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2022年最後から2023年最初の年越しキャンプ in 西伊豆・オートキャンプ銀河(2022/12/30〜2023/1/2)

…おい、タイトルが去年と一緒だぞ。

 さあさあやってまいりました年末年始!
 30日はレコ大? 大晦日は紅白? いやいやいや、年末年始はキャンプでしょう!? 冬の夜空を見上げながら焚火にあたってお酒を飲む。こんな贅沢が他にあるのか? いーや無い!
 と言う事で、行ってきました年越しキャンプ。前回、チェックアウト時にちゃんと予約しましたが、念のため事前に電話して確認しました。もちろん問題なし。ついでに戸田の「かにや」にも元日のカニ鍋を予約です。

まずは店長に会いに行こう!

 西湘BPから箱根新道で箱根峠を越えて、スカイウォークを横目に三島に降りて、伊豆縦貫を月ケ瀬まで。以前に行ったキャンプベアードはここで右折して修善寺方面だけど、西伊豆は国道136号をまっすぐ進めば良いので道に迷わないのだ。
 少し進めば土肥に出る。土肥と言えば平成元年の朝ドラの舞台にもなったらしい。らしいと言うのは見てないからだ。でも「こんな田舎町」的なセリフがあったらしくて、見ても無いのにそれで妙に覚えていた。行けば温泉はあるし金山はあるしで、なかなか楽しいそうなところだけど、いつも通過しかしてないのでよくわからない。なのでこれ以上は触れない。
 土肥を越えれば西伊豆町に出る。そこにすごく恥ずかしい名前の観光スポットがあるんですよ。その名も「恋人岬」。こんな名前の場所は20代前半じゃ無いと行っちゃいけない。50代後半のアラカン夫婦がうっかり足を踏み入れようなものなら、即座に通報されて現行犯逮捕で弁護士も付けられる事もなく懲役30年は間違いないのだ。なのでこっそり忍んで目を盗んでここに来たのは、売店の店長に会うためなのだ。それと名物の「鹿まん」と「わさびまん」を食べるためなのだ。なんかアンパンマンに出てきそうな名前だけど、まあまあ美味しい中華まんであって、鹿に跨ってたり、語尾がワサワサ言うようなキャラではないのだ。

去年元日のラブにゃん店長

 結論を先に言おう。上の写真が2022年の元日。そのわずか15日後に、店長は虹の橋の向こうに旅立ってしまっていたのだ。なんとも寂しい話である。お店のスタッフさんにこの写真を見てもらって、少しだけ思い出話をして恋人岬を後にしました。

二代目店長。がんばってね

一年ぶりのオートキャンプ銀河

 堂ヶ島を越えて、ゆるキャン△の伊豆キャンプ編で買い物をしてた「スーパーマーケットAoyagi」のモデルになった「フードストアあおき西伊豆店」を通り過ぎたら川に沿って山側に入り、そこから林道をおよそ15分登れば、オートキャンプ銀河があります。ここも今回で3回目。すっかり馴染んでるなぁ。1年ぶりの挨拶をして、今回はなるべく五右衛門風呂に入らせてもらおう。なぜなら夏に遭った交通事故の影響が残り、腰が痛くて仕方がないから。と言う事でチェックインして去年と同じサイトに向かいます。

今回はツールーム
あっつあつの五右衛門風呂

 管理人さんは基本的に1人で運営してるので、無理のない範囲で予約を受け付けてるとか。それに合わせてサイトの間引きをしていて、予約した区間の周りは全部空いてます。なので車がはみ出しても全然OK。ただしこれは年末年始の特別ルールだと思う。基本は区画内に全部収めるべき。今回は広々と使わせて貰ってます。もちろん、確認と了承の上でね。

冬対策はバッチリ

 今回はリビングに囲炉裏テーブル、ストーブを入れて見ることに。そして朝まで火をつけっぱなしで行ってみよう。リビングが十分に暖かければ、ツールームのインナーテントも暖かいはず。ただし換気対策はしっかり。天気が良いからテントのスカートをチラッと捲って、さらにエア抜きも対策して。これが想像以上に暖かかった。朝まで寒さを感じることもなく、ぽっかぽかでぐっすり眠れました。

※何度でも言うけど、テント内は基本的に火気厳禁! 一酸化炭素は臭いもないサイレントキラーです。我が家では換気だけではなく、coチェッカーも当然使用しています。テント内暖房は十分な知識と対策と道具を使い、さらに自己責任で!

