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蓄音機修理

さかのぼるといつの頃かな、ヤフオクで蓄音機が出てるのを見てためしに買ってみたのは3、4年前だと思うけど、修理とか自分にはできないから、かたそうな人気のなさげな安いのを買って時々聞いたりしてました。

その前に、レコードを買ってるうちに、SP盤に手を出した。ぐうぜん2、3枚置いてある店に出会い、おもしろそうなので買ってみたけど、再生できなかったのです。

そのうちツイッターで蓄音機ネタをつぶやくとあるマニアの方からいいねがついて、こいつ、だれ?どこで見たわけ、、と思いましたが、蓄音機というフレーズで検索をかけてるみたいで、その方のツイを見て見たらとにかくすごいのでお仲間に入れてもらいました。しかし、先生がいると臆することなく修理できるのでありがたいです。それまでは壊しそうで手が付けられなかったけど、調子も悪くなかった。古い物なのでそうしてるうちにだんだんガタが出てきたのです。

最近は壊れてるのを見つけて安く手に入れて直しています。それがスキルアップになると思ってます。部品があればよみがえるので、部品取り用でもOKなのです。

部品取り用に買った。ゼンマイだけ使うつもりでしたがボディも使えそう
こちら、モーターはうまく回りますが、ふたが無かったり、
木枠も壊れてたりで上のボディに乗せようと考えました


今やってるのは、モーターを別の箱に入れ替える。箱も壊れて、部品も欠品。木のフレーム、新しい木を削って作りました。この箱のほうが大きくていい音しそうなのです。案の定仮組でいい感じ。サウンドボックスも直す。モーター調整。

蓋はバラバラ、一つパーツがないのであたらしく作る
同じ大きさに
形も同じに
ほぼ完成
木工ボンドで
色をワックスで合わせ
しかし、元の塗装が悪いので仕上がりに不満


新しい部品にはワックスを塗って色を合わせました。でももともと擦れが多い個体で、塗装自体がはげ、きずも多いので、思い切って塗装し直しすることにしました。

ペーパーで塗装をはがす

ぜんぶ剝がす。ペーパーで研磨。すこし前の塗装が残るくらいで、ポアステインという着色剤で色を付け、古い木と、新しい木の色の違いも同じくらいになります。

モーターを変えた際に、ハンドル位置が変わったので、これを機に、古い穴を埋め、研磨してならします。ほとんど気にならないくらいです。

古い穴をふさぐ
はがした後、ステイン塗に入ります
ステイン塗って着色

上塗りはカシュー塗料。漆に近い光沢の塗装です。塗料自体の色と地のステインの色が合わさって渋い色に変わります。

いちど塗ったかんじ。もう何回か塗ってしあげます。

きょうはここまで、塗りができたらもう一度モーターを調整、ゼンマイのそうじ、グリスアップなどしてみようと思います。あと1か月ぐらいかかりそうです。

完成したらまたお知らせします。

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