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カードナイトCS3位、やわたCS準優勝 ラッカ天門の解説記事

1.はじめに

初めまして。ゆにこーんと申します。
主に埼玉県を中心に関東圏で活動しております。

この記事は2ブロックフォーマットで準優勝と3位入賞した火水光(通称ラッカ)天門のデッキリストとその解説になります。2週連続で入賞したのでポテンシャルはあると思います!

※カード名は基本的に簡略化してますので、もしわからないカードがあればご指摘ください。

2.このデッキ使用時の戦績

7/17 カードナイトCS:3位

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7/23 やわたCS:準優勝(リスト共有した友人が使用)、ベスト8

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3.デッキリスト

・7/17のカードナイトCSで使用したリスト

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・7/24のやわたCSで使用したリスト

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やわたCSでは7/17のリストから3枚ほど枚数を変えました。

≪紫天連結ネバーシデンド≫ 3→2

≪トライガード・チャージャー≫ 3→4

≪ミラクルストップ≫ 3→4

≪ケンザン・チャージャー≫ 1→0

≪時の法皇ミラダンテⅫ≫ 1→0

≪激情の福音≫ 0→1

5Cやゼーロワンショット等の呪文から動くデッキに対してミラクルストップの刺さりがいいため4枚目を追加しました。また、アグロやミッドレンジに対してノートリ貫通を防ぐためトライガードの4枚目を追加しました。激情の福音は次の項目で説明します。

4.採用/不採用の理由

・光の兄妹 るる&ルシファー

 なぜウェルキウスじゃないの?とよく聞かれますが、このデッキに限ってはるる&ルシファーの方が強いです。

 ▪️るる&ルシファーの強み

  ○光のクリーチャーであればブロッカーでなくてもバトルゾーンに出せる。

  ○エンジェルコマンドドラゴンを持っている。

  ○パワーが9000ある。(ボルシャックモモキングNEX、我我我ガイアールブランド、ステゴロカイザーと相打ちを取れる。)

  ○タップした時に相手のクリーチャー1体をタップできるため詰めの段階でグレイトフルベンのような大型ブロッカーを無視できる。

 ▪️ウェルキウスの強み

  ○バトルゾーンに出たときとバトルに勝ったときにブロッカーを1体出せるため出たとき以外にも横に広げることができる。

  ○ブロッカーであればなんでも出せるため、光以外だったり、コストが大きかったりしても出せる。

 ∞龍ゲンムエンペラーのような9コスト以上かつ光以外ブロッカーを踏み倒したい場合はウェルキウスの方が優先されると思いますが、ミラクルストップとミラダンテⅫとの兼ね合いからエンジェルコマンドドラゴンであるるる&ルシファーを採用しました。

・時の法皇ミラダンテⅫ

 ミラダンテⅫを出すときにはもうほぼゲームが決まっていることが多い&ブロッカーではないのでリソースが厳しい時に引くと弱いことから7/24のCSでは不採用としました。
ミラダンテSFについても同様の理由で採用してません。

・激情の福音

 7/17のリストから枚数調整をした際に、デッキの青マナが少ないことに気づき、青マナになるブロッカーで相性のいいカードということでこのカードを採用しました。バトルゾーンに出たときに3枚ドローできるため手札にミラクルストップがない時にも3枚ドローから探しに行くことができます。
実際やわたCS予選のラッカヴァリヴァリウスSF対面の時にも激情の福音からミラクルストップを引いてきて勝ちました。
また、Gストライクを持っているため9枚目の受け札として機能することがあります。

・無双と竜機の伝説

 ロマイオンから撃つ専用のカードです。これを採用することによって天門というデッキタイプからは考えられない速さでリーサルを組むことが可能になりました。また、5C対面ではザーディクリカのEXライフを剥がしつつ打点形成できるため勝ち確の状況を作りやすいです。多色ですが、赤マナになるため万が一マナに埋めてしまっても色を出せる点も🙆‍♂️

・魂と記憶の盾

 青マナ確保兼テスタロッサをはじめとしたメタクリやドルファディロム、ギャイア等を除去できる多色の呪文として採用しています。3コストで非常に小回りが効くこと、自分のクリーチャーにも撃てるためロマイオンの効果をアタックせずに使えること、バウンスではなく盾送りのため除去したクリーチャーの再利用が難しいことが利点として挙げられます。初手に引いた場合はマナに埋めてしまうこともありますが、中盤以降でも役割があるため安易にマナに埋めてしまわないようにしましょう。

