面白いんだよ全日本プロレスは

こんばんわ
大変ですね全日本プロレスが

思えば2023年は散々でした、2月19日に王者宮原健斗が三冠戦敗れて永田裕志にベルトを奪取されてからそれはもう酷い有様としか言い表せない状況の数々、三冠も世界ジュニアも世界タッグも全部獲られてアジアタッグはかろうじてヨシタツが持っているものの大仁田と組んで電流爆破だし野村直矢も芦野祥太郎も怪我して長期離脱
やっとベルト取り戻しても全部揃う前にまた奪われるし奪われた相手も「さ、最悪ぅ」みたいな感じでほんと最悪(土井ちゃんは最高)
挙げ句の果てには大晦日にエース宮原健斗が中嶋勝彦にやられて新日の創設者であるアントニオ猪木の1・2・3・ダーで年を越させられるという屈辱

いや、酷い
とんでもなく酷い
苦行と言っても良いかもしれない

そんな苦行の先にあったのは大森隆男、ヨシ・タツ、石川修司、ブラックめんそーれの退団でした。

なんだどうした?
2023.2.3八王子大会のフィナーレの全日新時代宣言ってなんだったの?ディストピア?

とまあこれで2割くらい吐き出せたんじゃないかな?ってくらいの暗黒武術会を1年間観てきた訳です。


ただ楽しくなかったか?というとめちゃくちゃ楽しかった。青柳優馬の台頭、本田竜輝、安齊勇馬、大森北斗、ライジングHAYATO、田村男児、斉藤ブラザーズ、井上凌の覚醒、そしていつも通りの青柳亮生
宮原健斗はこんな状況でもまるで太陽、負けても悲壮感なんてありやしない

武藤ファイナルやALL TOGETHER AGAINなんて日頃の暗黒ムードなんてどこへやらで大暴れ、他団体のファンからも「全日凄かった!」、「諏訪魔強すぎワロタ」、「潤滑油めっちゃ笑った」なんて声が続出して「ファンとして誇らしい!」ってウキウキしちゃうレベルでした。

外から愚痴を聞いてたら「全日ファン可哀想」とか「今は全日を観る時ではないかもしれない」なんて思われていたかも知れませんが不満があったのは一部のタイトルマッチの結果とか呼ぶ意図がわからない一部のゲスト参戦選手だけで「選手達のパフォーマンス、試合のクオリティはどこにも負けていないぞ!」と胸を張って言えるレベルであった事は間違いありません。

選手は間違いなく国内最高峰、国内最高峰なら世界最高峰といっても差し支えないんじゃないかと思います。

もちろん不満を言い出したらキリがないです。
ただ根底には「最高峰の選手達の魅力を何故ちゃんと世間にわかる様に見せられないのか!」という気持ちがあっての事なので「不満続出=全日本プロレスはつまらない」では無いんですよ。

退団した選手達だって言葉に表せないほど不満があったんだと思います。ただその不満の根っこの部分は「俺達選手はちゃんといいものを観せているぞ!会社は何故それが認められないんだ!」という彼らの誇りから来るものなんだと思うんです。

たしかに全日本プロレスは年末年始にかけて、いや、その前から多くの大切なものを失ったかも知れない。
正直めちゃくちゃショックだし取り返しのつかないレベルの大失態だと思う。

でもそれだけで「全日はもうダメだ」って言うのはまだ早いんじゃないかな?残ったメンバーを見てごらんなさいよ?
「誰が誰と戦っても絶対面白くなる!」そう言い切れるメンバーしか居なくない?

こんな状況にはなってしまったけどこれだけは言えます。

「面白いんだよ全日本プロレスは」

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