2022年 6回目のキャンプ in 初めての千葉県いすみ市・NAT PARKキャンプ場 (2022/9/23〜25)
リハビリ兼ねて
7月4日の交通事故で、計画していた7月と8月のキャンプがすっかり消し飛んでしまいました。暑いし虫はいるしで、夏キャンプが必ずしも楽しいばかりではありませんが、それでもキャンプに行けないのは寂しいやら悲しいやら。特に連休が多い7月8月ですから、早くから予約もしていて、指折り数えて楽しみにしてたので、なおさらです。
「なんとかしてどうにかして取り戻したい!」
そう思うのは当然。そこに登録している予約サイトから、「あったらしいキャンプ場あるよ〜?」なんてメールが来ちゃった。どれどれって眺めてたら、もう辛抱たまらんってなって、予約ボタンをポチっちゃいました。
うん、これはリハビリ。これから通院も仕事も、マジのリハビリも頑張らにゃならん。だからこれは心のリハビリなのだ。
行ったことのない場所に行こう
どうせならそこそこアクセスが良くて、普段は行かない場所が良いよね、と言うことで千葉のいすみ市のキャンプ場『NAT PARK』に決めました。理由はまず、車が横付け出来ること。身体がまだまだ辛いのです。積み下ろしはかみさんに頼らないといけませんから、少しでも歩かない様にしたい。
次がサイトの広さ。2ルームテントの初出動ですから、設営にどの程度の場所を取るかがわからない。なので少しでも広い場所がいい。
そして周辺、なるべく近いところにコンビニ、ホムセン、日帰り温泉があること。そんな条件にマッチしたのでした。
ナビを信じちゃいけないよ
前日に、自宅からキャンプ場までのルートを確認。経路はおよそ125kmで所要時間は2時間半。まあ、そんなのは絵に描いた餅、イデア論の道、理想と現実。一応はプラス1時間と考えた上で、さらに途中の休憩も含めてもう1時間を誤差として予定しました。そのスケジュールで出発前にナビをチェック。あれ、やっぱり2時間半程だ。まあ早く着いたらそれはそれでよし。何処かで時間を潰そう、と思いながら出発。
東名で横浜に出て、川崎経由でアクアラインからの木更津って言う、ごく普通のルート。なのに到着はチェックイン10分前。結局は4時間半掛かっちゃった。
キャンプ場の紹介
アクセス
上に書いた通り、道が空いていれば木更津から1時間半で到着できるそうです。
場所は国道128号に面しており、入口さえ見落とさなければアクセスはスムーズです。ただしキャンプ場の看板は小さく、入口脇はキャンプ場の目隠しとなっているススキが生えているため、初めてでは迷うと思います。住所地番も新しく登録された場所らしく、ナビ、Yahooマップ、アップルマップ等では住所登録が出来ません。かろうじてGoogleマップが検索出来ますが、ススキの影響があって、それでも見落としますね。
キャンプ場近くにはコンビニ、スーパー、ホームセンターがあり、買い忘れや買い足しには不自由がありません。道路の向かいには食堂もあり、利便性は優れています。この食堂を目印にするといいかも?
ただし近隣に入浴施設がなく、一番近い日帰り温泉が勝浦の山中で車で30分、その他はホテルの温泉で土日祝日は大人1人、2000円以上であり、連泊する場合は覚悟が必要です。
環境
キャンプ場は国道と雑木林に挟まれた幅50m程の範囲で、細長い敷地内になってます。国道に面した一帯はススキなどで目隠しされています。雑木林は人の手が入っておらず、自然が剥き出しの印象です。
敷地と雑木林の境界は、最初は小川かと思ったけど、長い水溜りみたい。雨が降れば流れるけど。その向こうから伸びる木々の枝や、サイト内に点在する木の枝が程よい木陰となるけど、雨が降るとテントや車の上に枝葉や虫がくっつきます。また、藪となっている雑木林、境界にある水溜り、国道からの目隠しになっているススキなどの影響からか、蚊やクビキリギス、小型の蜘蛛などがとても多くいます。\コンニチワ/🐞
サイト地面は瓦の砕石らしき物が敷き詰められており、泥汚れの心配は少ないですが、水捌けが悪くて雨水が溜まりやすく、テントの底面はかなり濡れます。
面した国道は通行量が多めで、車の走行音は常に聞こえますので、静かなキャンプ場というわけではありません。
サービス
受け付けでは場内の案内や注意事項などの説明もあり、とても丁寧です。でもアーリーチェックインはシビアで、10分前でも請求されました。ちなみにチェックインは14時からと遅め。
比較的近くにコンビニはじめさまざまなお店があるため、場内販売は充実しているとはいえません。紹介サイトでクラフトビール販売とありますが、売ってません。
スタッフのみなさんは気遣いもあり、とても爽やかな印象です。
オプションで注文したBBQセットは新鮮かつ豪華で、中高年の我が家では大満足でした。でも若い人には足りないかな? 決して安くないし。
設備関係
設備については改善が必要だと思いました。
まず、シャワーは小屋付きサイトのみで、テントサイトにはありません。近隣に日帰り入浴施設が無いため、特に夏季節の利用は躊躇してしまうポイントです。しかも車で30分と言っても、御宿町を超えて勝浦市内に入って山の中って感じ。鴨川にもっと近い施設があるけど、先にも書いた通り1人2000円から。値段を取るか距離を取るかって事になるけど、それなら他のキャンプ場に行くかも。
次にトイレのドアの鍵は早急に直して頂きたいです。スライド鍵は構いませんが、持ち手が取れてしまっているので、使い勝手が悪い上に不安です。誰かにガバチョと開けられたらどうすんのよ。
最後に水場はお湯の出ない水道水のみですが、出来れば普通のシンクにして欲しいです。おしゃれな感じにしたかったのか、シンクがブリキのバケツ。蛇口はバケツの縁ギリギリの高さしかなく、洗い物もすすぎも出来ません。それが2つしか無いので、圧倒的に足りない上に使い難く、バケツの排水部は接着が剥がれて水が足元にバシャバシャ漏れてる。水も汲めない、洗い物も出来ない水場は不満しかありません。写真撮る気も失せちゃった。
その他
受付棟はおしゃれです。横にはキッチンカーもあり、コーヒーやオーガニックのジュースなどが販売されています。
サイト地面がレンガや瓦の様な砕石であるため、裸火での焚火が可能ですが、焚火跡がそのままになっています。テントなどが煤汚れしそうです。
1日4組に絞るだけあって、区画はとても広いです。今回、6人用のツールームを張りましたが、2/3の広さでも十分だったかも。区画を6組にしても狭くは無さそう。そのかわり少し安くしてはどうかとも思いました。
区画サイトは上限利用人数を定め、そこまでは定額の所が多くありますが、こちらは利用者1人につきの設定であるため、大人数の場合は高額化しやすい印象です。
まだまだこれから成長していくキャンプ場だと思います。おしゃれであるポイントと、実用的であるべきポイントが、キチンと出来上がれば、リピートしたくなるキャンプ場となれるかも。
データ
宿泊費:¥4,400×泊数×人数(平日料金設定あり)
薪:針葉樹(伐採木)1輪車(ネコ車)1杯¥500-
サイトは砕石で平坦。土硬めなのでスチールペグ推奨。
水洗トイレ。水場1ヶ所/蛇口2個。洗剤使用可。
焚火可。裸火OK。
チェックイン 14:00〜
チェックアウト 12:00
各種レンタルあり。