・龍風混成ザーディクリカ (※不採用に関しては諸説あると思いますので、あくまで私の考えになります。妥協して不採用にしているわけではありません。)

 このリストではザーディクリカは不採用となっております。不採用の理由はブロッカーではないためです。あまりにも当たり前で何を言っているのかと思う方もいらっしゃると思いますが、ヘブンズゲートから出せないため、ドラゴンズサイン、ナウオアネバー、ササゲール持ちディスタスあたりを採用しない限り、天門というデッキでは7マナ払う以外出す手段がありません。(ナウオアネバーに関しては2ブロック構築なので採用不可) そのため、このカードを採用するにはそれらをセットで採用する必要があります。このデッキではメインの動きを3→4→6(3ターン目にドロー呪文→4ターン目にトライガード→5ターン目にヘブンズゲート)としているため、5マナのドラゴンズサイン→ザーディクリカやササゲール2から5マナでザーディクリカはメインの動きから外れる動きとなります。メインの動きではないギミックに対してかなりの枠を必要とするためこのリストでは思い切って不採用としました。(例.ドラゴンズサインとセットで採用する場合、ドラゴンズサイン×4、ザーディクリカ×4、ドラゴンズサインで出したい光のドラゴン数枚を入れる必要があり、3→4→6を目指す構築が難しくなります。) ドラゴンズサイン不採用の理由については以下に記載します。

・ドラゴンズ・サイン (※不採用に関しては諸説あると思いますのであくまで私の考えになります。)

 ロマイオンを出せないこと、ブロッカーを持つ7コスト以下の光のドラゴンが2ブロックでは少ないことから不採用としました。特にロマイオンを出せないのが痛いです。初めはザーディクリカとともに採用することを検討してましたが、ヘブンズゲートからロマイオン着地させることをメインに考えた時に、最速ヘブンズゲートと噛み合いの悪い動きを全て削ろうとしたら抜けていきました。また、2ブロックにはホーリーエンド/ナウオアネバーやエモーショナルハードコアのようなドラゴンズサインとヘブンズゲートの両方に対応していて、なおかつドラゴンズサインで踏み倒したいカードが少ないのも理由の1つになります。

5.このデッキの強み

・ドロー呪文を8枚採用しているためリソースが切れにくい。

・ 2ブロック環境でも使われ始めたアルカディアスモモキングがほぼ刺さらない。

・墓地やマナから展開しないためとこしえが効かない。

・ヘブンズゲート→るる&ルシファー+ロマイオン+α orネバーシデンド+ロマイオンでジャスキルが組める。

・ロマイオンから無双と竜機の伝説で意識外のリーサルを組むことができる。

・ロマイオンの墓地回収能力のおかげでロストソウルなどの大型ハンデスにもある程度強い。

・とにかく安い!カツキング1枚以下の値段で組める!←これが1番言いたかった!

6.各対面の相性とプレイング

・5Cコントロール 有利(ただし構築による)

 キーカード:ミラクルストップ、魂と記憶の盾、ロマイオン

 みなさんご存知の通り5Cはどの型でも呪文封じに弱いため、ミラクルストップが非常に刺さります。特にロストソウルが2ブロックに入ってきてからはハンデスの手段も呪文に頼りがちなため、ミラクルストップ連打の流れを狙いにいきます。しかし、5C側も7マナ溜まった段階でロストソウルを撃ってくるため、ロストソウルとヘブンズゲートのスピード勝負になることが多いです。基本的には3ターン目ドロー呪文(コアクアンor T・T・T)、4ターン目トライガードで盾回収、5ターン目にヘブンズゲートでエンジェルコマンドドラゴン持ちブロッカーを立ててミラクルストップをGゼロで撃つといった流れを作りたいです。5ターン目にロマイオンを着地できた場合はそのままミラクルストップ連打から無双と竜機の伝説でフィニッシュすることが可能です。もし手札が弱くて相手の方が先にロストソウルを撃ってくることが予想される場合は、必要以上にドローはせず、可能な限りチャージャーなどでマナを伸ばしましょう。この時、トライガードで盾にヘブンズゲートを埋めておくとエメラルーダを引いてきたときに埋めた盾からヘブンズゲートを暴発させて盤面を作ることができます。仮にロストソウルを撃たれてしまってもロマイオンさえ着地出来ればリソース回復と盤面のコントロールは容易なのでロマイオン着地を目指しましょう。実際にCSでロストソウルやダークマスターズを出された試合が数回ありましたが、いずれもロマイオン着地から捲っているので最後まで諦めずに戦いましょう。また、5Cにはギャイアやドルファディロムと言った天門というデッキへの天敵が採用されているため出された返しに魂と記憶の盾を撃てるようにキープしましょう。構築によって対面相性が変わることについてですが、5C側にギガンディダノスとドルファディロムの両方採用されている場合、厳しい展開になりやすいです。ドルファディロムで単色呪文を止めつつギガンディダノスでハンデスされるとロマイオンからの巻き返しも難しくなってくるため両方入っている場合はよりスピード勝負になってくると思います。5ターン目にヘブンズゲートから展開さえできればドルファディロム着地前にゲームを決めることもできるため可能な限り狙っていきたいです。

