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ASOBIJOSの珍道中

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文筆家で尺八見習いの万里一空と、日本舞踊を習っている妻・MARCOによる、ドタバタ自給型ハネムーンの紀行文です。素っ頓狂で向こう見ずなアホ二人がカナダワーホリへ。果たして、無事に…
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2024年2月の記事一覧

ASOBIJOSの珍道中⑭:夢の街、オールドタウンへ

 ”荷物もう入れた〜?”  ”入れたよ〜”  ”おにぎりはぁ?”  ”入れた〜!”  ”水は?”  ”入ってるよ〜!”  ”おぉ、あぶねえ、バッテリー忘れるところだったぁ。”  はじめはただ、尺八一管とお扇子一本の身軽さで路上に繰り出していた私たちでしたが、しばらくして、大きなアンプを購入し、アンプを使うためにはマイクとケーブルも必要になり、それを一日中使うためにはバッテリーも持つようになりまして、さらに、観客の目を引こうと、舞踊傘に、飾り用の造花の桜も手にして踊ってみたり

ASOBIJOSの珍道中⑬:夏、賑わい盛りのモントリオールで路上芸人をば。

 ”ぬわぁっ。”  ”ぬわぁっ!”  ”うるさっ。”  ”寝言で起こされたんこっちやで。”  ”うわぁ、夢の中でも踊っとったわぁ。”  ”休みないねえ、Swallows。”  ”よっしゃあ、今日も行くかぁ、路上〜ぅぅう〜!”と、あくびを一つ。短い腕と背中をめい一杯伸ばして、MARCOさんのお目覚めです。  レストランでの仕事が夜中まであるため、私たちの起床はだいたい昼前の10時ごろ。カンカン照りの太陽に汗びっしょりになりながら目を覚ますのでした。  日本で使っていたASOB