フィンランド映画祭アンコールで観た『水面を見つめて』(2013)と『サマー・フレンズ』(2014年) 2020.11.15
『水面を見つめて』(2013)
フィンランド北部ラップランド、1970年代が舞台です。もうすぐ小学生になる主人公ペテとその一家の、クリスマス前後から1年間の物語です。フィンランドの映画は、両親が離婚して、という設定が多いですが、ペテも母が再婚、警官の養父、妹の4人家族です。養父は酒を飲むと性格が変わり暴力をふるいだすという困った人で、ペテたちは祖父母のもとに避難し、最後は別居することになります。四季の暮らし、小学校の入学や、クリスマスなど、フィンランドの自然と生活習慣が見えて興味深いのですが、いささか退屈な映画でした。世界一まずいキャンディ、サルミアッキがでてきましたね。監督・脚本はピーター・フランゼン
『サマー・フレンズ』(2014年)
こちらはフィンランド最南端、ハンコというリゾート地が舞台。ウェイトレスをしながらバカンスと楽しもうとこの町にやってきた25歳の女子、イーリスとカロリ―ナ。派手で、それなりにキュートで遊び好き。ウェイトレス仲間で、実はお金もちの、まじめそうなエーヴァに頼み込み。しゃれた別荘に住むことに。ここでパーティをやったり、バーで大騒ぎと、はしゃぎまくるというコメディです。この年のフィンランド・アカデミー( Jussi Awards)では、作品賞など4部門にノミネートされています。監督はイナリ・ニエミ。これもいまひとつのれませんでしたね。
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