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私のデッキビルディング

 初めまして、baraです。主に池袋でポケカをやっている社会人カードプレイヤーです。先日行われました横浜CLではDay2進出、最終150位という成績をとることができました。
 今回は自分の思考整理用にデッキビルディングについて書かせていただきます。メモのようなものなので誤字脱字、読みにくさはご愛嬌でお願いいたします。

デッキ作成の流れ

0. 環境を読む
1. 使いたいカード、組み合わせを決める
2. コンセプトを決める
3. 使用するエネルギーを決める
4. コンセプトに沿ったサポート・グッズを決める
5 1人回しを行い、カードの入れ替え・それぞれ必要な枚数を確定させる

 

 ここからは実際に私が横浜CLで使用したソード&シールド(通称ルカメタザシアンザマゼンタ)を例に取って各章説明しようと思います。
 以下が使用デッキリストになります。

0. 環境を読む

 私がおそらく1番大事にしている点です。コンセプトとして面白くてもTier1,2,3に対して勝てなければ如何せんポケカ自体面白くなくなってしまいます。
 
 それを踏まえて、今回の横浜CLでの私のTier予想が以下のようになります。

Tier1
三神ザシアン、ムゲンダイナ、コズガ
Tier2
セキタンザン、ドラパルト、ピカゼク

 もちろん全てのデッキに対して有利を取ることはできないのでTier1の3つの中でも2つに有利が取れるデッキを候補にしようと考えました。
 そこでTLを見ていたときにふと目に入ってきたのが以下のデッキになります。

このデッキであれば

・三神ザシアン
・ムゲンダイナ
・セキタンザン
・ドラパルト

これらのデッキに対して有利に戦いを運べるのではないかと思いました。

 またジラーチを採用したデッキがCL前は多かった(コズガ、ピカゼク、三神ザシアン)ため、それを読んでアブソルの採用が増えると思いました。その時、こちら側でジラーチを採用していると
①逃げるために手張り
②ポケモンいれかえを使用する
こちらのいずれかを要求されます。

 ルカメタザシアンに取っての手張りとポケモンいれかえは非常に重要なリソースであるため、これだけで試合が決まってしまう可能性があると考えました。

また、前の番にブレイブキャリバーを使ったザシアンを
・相手の場にアブソルがいる場合
 ポケモンいれかえ→ピッピ人形前→山に帰る→バトル場ザシアン
・相手の場にアブソルがいない場合
 逃げる→ピッピ人形前→手張り、メタルソーサー→山に帰る→バトル場ザシアン

 この動きによってリソースを切りすぎず、なおかつ要求値も下げて毎ターンブレイブキャリバーを打てることも、このリーリエのピッピ人形採用のルカメタザシアンを使おうと思ったきっかけです。

1. 使いたいカード、組み合わせをカードリストから探す 

 ジムバトルに出ていたりすると「何それ!?面白い!!」というデッキにあたることがたまにあります。その中のコンボであったりをデッキとして採用してみたり、カードリストを眺めていて、環境に刺さりそうなカードを探すことからデッキづくりを始めます。
 常にアンテナを高く持つためにもTwitter、note、ジムバトル参加での情報収集は大事だなと思います。

 ちなみに、いつもCL前に頭おかしくなる私は「ソード&シールドの環境で、ザシアンとザマゼンタ使って勝ったらかっこよくね???」が最後の決め手でこのデッキを選択しました。 

2. コンセプトを決める

 次にコンセプトを決めます。三神ザシアンを使うにしても後1特化型なのか、安定型なのか、はたまたタッグコール採用型なのか、ザシアン以外の相棒は入れるのかなど、たくさんの選択肢があります。その中でどれにするか選ぶ基準は 0.で述べた環境に合わせる ことです。
 環境に合わせるとはどういうことかというと、これは一例ですが

マッパがどうやら流行っている

マッパは後攻を取るらしい

先攻をとる三神ザシアンでは不利になってしまう

後攻をとり、なおかつ手札干渉多めな三神ザシアンなら勝てそう

 このようなイメージです。これは1つのデッキに対してメタるデッキ作りになっていますが結果的にミラーやその他の環境デッキにも有利が取れるようになったらそのデッキを組んでみる価値はあると判断します。

 今回参考にしたルカメタザシアンはリーリエのピッピ人形を採用したデッキになっています。また、ガラルマッギョが入っている点も面白いところです。
 このリストを見た私が思うコンセプトは

①リーリエのピッピ人形をバトル場に出して、ザシアンのふとうのつるぎを使うことで場のポケモンを育てる
②ルカメタとマッギョ、またエネのついた相手のポケモンを倒すことでエネルギーリソースを枯らす

