【超CSⅣ静岡準優勝】青緑チェイングラスパー解説
1.はじめに
超CSⅣ静岡で準優勝した青緑チェイングラスパーの記事になります。
本記事について質問等ございましたら、お手数ですがDMにてご連絡ください。
カード名称については略称を使用します。
グレート・グラスパー→グラスパー
連鎖類超連鎖目チェインレックス→チェイン
バイケンの海幻→バイケン
蒼狼の王妃イザナミテラス→イザナミ
流星のガイアッシュ・カイザー→ガイアッシュ
烈竜の鉄槌ヨルムンガルド→ヨルムンガルド
2.デッキリスト、戦績
3.青緑にした理由
グラスパーには主にシータ、アナカラー、青緑の3つの型があります。その中でも青緑を選択した理由について記載します。
・〜7月前半まで
6月後半〜7月前半までずっとアナカラーグラスパーを使い続けていて、ベスト4×2、ベスト8×4と安定した戦績を残せていたので当初はアナカラーグラスパーが使用候補でした。
(有料部分に当時のリストを載せていますので気になる方はぜひ！)
・7月前半〜超CS本番まで
キラスター、赤緑アポロ、ドロマー墓地退化の増加により自分のアナカラーグラスパーでは対処しきれないことが判明。特に赤緑アポロとドロマー墓地退化には調整段階で先手を取っても負けることがあったためカラーリングから見直すことにしました。
(アポロや墓地退化用のメタカードを採用することも考えましたが、デッキパワーが下がるため不採用としました。)
青緑であればバイケンの海幻+ガイアッシュを無理なく採用でき、JO退化、キラスター、ドロマー墓地退化のように呪文を封じつつ盾を詰めてくる相手に対して、クリーチャーで受けられることが大きな利点となります。
アポロに対してもバイケンのブロッカー付与で耐えることが可能です。
シータカラーについては、カツキングが入るためJO退化、キラスターに対して強く出れますが、グラスパーの中ではキルターンが遅く、ドロマー墓地退化への回答もない(採用できるが枠が厳しい)ため不採用としました。
まとめると以下です。
▫︎アナカラーはアポロとドロマー墓地退化が厳しい
▫︎JO退化、ドロマー墓地退化、キラスター、アポロに対して有効なバイケン+ガイアッシュを採用
▫︎シータはループまでの速度が1番遅く、ドロマー墓地退化への回答がない、カツキング自体はキラスター、JO退化に有効
上記からガイアッシュとバイケンを最大枚数無理なく採用でき、キルターンの早い青緑を選択しました。
4.採用カードについて
・バイケンの海幻
置くことさえできればJO退化、赤単、アポロ、ドロマー墓地退化、キラスターに対して解答を用意出来るスーパーカードです。
先行であれば2コスブーストから3ターン目に設置できるため、相手の攻撃に対してイザナミやガイアッシュで返すことが可能になります。
また、7マナ以上あればバイケン→イザナミ→キリコで相手ターンに盤面を作りつつグラスパー等で盤面を複数処理することができます。
あと手札にイザナミが引き込めない時のルーターとして使う時もあります。
・ドンドン水撒くナウ
受け札兼リソースカードです。
枠の都合と多色枚数を気にして1枚のみの採用としていましたが、本当は複数枚採用したいくらい強かったです。
アグロに対して有効なだけでなく、カツキングが入っている対面に対してクリーチャーを出さずにリソースを増やしにいけるところもよかったです。
・極楽轟破5.S.トラップ
超CS前日にストレージを見てピンときたので採用したカードです。
受け札兼ブラキオやガイアハザードに対しての解答札としての採用です。
水撒くナウと枚数を散らしているのはシャッフ、ラッキーナンバーの宣言避けと1枚見えるだけで枚数を誤認させるためでもあります。
ライフゲートとの違いはマナに送ったクリーチャーと同じコストのクリーチャーを出せることです。
相手の我我我やメラヴォルガルなどの8コストのクリーチャーをマナに送った場合にグラスパーやヨルムンガルドを出すことができます。正直ライフゲートでも大丈夫です。。。
・烈竜の鉄槌ヨルムンガルド
7マナの時でもマナにグラスパーとチェインとヨルムンガルドがあればイザナミ1枚からループに入ることが出来るためこちらを採用しました。
スクリプトとの違いはチェインから出せる緑の8コストであること、自分のクリーチャーを2体マナに送れることです。
また、スクリプト込みで4ターンループをする場合イザナミの効果で手札からグラスパー出す必要があるのに対して、ヨルムンガルドの場合はグラスパー、チェイン、ヨルムンガルドがマナゾーンにあればイザナミ1枚からループできるといった違いがあります。
※ヨルムンガルドを使用したループの場合はチェインが必須です。
・水上第九院シャコガイル
ループのフィニッシャーです。
