NEXダンテ 対面解説

環境で多く見かける、または最近CSで多く入賞していたデッキのみ解説していきます。
もしこの記事に書かれている対面以外について知りたい、この場合どうするのか知りたい方がいたらTwitter垢(@matyu_0711)までDMください。
順次この記事に追加していきます。

⇩デッキレシピ、解説動画はこちらのURLです
https://youtu.be/LvMorXnghms

・アナカラー墓地退化

現環境で最も勝率の高いとされているtear1のデッキです。
NEXダンテでは一度退化を成功されると、負けが確定してしまうので、相手が退化する前に勝つ必要があります。
まず、ミラダンテⅫが着地できれば大方相手の動きを1ターン止めることができます。
デスマーチも、デスマーチを出せるヴァイモデルも召喚できなくなるからです。
唯一の例外としてパーフェクト・ネイチャーがありますが、これは相手のマナを見て、パーフェクト・ネイチャーを撃てば退化が決まるのかどうかを確認できるので(デスマーチ+ロイヤルドリアンがマナにある等)、相手の退化パーツがマナにそろっていなければミラダンテⅫだけでも1ターンは稼げます。
同時にジャミングチャフも使えばネイチャールートもケアすることができます。

次のターンは、デッキからラフルルラブをサーチしてきて、ミラダンテからチェンジをすることができれば、落城、ネイチャールートをケアできますし、そもそもデスマーチは着地していないのでロイヤルドリアンルートも通用しません。

一応、ミラダンテⅫが盾落ち等で使えなかったとしてもラフルルラブやジャミングチャフ素撃ちで呪文を止めれば、相手がドリアンを出さない限りは退化できないので、ダンテが盾落ちしても勝つことは可能です。

あとは、このデッキは2tチャラ3tバルキリーの動きがある程度刺さる相手でもあり、ロジック・スパークかラフルルラブを引けていれば3ターン目4ターン目と連続で動きを止められるので手札が良ければ確実に勝てます。

・5c(ドラサイ型)

環境でも多く見かけるデッキです。
基本的には4t目ダンテチャフから5t目ラフルルラブを絡めたルートが確実なのですが、場合によっては対応が変わってきます。

・テスタロッサを使用する場合
最近の5cはデッドダムドを採用した型が多く、初動として使われたデドダムからいきなり出てくるダムドはかなりの脅威です。
ですが、テスタロッサを使えばその心配はなくなります。
また、テスタロッサを場に出すことができればダンテチャフができなくても、ラフルルラブだけで十分に戦えます。
しかし、ラフルルラブではカツキング採用型には不十分なので、相手のマナ置きでカツキングも採用されているか見極める必要があります。

・2tチャラ3tバルキリーダンテチャフ
5c対面でもこの動きは強く、先行3ターン目でこの動きを決めた場合は、返しの相手の3ターン目、相手はデドダムもミラクルも使うことができないのでターンを返すしかなく、次の相手4ターン目も前のターンでのデドダムミラクルでのマナ伸ばしができていないのでドラサイや火噴くナウ、カツキング等の強い5コストのカードを使えないので、これにより実質的な追加ターンを2ターンも獲得したことになります。
さらに、ここでラフルルラブを素引きする、もしくはロジック・スパークでサーチできれば相手の盾を全て削ることもできます。
ただ、この場合カツキングはケアできないので、気を付けましょう。

・赤単我我我

どのCS会場でもほぼ必ず使用者がいるデッキで、その速さからtear1に君臨している環境最高峰デッキの一つです。
ですが、NEXダンテならその赤単にも勝つことができます。

基本はミクセルを使って相手の動きをけん制しながら、超英雄タイムやソウルピアレイジを使ってテスタロッサを処理、プチョヘンザによって盤面処理&後続へのタップイン強制、ミラダンテⅫで召喚ロックしてプチョヘンザとミラダンテで安全に殴りかつのを狙います。

重要なのは、状況によってこの対面もプレイングを変える必要があるということです。

・先手の場合
先手の場合、基本的にミクセル+軽減ルピアの盤面を作ることが重要です。
しかし、チャラ・ルピアを引いた場合はなるべく2ターン目に出すようにしてください。
何故なら、次の相手ターンで相手がメタクリーチャー(テスタロッサ、盤面に殴り先がいない状況でのこたつむり)を出せなかった場合、返しの自分3ターン目でチャラ・ルピアからバルキリー・ルピアに進化し、すぐにミラダンテⅫやプチョヘンザを出せる可能性があるからです。
この動きができなくても、ミクセルと軽減ルピアを並べておけば、相手のメタクリーチャーを処理することに専念できます。