・シータモモキングRX (4CモモキングRX) 有利

 キーカード:魂と記憶の盾、トライガード、エメラルーダ

 このデッキにおいて1番有利の取れる対面です。アルカディアスモモキングは5Cやビートへの刺さりが良く、着地するだけでゲームを有利にできることが多いですが、このデッキはアルカディアスモモキングの影響をほぼ受けません。強いて言えば無双と竜機の伝説が撃てなくなるくらいです。基本的には3ターン目ドロー呪文、4ターン目トライガード、5ターン目ヘブンズゲートの動きを狙いにいきます。シータモモキングRXは必ずどこかで殴ってくるため、4ターン目のトライガードでは盾を回収して手札を補充しつつヘブンズゲートを盾に埋めるようにしましょう。イニシャッフチブが採用されていない限りはこちら側のヘブンズゲートをケア出来ないため盾に埋めるだけで数ターンもらえます。赤入りビートダウン全般に言えることですが、テスタロッサが採用されていることが多いため、テスタロッサに対しては魂と記憶の盾で除去しましょう。また、シータカラーの場合はイニシャッフチブが採用されている可能性があるため、相手から受けるのを待ち続けるのではなく、チャージャーでマナを伸ばしつつロマイオンを着地させて詰めに行くことが大事です。詰めの段階では、対面にクロックが採用されている可能性があるため盤面を全て処理してから殴るか無双と竜機の伝説でEXターンを確定させてから殴ると仕留めきれずに返されることもなくなります。

・ゼーロワンショット 不利

 キーカード:ミラクルストップ、魂と記憶の盾、エメラルーダ

 とにかく対面の闇王ゼーロとこちらのミラクルストップ連打のスピード勝負になります。後手を取るとゼーロ側に先に動かれることが多いため厳しい展開になりやすいです。先手と後手でプレイングが変わるため、3ターン目〜5ターン目の動きを先手と後手に分けて説明します。

 ▪️先手の場合

 ○3ターン目:ドロー呪文でリソース確保

 ○4ターン目:トライガードで盾を回収しつつヘブンズゲートを盾に埋めるorミラクルストップで対面の闇王ゼーロを止めるor魂と記憶の盾で盤面処理

 ○5ターン目:ミラクルストップで対面の闇王ゼーロを止めるor(4ターン目にトライガードを撃てた場合のみ)ヘブンズゲートでブロッカー展開からミラクルストップorエメラルーダを出してGゼロでミラクルストップ

 先手の場合は3ターン目にドローができるため、リソースに余裕を作りやすいです。闇王ゼーロは手札とバトルゾーンに闇のカードを3枚キープする必要があるので、4ターン目の魂と記憶の盾が有効札になることを覚えておきましょう。ミラクルストップを撃った後にロマイオンをバトルゾーンに出せるとミラクルストップを再利用できるため積極的に狙いに行きます。また、ミラクルストップで呪文を止めていても魂晶リゲル-2のササゲールからヴィルジャベリンやグレイトフルベンを出されることがあるので頭に入れておきましょう。

 ▪️後手の場合

 ○3ターン目:魂と記憶の盾で盤面処理(引いていなければドロー呪文)