グラスパーのフィニッシュには主にシャコガイル、ウミラビット、パクリオ+サイバー・N・ワールドがありますが、今回はシャコガイルを採用しました。
超CSのような大型大会でさまざまなデッキと当たることを考えた時に、パルテノンやマンハッタンの心絵のようなループ対策カードを入れたデッキにも当たる可能性を考慮し、ループしなくとも勝てるシャコガイルを選択しました。
超CSでもマンハッタンの心絵を貼られてループ出来ず、ブーストとシャコガイルでなんとか勝った試合がありました。
他のフィニッシュ方法もそれぞれ違った良さがあるため、シャコガイルが絶対ということはありません。
5.各対面のプレイング
主にプレイングが分かれる対面について記載します。
(5Cのような単純に自分の動きを通すだけの対面については特に記載しません。)
・ラッカキラスター
キーカード:バイケン、ガイアッシュ、イザナミ
序盤はブーストして7マナ以上ある状態を目指しつつ、ガイアッシュやバイケンで時間稼ぎをします。キラスターは1ターンで作れる打点が多くないため、7マナまでブーストする時間をもらえることが多いです。
また、キラスター側は間違いなくテスタロッサ、その子供可憐につきを立ててくるので、横に並んだメタクリはイザナミで処理しましょう。
テスタロッサ、その子供可憐につきのどちらか1体であれば乗り越えられますが、2体立てられるとループに入るのがかなり難しくなるため、バイケンでカウンターが狙えるように手札を整えていきたいです。
ガイアッシュはイザナギテラスから踏み倒された呪文にも反応するので忘れずにプレイしましょう。
・JO退化
キーカード: バイケン、ガイアッシュ
先行4ターンループかバイケンからのカウンターを狙います。
相手の動きが弱い場合は可能な限りマナを伸ばしてすぐループに入れるよう準備をします。
相手が3〜4ターンで走ってきそうな場合はバイケンの設置を優先します。
禁断のモモキングダムには本当に無力なため、バイケンは禁断のモモキングダムを出してきたタイミングに当てたいです。その際に出すクリーチャーは基本的にイザナミになります。
イザナミのcipを進化クリーチャーを出すモードにすることで1マナ増やしつつブロックできます。
gストライクやトリガーで相手が止まったら返しにガイアッシュを出しつつループに入りたいです。
・ドロマー墓地退化
キーカード: バイケン、ガイアッシュ
先行4ターン退化だけは割り切りです。
相手の退化する4ターン目に合わせてバイケンかガイアッシュを出したいです。
バイケンの起動タイミングは2パターンあります。
①ガイアッシュを持っている場合
バルカディアNEX攻撃時にバイケンを起動させ、ガイアッシュをバトルゾーンに出す。
バルカディアNEXからは高確率でVol-Val-8が出てくるため、このタイミングでガイアッシュを出すことでVol-Val-8に攻撃させないままターンを返してもらうことができます。
②ガイアッシュを持っていない場合
Vol-Val-8の攻撃時にバイケンを起動させ、イザナミをバトルゾーンに出す。イザナミの効果で1マナ増やしつつVol-Val-8のダイレクトアタックをブロックします。
バイケンで受け切った後は盾を割られているため、盾落ちの心配をせずにイザナミからループして勝てます。
・赤緑アポロ
キーカード: バイケン
先行3ターンは割り切りです。
後手3ターンに間に合うように2コスブーストからバイケンを死ぬ気で立てます。
バイケンからは出来ればイザナミを出してブーストしたいです。
1回受けた後は2枚目のバイケンを置くか、相手の踏み倒しに対してガイアッシュを出した後にチェイン→グラスパーを出してアポロを処理するなどして返しにそのまま負けない状況を作り、ループを目指します。
6.終わりに
今回の超CS振り返ると対面が事故ってくれたり、当たり運が良くて勝てたところは非常に大きいです。
ただ、ループデッキの強みとして環境外にも理不尽勝ち出来るというのは大きく、それが今回の超CSで出たのかなと思いました。
おそらく殿堂にも引っかからず、規制後でも使える息の長いデッキですので、ループデッキ握ってみたいなという方におすすめです！
また、応援してくださった方本当にありがとうございました！静岡では最後の最後に負けてしまったので次の宮城でリベンジできるよう頑張ります！
最後に有料部分におまけとして6月後半〜7月前半まで使っていたアナカラーグラスパーのリストを載せておきます！
もし記事がいいなと思っていただけた方はよろしくお願いします！
ここまで読んでいただきありがとうございました！！
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