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下剋上された三四郎ANNの面白さを改めて考えたら答えはなかった

三四郎のオールナイトニッポンが2021年4月から2部に降格となった。

三四郎ANNファンとしては「なんであんなに面白いのに降格なんだよ!!」という思いと「まあ1部の並びで明らかに浮いてるしなぁ、しょうがないかなぁ」という思いと「1部でも2部でも変わらんがな」という思いが交錯している。

三四郎ANNの面白さは言語化しにくい、というか何が面白いか分からないのが面白いという感覚。

降格してほしくない理由を明確に、論理的に説明できない。「ただ面白いんだよ」としか言えない。それが魅力でもあるけど、、

三四郎のオールナイトニッポンがなぜ面白いのか

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ここ数年で特に面白かった、爆笑した場面をまとめてみた。

・なかやまきんに君が猫になる
・なかやまきんに君が強盗になる
・鳥人間コンテストでレジェンド大木さんが「飛び降りろ!」と叫ぶ話
・はんにゃ金田さんとAD金子さんのガチ喧嘩
・架空のルービックキューブ組み立て対決
・城咲仁みたいなホストが意思でアルコールを消す話
・しずる池田さんの第二人格がヤンキーだった
・天気の子はアイスピックで頬を刺されて豚に襲われる話だと言い出す
・ラジオ本の編集長の奪い合い

文字に起こすとホントに意味が分からない。でも聞いてると面白い。まあ「ラジオってそうじゃん」って言われたらそれまでな訳だが、三四郎ANNは特に意味不明なんだ。

お笑いには理屈がある笑いと理屈のない笑いがあると思う。例えば大喜利には大抵理屈がある。お題の「こんな○○は嫌だ」という問いに対して「○○になっている」という答えがある。

A→Bへの転換があり、理屈の通った面白さになっている。漫才やコントでもボケが大喜利になっていて、それを何度かぶつける方式がある。NON STYLEの漫才がまさにそうで、まず何らかの状況を設定する、次に石田さんがその状況で大喜利のようにボケる。理屈の通った笑いである。

これに対して、全くA→Bの構図が成り立っていない、脈絡もないけどなぜか笑ってしまうボケもある。有田ジェネレーションに出ているアングラ芸人さんたちがまさにそれだ。意味や理屈が通ってないのになぜか笑ってしまう。

この2つはどちらが上とか下とかではなく、好みの問題だろう。
そして三四郎ANNの最大の魅力が理屈がない笑いである。

突然相田さんが子供になったり、小宮さんがおさるになったり、唐突に始まって悪ノリが続く。それが三四郎のオールナイトニッポンである。

明確に答えは出せないもどかしさこそが面白さなのだろう。4月からANN0になるが、多分面白さは変わらないだろう。意味が分かることもないだろう。

ただこのまま終わらないでほしい、例え2部のままだとしても末永く続いてほしい。

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