寒気対策には換気対策
せりと鶏肉のきりたんぽ鍋

 去年まではダッチオーブンやスキレットなどなどを頑張って持ってきてたけど、メスティンの方が使い勝手が良いので、それらは自宅用に。
 おしゃれよりも機能重視。だって腰が悪くなって、重いのは思いのほかつらい。

何もない大晦日

 テレビもラジオも無い大晦日。多くの人が紅白とか見てるだろう日に、天幕で過ごす贅沢。

ラム肉ブロックのロースト
フィットチーネを鍋用野菜と煮た
わさび餃子と小籠包
暖かいテント内


年越しそば大盛り
チカチカさせてみた

そして新年

 元旦の少し前、6時過ぎに起床。チェアとCBガスストーブを持って星見の丘と呼ばれる最上段へ。そこで初日の出を待ちます。

今年も良い年で

 温かい紅茶にミルク多め、ハチミツを入れて甘くして。それでのんびりと時間を潰します。この後は戸田に行って、元日恒例のカニ鍋です。カニ鍋は前もって予約が必要だけど、鮮度も内容も量も大満足で、おせち料理を用意するよりむしろ安い。

今年の刺身は贅沢
カニの身は殻を割って出してからもう一度つゆに浸すのが好き

 食事の後はこれまた恒例の戸田の諸口神社へ参拝。そしたら観光バスが来てる。これまで何度も参拝に来てるけど、観光客がいるなんて初めて。参拝客が行列になってる。宮司さんを捕まえて聞いたら、「俺も知りたいよ!」だって。そしたら参拝客が教えてくれた。横浜の旅行会社の企画で、絶景パワースポット巡りらしい。絶景は間違い無いけど、そうかここはパワースポットだったのか。それは知らなかった。

毎年は静かなのだ
絶景の富士
神々しい

温泉に行こう

 キャンプ場で教えてもらった松崎町の温泉、大沢温泉 依田之庄に。小さな町営温泉だけど、雰囲気が良さそう。
 浴室は男女定期的に入れ替えてるようで、今回の男湯は内湯が1つに露天風呂がありました。かみさんの話では女湯は内湯が2つだったとか。泉質はクリアな弱アルカリ泉。いわゆる源泉かけ流しだそうな。
 温度はちょっとぬるめ。特に露天風呂は外気で冷めちゃうから、冬より夏の方が人気らしい。
 浴槽は少し小さめで、他のお客さんと膝を突き合わせて入浴する感じ。

元日にやってたのはありがたい

 休憩室も2つあるけど、元は宿泊部屋だったらしくて小部屋サイズ。家族連れで埋まってて利用できず、残念。
 お風呂を上がって、キャンプ場に戻る途中で夕日が。思わず車を停めて写真を撮りました。初日の出と初夕日を拝めてありがたやありがたや。

さすが夕日の町、西伊豆
持ち帰ったカニ鍋のうどんで焼きうどん
チョリソーにチーズ
チーズせんべい
お屠蘇に地酒、小さいシェラカップ

撤収して飯食って帰ろう

 新年二日。今日はもう帰らなくちゃ。帰りたくねえよぉ。許されるなら毎月、10泊はキャンプしたい。はあああああ。
 朝から紅茶とマフィンで軽く燃料補給。このあと、帰り道で毎年恒例の美味しい定食を食べるから、出来るだけお腹は空けておきたい。
 うちは快適さを優先にしているために荷物が多くて、撤収はすごく大変。特に今回はほとんどの荷物を帰宅しても下ろさないので、きれいに積み込みしておきたい。なのでいつもより時間が掛かってしまい、結局はチェックアウト時刻ちょうどになってしまいました。
 最後に受付で次の年末年始の予約をして、さらにたっぷり雑談もして、今回のキャンプ場を後にしました。
 キャンプ場からおよそ40分で、いつものお店に到着です。ここの金目鯛煮魚定食と干物定食がとにかく美味い。マジおすすめ。

干物定食
金目鯛煮魚定食

 ここはカニの塩辛が超美味い。今回もそれを買うつもりだったけど、今年は無いんだって。残念と思ったけど、要するにロシアが関わってるって事なんだね。それなら仕方がない。
 名物社長の顔が見えない。ひょっとしてとうとう隠居か? って思って、お店の美人で美人な美人のお姉さんに、「オヤジさん元気?」と聞いてみたら、なんと11月28日に動脈乖離で突然に旅立たれたらしい。
 バイクや車が好きな楽しいオヤジさんで、毎年会うのを楽しみにしてたからとても驚いた。恋人岬のネコ店長だけじゃなく、ここの社長もか。寂しいなあ。楽しみが減ってしまったなあ。

 西伊豆は美味しいものもたくさん、きれいな景色もたくさんで、本当に好きな場所のひとつです。また年末…あれ? 確か2月には修善寺キャンプだったぞ?
 帰りは箱根越え。駅伝のために混んでましたね。
 ところで帰宅して即日に投稿した俺エライ。誰も褒めてくれないだろうから自分で自分を褒めちゃる。

データ
交通費
伊豆縦貫:片道200円区間×2=400円(往復800円)
キャンプ場:オートキャンプ銀河
オートサイト1泊:3,850円
施設利用料1泊:大人1人1,100円
ゴミ処分費:330円
五右衛門風呂:大人2人1,600円(今回は寒いので50分。通常は40分)
沼津市戸田「かにや 戸田本店」
期間限定高足ガニ鍋コース:1人前6,050円
温泉
大沢温泉 依田之庄:大人1人(町外価格)700円