3/6(金)

・横浜中華街の複数店舗に、人種差別に基づく内容の手紙が送りつけられたそうだ。国会ですら「武漢肺炎」などと差別・憎悪を助長する発言がなされている。これについて問題なのは、政府・メディアを問わず上記のようなレイシズムを批判する声明なり言論が出てこないことだろう。梁英聖さんが『日本型ヘイトスピーチとは何か―社会を破壊するレイシズムの登場』で指摘されているように、日本に反レイシズム規範がないことが如実に表れた形になったと私は感じた。

・今日はこれに関する家族との会話で感じたもやもやと、それと連動して思い出したもやもやを二点書こうと思う。

・中華街への手紙のニュースを見ていた時、父は「なにも中華街の人に送らなくても。中国に行ったことなかったり4世5世だったり、彼等は日本人みたいなものじゃないか。」と述べた。一見まっとうなことを言っているように思えるのかもしれないが、私には人種差別的発言に思えてならなかった。一番は「彼等は日本人みたいなもの」だから「人種差別的手紙を送るのがおかしい」という点だ。それでは、昨年の11月頃に来日した中国人に同じ内容の手紙を送るのは「妥当」なのだろうか。特定の人種・国籍・民族に対して差別・憎悪をぶつけることが問題ではないのか。疑問に思った。

・また、「中国に行ったことがない」「4世5世」であるから「日本人みたいなもの」というのにも違和感があった。これは大学の講義で聞いた話であるのが、むしろ彼等は「中国に住んでいない」からこそ「中国」をより強く意識している可能性はないのだろうか(ややいちゃもんかもしれないが)。最初の疑問と重なるが、「日本人的」であることに重点が置かれているのは認識の齟齬になる可能性が大いにあると思った。他国を「親日」「反日」で語りたがる風潮にも関連があるように思える。植民地主義的思想がやはり残っていることを改めて感じずにはいられない夕食時であった。

いずれにしても、日本人>中国人という差別意識が根底にあるが故の最初の発言であるように思えてならない。

・もう一つあったのだが、それはまた今度にしようと思う。勢いで書いたので見苦しいものになってしまった。理路整然と書けるように、インプットとアウトプットを継続してやっていこうと思う。

・日記的なことも書いておく。昼食にはハンバーグ&ステーキランチを。美味しかった。

・図書館で本を2冊借りた。本当は昨日借りるつもりだったのだが、コロナ対策で予約しないと本を借りられない仕組みになっていたので借りられなかった。読み終わったら日記に書こうと思う。


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