ガチすぎるコミュ障
先日、こんな動画を上げたので、「ガチすぎるコミュ障」についてもう少し話したいと思う。
文章が考えられない
皆さんはこれを理解できるだろうか。とにかく文章が考えられないのだ。
目の前の友達に向かって、言いたいことがある。でも、伝えられない。
あ、えっと、私が、私の、違う…昨日、…えっと…
脳内で文章が出来上がらない。何から、どうやって、伝えればいいのかわからない。
そして時間が過ぎていく。相手が困った顔をしてこちらを見てくる。
焦って、ひたすらに言葉を考える。
えっと、伝えたいことは…えっと…
母国語のはずなのに文法がわからなくなる。単語が出てこなくなる。
そうこうしているうちに、別の考えが頭をよぎる。
そして瞬く間に色々な考えで頭がぐちゃぐちゃになる。
頭の中に言葉が飛び交っているのに、どれを掴んで、どれを発せればいいのかわからない。
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる
これがコミュ障なんだと思う。そして少し前までの私だ。
完璧主義かつ緊張しやすいのも原因かもしれない。人に適切に伝えたい、でも目は合わせられない。怖い。わあああ
ここまでの話を理解できない人(多分大多数)に、少しだけわかりやすくすると、大勢の前で発表をするときを考えてみてほしい。
大きなステージの上で、台本も持たず、プレゼンテーション。考えただけで緊張して、うまく舌が回らなくなるだろう。
もしくは、好きな人に告白をする瞬間。校舎裏に呼び出して、最初は世間話なんかして。考えただけで緊張して、声が上ずるだろう。
それだ。コミュ障にはその感覚が常にあるのだ。誰に対しても、どの場面でも、とにかくうまく話したいと思えば思うほど、舌が回らず、手のひらが汗でびっしょりになる。
✳︎
数年前から、「コミュ障」という言葉がメジャーになっている。
ネット上ではもちろん、身の回りにも、「私コミュ障だから〜」と言っている人を多く見かける。
今回この記事を書いた理由はこれをいうためだ。
お前らはコミュ障じゃねえええええええええええええええええええええええ
お前らっていうのは、そうやって軽はずみにコミュ障を名乗っている人たちのことを言っている。ガチのコミュ障を見ろ。おらおら。こちとら幼稚園の頃からやらせてもうてまっせえー
多分お前らはあれだ。人見知りってやつだ。人見知りとコミュ障は全然違う。
私なんてコミュ障のくせに人見知りではないという、世にも奇妙な人間である。初対面の人に話しかけるなんて朝飯前なのだ。
高校に入学して、初日で何人のクラスメイトに話しかけたことか。
ただ、吾輩はコミュ障であった。
「ややややややっほー、よよよよよよろしくー」
「友達になりましょう!」(第一声)
「た、く、あははは!」
こわい。こわすぎる。急に話しかけてきたと思ったら、日本語かどうか疑うレベルの謎文章を聞かされるのだ。小泉構文が可愛く見える。
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まあ、何でしょう。結果的には約4年間の猛特訓の末、私はある程度人と会話ができるようになりました。
なので、これを読んでいるコミュ障諸君よ。あきらめるな。とにかく、頑張って喋るんだ。そうすればいつか…話せるようになる。かもしれない。
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