この2点でした。
(配信で実際に戦うところを見てないので合ってるかはわかりません)

これを参考に新たなコンセプトに

③無人とマリィを使うことで相手の展開を遅らせる

を採用しました。

3. 使用するエネルギーを決める

 次に使用するエネルギーを決めます。

 コンセプトが決まると大体どのポケモンを採用するかも決まってきます。そういったときに色の種類・特殊エネの有無を考えていきます。2ターン目に立てたい進化ポケモンがいるから1ターン目にベンチに置きたい。そのためにキャプチャーエネルギーを採用するみたいな。

 エネルギーの枚数は最低限必要な枚数を模索してから決定します。そのため最初は少し多めに設定するのがいいと思います。そこから1人回しするときに1枚ずつ減らしてみる。そうしたら、ある時エネルギーが2ターン引き込めない、または必要色が揃わないなどが起こるときがあります。そんな時はエネの採用最低枚数より下回っていると判断します。こうして得られた最低限の必要エネ枚数からデッキの安定感のために必要な最適枚数を考えます。

 
 今回のルカメタザシアンはコンセプトの①としてふとうのつるぎを宣言する回数が多いです(1試合で5回ほど宣言することもありました)。もちろんエネルギーはついたほうが強いため基本鋼エネルギーの採用を11枚としています。
 スピードザシアンなどではもっと採用枚数は増えると思いますが、フライパンではなくコーティング鋼を採用していることと、リーリエのピッピ人形をバトル場に置いてふとうのつるぎを使うムーブで通常のザシアン採用型よりも宣言する回数が多いことでカバーできるため11枚です。

4. コンセプトに沿ったサポート・グッズを決める

 ドローソースとなるサポートは8枚以上あると安定するイメージです。それとは別に場に干渉するサポート(ex. ボスの指令、マオ&スイレン、エール団のしたっぱ)も必要なため、ドロソをサポートではなくポケモンの特性に頼る(ex. デデンネGX、クロバットV、ジラーチ)こともあります。
 妨害に寄せる必要があるなら毎ターンカードを引くことのできるチラチーノを採用にしてドロソのサポートを減らすなどコンセプトに沿って大まかなイメージでサポートを決めていけばいいと思います。
 
 めんどくさい時は博士4、マリィ4、ボス3からスタートでデッキは作ってます。

 
 ルカメタザシアンはほぼ海外のリストを真似して作っているためここでの説明は省きます。

余談

 もうAが落ちてから1年ほどになりますが、落ちる前のドロソと言えば
 ・シロナ
 ・リーリエ
この2枚でした。
それからDが入ってから
 ・博士の研究
 ・マリィ
の2枚にドロソが変わっていきました。
この違いは大きく、

手札をリシャッフルから、リソースを切って引く

このように変化したと思っています。
もちろんまだシロナは落ちていないですが、この変化によって山の作り方が変わった気がします。
具体的に言うと

・山のリソースを大事にして戦う
・山を掘っていくことでそのターンに必要なものを揃えて戦う

 このどちらを大事にするかで採用するサポートが変わるのかなと思っています。

 また、博士もマリィも山をシャッフルするカードではないのでマリィで大事なカードが山の下に行ってしまった場合回収することができなくなります。これを防ぐためにクイックボール以外に山を参照するカードはある程度の枚数入れないといけないなとクイックボールくらいしか山を触れないルカメタザシアンを使って思いました...

5 1人回しを行い、カードの入れ替え・それぞれ必要な枚数を確定させる

 1人回しを行う際は基本的に以下のように行います。

①2ターン目までの流れを先攻と後攻で5-10回ずつ行い、やりたいことができそうかを確かめる

②環境の中でも意識したデッキと戦わせる

③その中で気づいた不要なもの、欲しいものを入れ替える

 理想としてはこんな感じなのですが如何せん時間がかかるので①だけ1人でやってからジムバトルにとりあえず出て使用感を確かめることが多いです。

 その中で確定枠を作っていくのですが

スタジアム

エネルギー

サポート

ポケモン、グッズ

 この順番で確定枠は作っていくかなと思います。もちろん確定枠は最低限必要な枚数になるので、混沌のうねりを1に確定させてから2枚にするなど同じカードで減ることはなくとも増えることはあります。

終わりに

 ここまで読んでいただきありがとうございます。
自分は特にこれといった成績も残していなければ、プレイングも構築力も皆無のいちポケカプレイヤーです。ただ、競技性のあるポケカの試合は大好きなのでいつの日にか大舞台に上がれるよう日々練習あるのみです。今回は思考の言語化の練習としてこの記事を書かせていただきました。これを読んだあなたの一助になれば幸いです。あと、Twitter(bara)フォローしてくれると嬉しいです。

bara

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