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【10月24~28日】週間マーケットレポート

過去

●外国市場

【24(月)】
・FRB利上げペース減速期待から上昇基調に⬆
・英財政運営安定化への期待により、欧州株上昇。米株にも好影響か⬆
・米PMI(購買者景気指数)速報値が市場予想を下回ったこと(4ヶ月連続で50を割り込んだ)で上げ幅をやや縮めた⬇

【25(火)】
・7~9月期決算「予想ほど悪くない」⬆
・12月のFRBによる利上げ幅が0.75%→0.5%に縮小するかもとの見方から長期金利低下。ハイテク企業の上昇が目立った。⬆

【26(水)】
・米10年国債利回り一時3.99%まで低下し、ハイテク株に上昇圧力⬆
・マイクロソフトの株価8%安やドル高の影響により下押し圧力も⬇

【27(木)】
・米7~9月期GDP成長率が市場予想を上回ったことが好感⬆
・Metaの株価が▲25%安とナスダック全体を押し下げた⬇

【28(金)】
・米アップルの7~9月期決算で売上高、1株利益ともに市場予想を上回り、株価+8%高と市場予想を上回ったことが相場全体を押し上げた⬆
・米9月PCE物価は、市場予想を小幅に下回った⬆
・米7~9月ECI(雇用コスト指数)は、春から緩やかに鈍化⬆

Googleファイナンスより
国債利回りは、日本時間5:45前後のもの

●日本市場

【24(月)】
・前週末の米株高をうけ、東京市場でも買いが先行⬆
・習近平氏の側近で占められた中国新指導部に対する懸念から、香港株式市場は急落。後場の日経平均の上値を抑えた⬇

【25(火)】
・前日の米株高や、中国・香港の(自律反発狙い?)買いによるハイテク株高が好感され続伸⬆

【26(水)】
・米10年債利回りの低下が好感⬆
・香港ハンセン指数の上昇が追い風⬆

【27(木)】
・前日の米ナスダック指数の下落などから軟調地合い⬇
・ここ数日、上昇基調にあったことから利益確定売りも出やすかった⬆
・米10年債利回りの低下を背景としたグロース株への買い意欲は強く、相場を下支えした⬆

【28(金)】
・前日の米ハイテク株安やこの日の香港株安が下押し圧力に⬇
・前日決算発表だった米アマゾンの業績不安によるハイテク株売り⬇

Googleファイナンスより

●市場に影響を与えたと思われる情報

【外国市場】
・Nick Timiraos氏(WSJ)による「利上げペース減速議論」の記事
・スナク氏、新首相就任
・米PMI(購買担当者景気指数)
・米大手企業(GAFAMなど)の7~9月期決算
・米長期金利
・米PCE物価
・米7~9月ECI(雇用コスト指数)
【日本市場】
・前日の米国株動向(7~9月期決算含めて)
・香港ハンセン指数
・米長期金利
・足元の上昇基調

未来

来週の予定

●31(月)
・(ユーロ圏)7~9月GDP
・(ユーロ圏)10月CPI
【決算】村田製作所、レーザーテック、JR東日本、商船三井
1(火)
・(豪)中銀政策金利
・(米)製造業PMI(購買担当者景気指数)
・(米)ISM製造業景気指数
【決算】ソニーG、トヨタ、ウーバー・テクノロジーズ、AMW
2(水)
・(米)ADP雇用者数
【決算】KDDI、ZHD、クルアコム、イーベイ
3(木)
・(米)FRB政策金利(→日本時間3:00発表)
・(英)中銀政策金利(→日本時間21:00発表)
・(米)貿易収支
・(米)耐久財受注
・(米)ISM製造業景気指数
・(ユーロ圏)9月失業率
【決算】スターバックス、ペイパル・ホールディングス
4(金)
・(米)10月雇用統計
【決算】伊藤忠、丸紅、住友商事、郵船、ソフトバンク

来週のマーケット予測

【外国市場】
●31(月)

・ダウ先物、ナスダック先物、S&P先物すべて上昇より、31(月)は上昇スタート
・米金利上昇により、ハイテク株下落
1(火)
・(米)製造業PMI(購買担当者景気指数)、(米)ISM製造業景気指数の結果に左右されそう
・ただ、結果良くてもFOMC前に上値を追う状況にはなりにくいのではないか?
2(水)
・(米)ADP雇用者数の結果に左右されそう
・ただ、結果良くてもFOMC前に上値を追う状況にはなりにくいのではないか?むしろ、軟調な展開だと予想する。
3(木)
・FOMCの結果をうけ、12月の利上げ幅が0.5%になる観測が強まれば、株高に動くのではないか?
4(金)
・(米)10月雇用統計の結果をうけ、インフレ圧力が和らいでいるようであれば、株高になるのではないか?

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