2024J1リーグ第7節 FC東京vs鹿島 〜この強さは本物か〜
こんにちは。タナカです。
国立を終えてから、仕事を休むほどではない体調不良に見舞われていましたが、やっと復活しました。遅ればせながらレビューを綴っていきたいと思います。なお、東京ダービーへ向かう30分前から書いてますので、手短になることをご容赦ください。
まずは両チームスタメンから。東京は契約上出場不可の荒木、怪我の中村が招集外となり、トップには仲川が入りました。徳元、寺山が新たにベンチ入り。鹿島は4-2-3-1で、名古が招集外、仲間をスタメンに起用しています。
鹿島を文字通り「完封」 機能した守備網
この試合、正直分析するうえでいうことはあんまりないのですが、唯一にして最大の勝因は、鹿島に決定機を作らせなかったことでしょう。東京はこの試合で今季初めてクリーンシートを記録していますが、鹿島を完封した要因としては、コンパクトな4-4ブロックの形成にあると思っています。
この試合、東京のブロックは非常にコンパクトでした。ラインをずるずる下げないため、ボランチ-WGで構成するラインとDFラインの間にスペースが生まれず、ここにボールが入っても鹿島は空間がなさ過ぎて何もできていませんでした。トップ下の樋口や、内側を取る仲間が空くシーンはそれなりに見られましたが、そもそもスペースがないので、たとえそこにボールが入ったとしても決定的な仕事をするのは難しいです。ましてや東京のWボランチは危機察知能力の高い高と小泉。瞬時に寄せて相手の攻撃の芽を摘み取ることができていました。
個の質で魅せた攻撃、不遇だった2人のアップセット
攻撃面では、前節に引き続いて福岡戦の流れを継続。ただ、4-2-3-1で前から過剰に追ってこない鹿島に対して、松木と仲川は降りてギャップを作ることがなかなかできません。
チームとして形をなかなか作れなかった東京ですが、54分、松木の正確なクロスから仲川が頭で合わせて先制。ディフェンスの視界から消えてフリーになることができる仲川の長所が詰まったゴールでした。
さらに最終盤には原川のミドル。前節久々に試合に出場して以降、自分にできる最善策を絶えず実行してきた原川。これまでのプレーのご褒美のようなゴールで、勝利を決定付けました。
今季初の連勝、松木不在でも勢いは続くか
国立でまさに至極のフットボールを展開した東京ですが、次節以降は荒木に加えて松木、野澤大も失うことになります。とりわけ今節の松木は、全ての局面においてスーパーなプレーを見せており、彼の不在をどう埋めるのかは今後の大きな課題です。
次節、絶対に負けられない東京ダービーにどのような布陣で望むか、注目しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!!
タナカ
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