どういうじぶんの声を乗せたいのかがイメージできて、

それがイメージ通りに調和したら、じぶんが、じぶんじゃない世界と寄り添えてる気がして、そんなときにとってもしあわせを感じてた。

それを、じぶんが伴奏するウクレレだけに求めるには、荷が重すぎて。笑

もっときもちよく歌えるような演奏を、楽器ともっとひとつにならなきゃって思ってたけど、、

それは、ちがうのかもしれない。そうすると、ウクレレに寄り添いにいく声にしかならない かもしれない。

うたは、もっと自由にいたほうがいいんだとおもう。もっと、たのしく。

ウクレレの表現力がまだまだ追いつかないから、それなら、歌を もっともっと大事にうたおう。

そのために、弾き語りを始めたんだから。

うたうことを、たのしむ。

最近は、思わず そんな初心にもどってきたり。いろいろ行ったり来たりしてます。


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