 ○4ターン目:ミラクルストップで対面の闇王ゼーロを止めるorトライガードでヘブンズゲートを埋める。

 ○5ターン目:ミラクルストップで対面の闇王ゼーロを止めるorエメラルーダで盾のヘブンズゲートを暴発させてブロッカー展開しつつミラクルストップを撃つ。

 後手の場合は基本的に先手より動きが1ターン早くなると考えてください。つまり、3ドローする余裕がないためリソース管理がかなり厳しくなります。先に闇王ゼーロを撃たれてヴィルジャベリンを出された場合はほぼ負けの展開になります。

・赤単我我我ブランド 微不利

 キーカード:トライガード、魂と記憶の盾

 ヘブンズゲートと聞くと受けが厚くてアグロに強いイメージがありますが、盾のヘブンズゲート頼みのためアグロに対しては案外そうでもないです。トリガーの枚数が8枚なので基本的には1枚踏んでもらえる計算になりますが、完全回答はヘブンズゲートのみです。
プレイングにおいて難しいことは特にありませんが、トリガー勝負になります。ヘブンズゲートを踏ませられれば勝ちです。4ターン目が来ればトライガードからヘブンズゲートを埋められるため勝ちがほぼ決まります。野生のヘブンズゲート盾から出てくることを考えて可能な限りロマイオンはキープしましょう。先行を取れればS・S・Sから1ターンもらえるためトライガードが間に合います。逆に後手を取るとS・S・Sも有効トリガーとなり得ないため魂と記憶の盾で遅延する以外出来ることがないです。死ぬ気でじゃんけんに勝ちましょう。

・赤黒邪王門 有利

 キーカード:トライガード、ロマイオン

 赤単に比べてキルターンが1ターン遅いため全てのトリガーが有効札となります。この対面もヘブンズゲートを踏ませたら勝ちです。目指すところは赤単と同じく、トライガードからヘブンズゲートを埋めにいきましょう。また、この対面はプレイングにおいて注意点が1つ存在します。

 ▪️バサラの侵略ZEROについて

  自分のターン中にヘブンズゲートから盤面を展開する場合、バサラが侵略ZEROから出てくるため注意が必要です。必ずヘブンズゲートを撃つときは対面の手札の枚数と公開領域からバサラの飛んでくる最大枚数を確認しましょう。バサラの枚数によってはそこから捲られることがあります。また、ヘブンズゲートからロマイオンを出すことで、相手のバサラを利用して呪文を踏み倒すことができるので覚えておきましょう。バサラ革命0効果でロマイオン破壊→ロマイオンEXライフ置換→ロマイオン効果起動→無双と竜機の伝説で突然EXターンを取ることも可能です。

7.このデッキの小技

 ・ロマイオンとエメラルーダから大量展開

  ①ヘブンズゲートからロマイオン+エメラルーダ(るる&ルシファーを挟んでもOK)

  ②ロマイオンの出た時効果でヘブンズゲート+何かを回収

  ③エメラルーダの出た時効果でロマイオンのEXライフの盾を回収

  ④ロマイオンのEXライフシールドが離れた時の効果で手札からヘブンズゲートを唱える。

  この①〜④の流れで1ターンにブロッカーを4〜5体一気に並べることができます。さらに回収した盾によってはそこからミラクルストップで呪文を止めたり無双と竜機の伝説でEXターンを取ったりも出来るので手札に余裕があれば積極的に狙っていきたいです。

 ・トライガードチャージャーからロマイオンの効果起動(魂と記憶の盾をロマイオンに当ててEXライフの置換を利用することでも同じことが可能)

  書いてある通りの内容になってしまいますが、アタックせずにロマイオンの効果を能動的に使えます。これによってトライガード→ロマイオン効果起動→T・T・Tで3ドローor3体タップ→ロマイオンアタックトリガー起動ミラクルストップや無双と竜機の伝説などの動きも出来るようになります。T・T・Tを撃ちたいのに色がない時や、マナが足りない状態でS・S・Sを撃ちながら無双と竜機の伝説を撃ちたい時に使えます。

8.終わりに

安くて強いのでパーツが余ってたら組んで遊んでみてください。2ブロック構築になっておりますが、アドバンスやオリジナルのフォーマットでもそれなりに戦えると思います。
天門なのにかなりアグレッシブに動けるので興味を持った方は回してみてもらえると嬉しいです。金額設定しておりますが投げ銭方式ですので、もしよかったなと思っていただけた方はお願いします🙏🏻

質問等ございましたらDMでご連絡ください!

ここまで読んでいただきありがとうございました!!

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