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テレビ・ラジオ番組のマネタイズ時代について

オードリーのオンラインライブに外れ無し

近年バラエティー番組の配信ライブやファンクラブなどマネタイズがどんどん勢いを増してきた。
『あちこちオードリー真夏のオンラインライブ~心のお札はがし祭~』はリアタイでの配信視聴者が6万人を超えたそうだ。ゴッドタンはマジ歌で10年くらい前からライブを行っている。ネタギリッシュや腐り芸人などもライブ(配信ライブ)をやっている

アメトーーク!がファンクラブを立ち上げたことも話題になっている。過去の放送をサブスク化したり、ファンクラブ会員限定のコンテンツもある。
三四郎ANN0もファンクラブを開始した。

面白いバラエティー番組が通常放送とは別口の稼ぎ方を見出している。これはテレビ局・番組・視聴者すべてにメリットがある。

配信チケットなどお金が入ればテレビ局は儲かって満足。収益が見込めれば番組は続くから番組にとってもプラス。視聴者は普段の放送よりも濃ゆい内容を楽しめるから最高。

誰も損をしていない構図になる。あちこちオードリーの配信ライブなどを見ていると出演者にとってはハードなライブになっているが、やりがいを感じておられるなら視聴者としても嬉しい。

ゴッドタンやあちこちオードリーといば佐久間プロデューサーである。マジ歌ライブなどでバラエティー番組のマネタイズを10年前から実行していると考えると、とんでもない人である。

面白い番組を守るため、視聴者に還元するために番組のライブという方法を生み出したのかなぁ。

テレビ・ラジオ好きが本当の意味で番組に貢献できる

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テレビやラジオなど基本的に無料で楽しめるコンテンツが好きな人が、ライブ・ファンクラブの出現により、好きな番組をより楽しめる・より貢献できる時代になってきた。

これはテレビ・ラジオ好きにとって革命であり、喜ばしいことである。

例えばスポーツクラブのファンやミュージシャンのファンは試合・ライブに参加することやグッズ購入で好きなチーム・グループに「貢献」することができる。

しかしテレビ番組やラジオ番組のファンの人は具体的に番組に貢献することが難しかった。毎週見たり聞いたりしてもその番組に直接貢献できないのが現実である。

テレビやラジオは今まで基本的に視聴率・聴取率で番組の継続を判断してきた。視聴率・聴取率が高い番組ほど優れた番組と判断される。しかしどちらも計測に参加していないと数値に貢献できないという壁がある。

どれだけ番組のファンで毎週視聴していても、同じ番組を何回も録画再生しようと、「実数」に参加できない。つまり番組に貢献できないのである。

これがジレンマというか、どれだけ熱烈な番組ファンがいても想いが届かないのである。まあテレビやラジオの仕組みとして仕方がないといばそれまでだが、、

先日「向井と裏方」にてニッポン放送の石井玄さんが出演された際に、アルピーANNの話をされていた。番組最終回に多くのファンがニッポン放送に押し寄せて、その光景を見たニッポン放送社員から「こんなに人気あったんだ」と言われたのが悔しかったそうだ。
つまり熱のあるファンがたくさんいるということを打ち切りになる前に社内にアピール出来なかったのである。

昨今TVer・ツイート数・ラジコの数値など多角的な評価が注目されている。しかし結局、番組のファンとしての熱量が高くても低くても、視聴している人として「1」カウントにしかならない。
まあしょうがないんだけど。。

そこで注目すべきがライブ・ファンクラブなどのマネタイズである。お金を払ってでもその番組を応援したい・楽しみたい人にとってベストなコンテンツである。
もっと余裕のある人はグッズ購入でも貢献できる。

バラエティーマネタイズ時代

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このようにバラエティーのマネタイズはさまざまなメリットがあるが、当然ながら全ての番組でライブやファンクラブができるわけではない。
ただ面白い番組はどんどんライブなどやってほしいのが、視聴者・番組ファンとしての願望になりつつある。

ライブが出来そうな番組を勝手に予想してみると、しくじり先生お笑い研究部・バナナサンド・ロンハー・かまいガチ・NEWニューヨーク・テレビ千鳥などなど自由度の高い番組ほどライブやファンクラブとか出来そう。。
ほぼテレ朝じゃん

もしこれから色んな番組がマネタイズを採用していくならば、視聴率・聴取率競争とは別にマネタイズ競争も起きるかもしれない。
そうなったらやはりどれだけファンを獲得できるか、より楽しんでもらえる番組を作れるかが重要になるのだろうなぁ

そして視聴者・リスナー側もどの番組を推していくか、好きな番組を続けてもらうためにどれだけベットできるかの競争になっていくのかもしれないし、ならないのかもしれません。

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