Gotland

なつかしい色をみた ひたすらペダルをこいだ

果てのない旅が しあわせだった


くじらがいた曲がり角 下り坂 ようやくついた 夕暮れの海


走りつづけないと 倒れちゃう 自転車こぐような 人生だよ

だれか見ててね だれかほめてね

身のほどが 見えたころ  ゆめはもっと遠くなってる


なつかしい風が誘う まだ涙ぐむなんて

その先におおきな石しかなくても あなたがいた


海辺のカフェのコーヒー 裏庭のうさぎ    

だれかが積んだ まあるい石のタワー


あの日みたいに 走りつづける 自転車こぐような 人生だよ

なんにもなくて まえもうしろもわからない

ただずっと あなたの背中を 追ったの


あのころ示してくれた道が いまも 

きちんと繋がって わたしはここにいる

だれか見ててね だれかほめてね

身のほどが 見えたころ  ゆめはもっと遠くなってる


だれか見ててね ねえ わたしのゆめが

もし 叶っても  あなたは 会いにこないでね

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