![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69843768/rectangle_large_type_2_651fce662ca435ab7e0a9887a4ed00de.jpeg?width=1200)
絵画の妹
音楽は絵の妹と呼べるだろう。なぜならそれは聴覚に頼るからで、聴覚は第二番目の感覚だから。絵は何よりも優れていて、音楽より高く位置づけられている。というのも、絵は生まれるやいなや消えてしまうというようなことがないからだ。
記憶は音に宿る。
音は記憶を呼び醒ます。
記憶には感情が伴う。
感情には色がある。
色には明暗がある。
光と陰である。
光を操るものは、陰を制する。
陰を制するものは、自己を主管する。
自己を主管せしは、神と一体となる。
神とは、何か。
神とは、愛である。
愛は、有なり。
有は無より生ずる。
有は無へ帰す。
ユウは、語る。
無から有を生み出すこと、
これを創造と云う。
創造とは、すなわち人の業なり。
その業をいかに会得するか。
真美善を学ぶべし。
詩を読み、歌を唄い、絵を描く。
人に出会い、愛を学べ。
耐え忍べ、若人。
志幾度折れ、人に謗られ、世を恨み、泣き悲しむ。
人は君を知らず。
ただ天と地のみが君を知る。
詩に奮え、音を聞け、光を見よ。
託された意志を持って、次へと託せ。
いざ、行こう。
夢の果て。
***
ユウ改めて、名を珠李を称す。
君に天祐があらんことを。
天祐に授かるに値する生き様を。
鮑叔館 珠李
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?