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「Astar Web3 Domains」 概要と利用方法

前提

この記事では「Astar Network」上で展開されるドメインサービス「Astar Web3 Domainsの概要、および利用方法について解説します。

「Astar Web3 Domains」は4月21日にパブリックセールが開始されました。4月22日時点で既にドメイン数は2000を超えてきています。

ドメインサービスはUX(ユーザーエクスペリエンス)を劇的に高めることができるので、他のチェーンでもコアのプロジェクトとして展開されています。

より多くのユーザーを「Astar Network」に呼び込む上で「Astar Web3 Domains」の重要性は高いので、今のうちにプロジェクトの概要等を理解しておきましょう。

概要

「Astar Web3 Domains」はベトナムをベースとした3人のコアメンバーで運営されているプロジェクトです。

Astar版「ENS」といえばイメージしやすいかと思います。

まず最初に「Astar Web3 Domains」の特徴を説明していきましょう。

①送金が簡単になる

「Astar Web3 Domains」でドメインを取得すると、送金時に使用するアドレスが簡素化できます。
例えば、メタマスクのアドレスは「0x...」から始まる暗号のような文字列ですが「Astar Web3 Domains」でドメインを取得すると、アドレスとドメインが紐付けされることによって「bao1993.astr」のようなドメインを入力するだけで送金ができるようになります。
アドレスが簡素化されれば、送金時のアドレスの入力ミスが減少することが期待でき、新規ユーザーの参入障壁が和らぐことでUXの改善に繋がります。

②ドメインを所有できる

Web2.0ではドメインは借りるのが一般的でしたが、Web3.0ではドメインを所有できるようになります。
「Astar Web3 Domains」ではドメインをNFTで取得できます。
また一度取得すれば、その後の更新費はかからず、永久的に利用ができるようになっています。
さらに興味深いのは、ドメインを所有できるので、そのドメインをマーケットプレイスで売買することもできます。
ですので、今のうちに皆が欲しがるドメインを取得すれば、将来的に価値が上がるなんてことも期待できるのです。

③自分のポートフォリオサイトと紐付けされる

個人的にこの特徴が一番興味深いと考えています。
「Astar Web3 Domains」は今後「Profile Page」という機能を実装する予定とロードマップで示しています。
「Profile Page」では、自分の好きなコンテンツを載せることができます。
つまり、現在取り組んでいるプロジェクトであったり、自分のSNSを「Profile Page」に掲載することができる、いわばポートフォリオサイトができあがるのです。
ドメインと「Profile Page」は紐付いているので、ドメインの使い方次第では様々なことができる、非常に可能性を秘めたサービスとなっています。

次にロードマップをみていきましょう。

注目すべき点をいくつかピックアップしていきます。

まずは前述した「Profile Page」の実装です。
Q2での実装が予定されています。

次にQ3に予定されている「$AWD」のエアドロップです。
NFTホルダーへのエアドロップが予定されています。

エアドロップされた「$AWD」はQ4で上場する予定となっています。
また「$AWD」はステーキング、ファーミングができるようになり、DeFiとしての使い道も実装されるとのことです。

また、Q4では「Polkadot」のパラチェーンである「Moonbeam」「Celo」などにも対応していく予定です。
これが実現すれば「Astar Network」を超えて「Polkadot」上でも存在感が高まるので、プロジェクトの成長を加速させる重要なファクターとなるでしょう。

最後に「enmai」さんが開催していたAMAを共有します。
Twitterスペースで録音が聞けるので、ぜひ聞いてみてください。
より「Astar Web3 Domains」についての知識が深まると思います。

利用方法

ここからは「Astar Web3 Domains」でドメインを取得する方法を解説します。
びっくりするくらい簡単に取得ができますので、興味のある方はすぐにやりましょう。

まずAstar Web3 DomainsのHPに移ります。

次に「Launch App(Mainnet)」のボタンをクリックします。

このような画面が出るので、ウォレットを接続します。

ウォレットの接続が完了したら、ドメインの入力ができるようになります。
「Search domain」に取得したいドメイン名を入力しましょう。

「Mint Now」というボタンが出れば、入力したドメインを取得できます。
「Mint Now」をクリックし、メタマスクでトークンの支払い、署名を行いましょう。

既に取得されてしまっているドメインの場合は上記のような画面が表示されます。
どうしてもそのドメインが欲しいという方は、マーケットプレイスで購入するしか方法はないです。
tofuNFTで探してみましょう。

無事、ドメインが取得できた場合は下記の画面が表示されます。

また、気になる値段ですが、文字数によって値段が変わります。
自分の予算に応じて取得しましょう。

以上です!お疲れ様でした。

総括

この記事では「Astar Network」上で展開されるドメインサービス「Astar Web3 Domains」の概要、および利用方法について解説しました。

ドメインサービスの肝は「UXの改善」だと思います。

Web2.0でもUXが改善することによってユーザー数が急増しました。
Web3.0でも同じことが起こると思います。

今回は「Astar Network」のドメインサービス「Astar Web3 Domains」を解説しましたが、今後は全てのチェーンでドメインサービスの重要性が高まることが予想されます。

Web3.0黎明期のいま、この分野についての知識をつけることは必要なことなのかもしれません。

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