「カリオモン」の話
こんにちは、ばんけんです。
まず始めに、私は将来「自分のお店を持ちたい」という気持ちで日々励んでおります。
今日の一日の終わりに、その人に合ったコーヒーを出すようなお店にしたいです。
その時に
「どんな名前のお店にしよう?」
というのを考えていました。
私は自由を愛する人間ですのでcoffeeとfreeeをかけて
「coffreee」とか面白いなー、なんて考えていました。
そんな言葉遊びが大好きな人間です。
そして日々勉強をする中で
「カリオモン」
というものに本日出会い、感化されました。
今日はそのことについて書き綴っていきたいと思います。
さて、みなさんは「カリオモン」というコーヒーセレモニーをご存じですか?
こちらは、エチオピアの伝統的なコーヒーセレモニーを指す言葉です。
カリオモン(Kariomon)
日本の茶道と同様、コーヒーを飲むという行為に精神的な要素や教養などが含まれる文化的な習慣。他者に対する感謝ともてなしの精神を表すものである。
そして「カリオモン」という言葉は
カリ=コーヒーノキの葉
オモン=一緒に
カリオモン=コーヒーを一緒に楽しむ仲間
という意味が込められています。
カリオモンは女性が執り行うものであり、エチオピアでは結婚前の女性が身につけるべき作法の一つとされているそうです。
冠婚葬祭の際や、大切なお客様をお迎えする際などにこのコーヒーセレモニーは開かれます。
そして、こちらのコーヒーセレモニーは地域や家庭によってやり方が様々ありますが、一つだけ決まっていることがあります。
「飲み終えた後、作ってくれた女性のこととコーヒーの味を褒める」
なんて素敵なんでしょう?
一瞬で心を奪われました。
「一目惚れ」というものはまさにこの事だと感じました。
私は「自由」を愛していると先に述べておりますが、その中でとても大事にしているものがあります。
それは「感謝」というもの。
自由には責任が伴います。
自己が自由であるために、なんらかの犠牲が伴うことはあるでしょう。
しかし、そこで感謝を忘れない。
「個の幸せは、他の上で成り立つ」
この言葉を胸に抱えて生きております。
人生とは
「人を生かし、人に生かされる生き様」を表現している言葉だと最近強く感じました。
なのでそこに或る、全てに「感謝」を忘れずに生きていきたいと考えております。
話は戻りますが、こちらの「カリオモン」では
お客様の前でコーヒーを焙煎(炒ること)から始まります。
そして三杯のコーヒーが供されるので、1時間半~2時間半以上かかることもあるそうです。
しかし、この全てに
お客様をもてなし
お客様に感謝する
という気持ちに溢れた儀式です。
1杯目はアボル(Abol)砂糖などを加えて飲む。
2杯目はトーナ(Tona)塩などを加えて飲む。
3杯目はバラカ(Baraka)香辛料やバターなどを加えて飲む。
そしてこのバラカ(Baraka)の言葉の意味は
「祝福」
大地や家族に感謝の気持ちを込め、村の幸せを祈りながら飲む。
今日も素敵な出会いに感謝し、私はコーヒーを淹れます。
そんな私の今日の一杯は?
祝福の味。
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