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002.2022年7月|バリアフリー旅行&ユニバーサルツーリズム環境に関するニュースまとめ

【全国バリアフリー旅行情報センター】
2022年7月1日から31日までに配信されたユニバ―サルツーリズム推進(バリアフリー旅行環境促進)に関連する記事をまとめています。少しずつ世の中が良くなってきていることや、全国で共生社会の実現に向けて頑張っている人たちの様子をひとりでも多くの方と共有していきたい!

[7月22日 国土交通省]  
「駅の無人化に伴う安全・円滑な駅利用に関するガイドライン」 を策定しました! (障害当事者を含む全ての利用者が安全、円滑に駅を利用できるようにすることは極めて重要な課題であり、これまで、各鉄道事 業者において、必要な設備や体制の整備等に努めてきたところです。他方、少子高齢化の進展等による鉄道利用の減少、人手不足に対応するため、鉄道事業者は経営合理化努力を続けてきたところであり、無人駅が増加する傾向にあります。こうした中、障害当事者から無人駅を利用する際の安全、円滑な利用に係る問題点や要望等が寄せられたことなどを受け、令和2年のバリアフリー法の改正審議の議決時に、無人駅の利用にかかるガイドライン化を求める附帯決議がなされました。それを踏まえ、令和2年11月に障害当事者団体・鉄道事業者及び国土交通省の三者からなる意見交換会を設置し、所要の議論を経て、ガイドラインを策定しました)

国土交通省

>>>昔から、無人駅周辺に住んでいる(自身で電車乗降ができない)車いすユーザーは、サポートを受けられる離れた駅までの移動を余儀なくされてきました。また、駅によっては事前に申告をした場合に限り、無人駅でもサポートを受けられることもあるそうです。令和2年のバリアフリー法の改正審議の議決時に、無人駅の利用にかかる ガイドライン化を求める附帯決議がなされ、今回の策定に至りました。私が利用している都営・日暮里舎人ライナー(東京都・日暮里駅⇔見沼代親水公園駅)では、ほぼ無人駅ですが、駅とホーム(ホームドア)が車いすユーザーに配慮されていて、単独でも乗降できるようになっています。時間と費用はかかりますが、地方の無人駅でも同様の改善を図っていくのは中長期的にとても有効だと考えます。短期的な解決策としては、乗務員(車掌)さんによるサポートが有効だと考えます。(ただし事前申請が必要…)中には、駅近くの店舗や郵便局等へ切符販売業務を委託しているところに併せて委託し、車掌と協力しながらサポートを行なうのが、もっとも現実的かと思います。(定期的に研修を行なう)この問題は、当事者やその家族等にとって、切実な問題ですので、是非とも多くの方に関心を持っていただきたいです。

[7月21日 時事通信社]
「左利き用トランプあります」海外からも客◆身近な不便に応えた店主の思い【時事ドットコム取材班】  相模原市に、左利きの人向けの商品を数多く取り扱っている文具店がある。棚に並んだ商品はおよそ100種類。評判を聞いて海外から客が訪れることもあるというが、日本人の多くは右利きな上、そうそう買い替える品物とも思えない。左利き向けに力を入れる理由はどこにあるのだろうか。「自身は両利き」という店主に聞いた。(時事ドットコム編集部 谷山絹香)

時事通信社

>>>私自身も、もともと左利きだったこともあり、この記事はより関心をもって読みました。研修や講演会などで、ユニバーサルデザインの事例を紹介する際に、この左利きにも対応するトランプを上げることが多いです。この記事では店主がだいぶ苦戦しているようですが、右利きが幅を利かせた世の中で、左利き用グッズを販売していくのは至難の業だと思います。日本では、共用品という考え方があり、「左利き専用」ではなく「右利き用が、左利きでも使える」というモノづくりや商品販売によって、対象者の範囲を最大限に広げ、販売網を拡大している商品が増えてきました。旅行においても、障がい者専用のバリアフリー旅行だけでなく、一般のツアーで障がいがある方も自由に参加できる仕組みにすることで、旅行マーケットの拡大を目指せるのではないか。

[7月1日 メルクマールmerkmal]
「障害者をバスに乗せろ!」 乗車拒否貫くバス会社と対峙、バリアフリー化の礎を作った「川崎バス闘争」とは何か  (障害のある人でも公共交通機関を自由に利用できる――。そんな当たり前のことを提起したのが、脳性マヒ者による運動団体「青い芝の会」による社会運動「川崎バス闘争」だ)

メルクマール

>>>今、私たちが比較的自由に外出し、公共交通機関を利用できているのは、このような先人たちの努力の賜物だということを理解しなければならないのと同時に、今を生きる私たちが、後世の障がいがある方たちに何を残せるのかをちゃんと考えなければいけないと思います。障がい(障がい者)のことを十分に理解することはできないですが、寄り添うことはできるので、共に“よりよい社会”に向けて、相互理解を深めながら、頑張って活動をしていきたいですね!(^0^)V



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全国バリアフリー旅行情報センター/note
要介護のご高齢の方たちが、旅を通して、いつまでも自分らしく、より豊かな人生を過ごすために、noteを活用して全国のバリアフリー旅行情報を発信して、ユニバーサルツーリズムの推進活動に取り組んでいます。

■伴流高志|banryu takashi (プロフィール
1997年より、要介護高齢者及び障がいがある方と、そのご家族の旅行企画・販売(バリアフリー旅行)に携ってきました。介護福祉士の資格を取得し、世界72か国・国内47都道府県すべての地域のバリアフリー旅行(添乗員同行の募集型企画旅行商品)の旅行計画・手配・添乗業務を行ないました。今後は、個人向けのバリアフリー旅行の普及にも貢献したいと考え、本サイト(Note)を運営しています。

■全国バリアフリー旅行情報センター
2020年より、要介護高齢者や車いすユーザーが旅行に出掛ける際の「宿探しの手間」を少しでも省くことを目的に、バリアフリールーム・ユニバーサルルームの設備があるホテルを紹介するサイトを運営しています。(個人)

近畿日本ツーリスト株式会社/ユニバーサルツーリズム推進活動
2018年より、長年取り組んできた(物理的な課題を解決する)バリアフリー旅行*募集型企画旅行から、東京オリンピック・パラリンピックを契機に、超高齢社会や共生社会をキーワードにした様々な社会課題を、異業種や地方自治体と連携しながら解決していく社会課題を解決を目的としたバリアフリー旅行の企画提案を行なっています。また、2019年より、全国の中学・高校・専門学校・大学へ、生徒向けの「心のバリアフリープログラム」企画提案を行なっています。

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