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【11月22日】マーケットレポート 『米逆イールド、40年ぶりの大きさ』

本日の市場

●株式市場&債券市場

【外国市場】
・木曜日の米祝日を前に、手控え感が強かった⬇
・中国での新型コロナウイルスの感染拡大を背景に米原油先物相場が下落、採算悪化への懸念から石油株やハイテク株の一角が売られた⬇
・一方で、ドラッグストアの「ウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス」や飲料の「コカ・コーラ」などのディフェンシブ株は買われ、相場を支えた⬆

(出所)Googleファイナンス、Bloomberg
ダウ ヒートマップ

【東京市場】
・前週末の米国株高などから、買い気がみられ、続伸商状で始まる⬆
・中国の新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から香港株が大きく値下がりし、日本株の重しとなった⬇
・今期純利益見通しを下方修正したSOMPOが大きく下げた⬇

(出所)Googleファイナンス

【アジア市場】
・中国での新型コロナウイルスの感染拡大が行動規制の長期化につながるとの懸念が強く、投資家心理が悪化⬇
・米金融引き締めに対する懸念が根強く、運用リスクを回避する動きが目立つ⬇

(出所)日経のアジア指数公式サイト、Googleファイナンス

●為替相場

・米金融引き締めのスピードが減速するとの思惑が背景にあるなか、日本は金融緩和や貿易赤字といった構造要因が変わらず、円売りドル買いが進行している

(出所)Googleファイナンス

本日のトピック

①米逆イールド、40年ぶりの大きさ

米国で景気後退のシグナルとされる逆イールドが40年ぶりの大きさとなった
・「米10年物国債−米2年物国債=0.69%」と40年ぶりの大きさ
・「米10年物国債−米3ヶ月物国債」もマイナスになった
・逆イールドが発生すると半年〜1 年半ほど後に景気が後退するとされる
・過去には、逆イールド発生後、ITバブルの崩壊、リーマンショック、新型コロナショックなどの出来事が起きた

②バフェット氏、5大商社株の保有率6%超へ

ウォーレン・バフェット氏率いる米バークシャー・ハザウェイが日本の国内5大商社株を買い増し、保有比率を6%を超えたことが分かった
【各銘柄の保有比率】
三菱商事 6.59%
三井物産 6.62%
伊藤忠商事 6.21%
丸紅 6.75%
住友商事 6.57%
・バークシャーの課題は北米に偏った組入銘柄の是正だ
・バフェット氏は4月、「ドイツやフランス、英国、日本など100億ドルや200億ドルの投資機会があれば明日にでもやる」と話していた

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