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ドラゴンズが浮上できずにいた理由

先日、「ドべゴンズ終戦」ともうすでにシーズンが終わったかのようなことを書いたから、もう今年のドラゴンズについては書かないでおこうと思っていたのだけれども、まだ未練があるのか、思いついたことが出てきたので書き足したい。

今年のドラゴンズを見ると、よく3連勝ぐらいして、ここから盛り返すぞと意気込んでいた中で、次の試合で負けるということが多かったように思う。浮上のきっかけが掴めなかったと言える。

そこまではずっと思っていたことなのだが、最近気づいたのは今年は大型連勝がなかったということが気になった。

調べてみると、調子がよかった4月の4連勝が最高で、その後はせいぜい3連勝しかなかった。しかも、その3連勝の後、ほとんどが、次のカード3連戦の初戦で負けている。

そして、前半戦のサヨナラ勝ちは5回、後半戦は8月19日の1回を最後にサヨナラ勝ちはない。というのも、優勝する年というのは接戦に強く、サヨナラ勝ちが多い記憶があり、前半戦の成績とサヨナラ勝ちの回数が上向きに比例しているように見える。一方、後半戦については、下向きに比例しているようである。

この大型連勝がなかった、サヨナラ勝ちが少なかったというのが、今年は浮上が掴めない要因があると思えてならない。

この原因は何かと考えてみると、まずよく言われそうで自分が前回述べたのように、打線、特に4番の不調であるように思ったのだが、実はそうではないのでないかと思った。

というのも、3連勝後のカード初戦でエース格である柳と大野が投げた試合が多数あった記憶があるのだが、柳と大野が勝ち切れていないというのが大きいのではないかと思った。柳はここまで、防御率3.71の8勝11敗、大野が防御率2.61の6勝8敗である。これではエース格と言われるほどの成績ではないのがわかる。これも打線の不調であると言われればそれまでであるが、最下位のチームであっても最多勝をとる投手もいるから、勝ち運がついてくるほどいいパフォーマンスではなかったと言わざるをえない。
今年はそのかわり高橋宏斗と小笠原が飛躍した年となったが、どちらもまだ勝ち星が貯金には至らず、ベテランの域に入った大野と柳が安定した成績を残さないと厳しい。

よく比較する打線が低調だった2011年については、吉見が安定した成績を見せたのでシーズン終盤に追い上げリーグ優勝を達成した。

やはり打線はみずもので、野球は投手力、守備力が重要で、実はビシエドの不調ではなく、大野と柳の不調が今年の低迷の原因ではなかったと捉えるに至ったのであった。

昨日、あまりのホームランの少なさに立浪監督はバンテリンドームのラッキーゾーンの希望を表明していたが、やみくもに打力に注力するのではなく、今まで通りバンテリンドームの特徴を活かした野球に徹するべく、投手力・守備力の強化を引き続きやってもらいたいと思った。この立浪監督の発言をみると、ある種、立浪監督の攻撃野球の方向性を垣間見えた。

生意気にも外側の意見を述べたが、攻撃重視は勝利よりもファンに目を向いていると感じる。勝利あってのファンというのをどうか忘れないでほしいというのは自分は保守的になっているのだろうか。

#中日 #ドラゴンズ#連勝#投手力

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