・後手の場合
後手なら、まずは2ターン目ミクセルを出すことが前提です。
ここでミクセルを出せないとかなりしんどいです。
ミクセルが出せないのであれば、チャラルピアか超英雄タイムを使うのでも有効ではありますが、面倒なことは変わりません。
後手は勝率が低いのでそもそもミクセルを出せても負けることもあります。

赤単にはプチョヘンザが良く刺さるのでまずはプチョヘンザを出すことが優先です。
そのためにはメタ処理が必要なのですが、基本的な超英雄タイム以外にもいくつかプレイングが存在します。

・バルキリー進化超英雄タイムサーチ
バルキリー・ルピアで超英雄タイムをサーチし、次のターンに相手のテスタロッサを処理することを目指すプランです。
しかしチェンジ先が手札にないと結局テスタロッサを処理しただけになってしまいます。
・バルキリー進化殴り返し
バルキリー・ルピアに進化して、テスタロッサを殴り返して処理する方法です。
これであればチェンジ先をサーチしながらテスタロッサを処理できますし、複数体テスタロッサが並んでいても超英雄タイムをサーチすれば次のターンには処理できます。
・ソウルピアレイジ
赤単に対しては最も有効なメタ処理、盤面処理ができるカードです。
攻撃時に相手のパワー3000以下全破壊は流石に強いです。
基本的にはバルキリールピアでサーチして、次のターンバルキリールピアに進化したり、盾から捲れたロジック・スパークでサーチしたりします。
また、下の呪文はSTでもあるので、盾から捲れれば相手のメタ含めた小型クリは鬼タイム時カンゴクを除いて全滅です。
すぐにバルキリールピアからチェンジできるので、もし盾に埋まっていたら勝ったようなものです。
・ボルシャック・スーパーヒーロー素出し
これは苦肉の策です。
相手がミクセルを無視してテスタロッサ含めた小型クリでビートダウンしてくる場合、超英雄タイムの1面処理やソウルピアレイジをサーチして使おうとしても間に合わず殴りきられ負けてしまうことがあります。
そんなときは、超英雄タイムを上面のボルシャック・スーパーヒーローとして使うことで相手の小型クリを鬼時のカンゴクを除いて一掃できます。
しかし、この方法は自分のチャラ・ルピアやミクセルも同時に破壊してしまうため、次のターンにスーパーヒーローの上に進化できるバルキリー・ルピアを持っているか盾から捲れたロジック・スパークでサーチしたスクランブル・チェンジを使ってNEXを出せる、これらの状況が無いと自分の首を絞める可能性もあるので、このプレイが正解かどうか慎重に見極める必要があります。

・JO退化

環境にいるもう一つの退化デッキ。
ですが、ギミックの主格をモモキングJOに頼っている関係上テスタロッサがめちゃくちゃ刺さります。
しかし、JO退化側もそれは分かっていて、退化もできてテスタロッサも処理できるバッドドック・マニアクスを採用しています。
つまり、このマニアクスさえ使われなければ、相手はろくに動けないというわけです。

そう、この対面はテスタロッサ+ラフルルラブorジャミングチャフで簡単に勝てます。
なので、まずは2、3ターン目のテスタロッサの着地を優先し、4ターン目からダンテチャフ、ラフルルラブ、チャフ素撃ちで相手の呪文を止め続けましょう。
テスタロッサが場にない場合は、ダンテチャフで1ターン稼ぎ、次のターンでダイレクトを決めることを狙うしかないですが、相手が早いデッキである以上あまり現実的ではないです。
またミクセルも刺さりにくく、キャンベロやボルバルモモキングで簡単に突破されてしまいます。
なので、この対面はテスタロッサが非常に重要になります。

・青魔導具

このデッキが唯一、先手後手共に安定した勝率を出せる対面です。
この対面ですることは、
・相手の新世壊を下の魔導具が4枚そろう前に超英雄タイムで破壊する。
・相手の盾の呪文をミラクルスターでひたすら奪う。
・相手のガル・ラガンザークが着地しないようにミクセルを出しておく。

主にこの3つです。
というか、この3つやってるだけで基本勝てます。

基本的にはミラクルスターを立てることを最優先し、相手の新世壊が完成する前に超英雄タイムで処理しましょう。
あとはこのデッキの負け筋になりかねないガルラガンの着地をけん制するためにミクセルを出せるとgoodです。
面倒なのはミクセルとミラクルスターを両方とも手札に戻されて、ガルラガンを出されることです。なのでそれをケアするために新世壊が無い状態でラフルルラブを使うのもプレイとして覚えておきましょう。

ミラクルスターが盾落ちして使えない場合は、新世壊を超英雄タイムで破壊しながら、ラフルルラブを使って安全に盾を割りに行きながら、それを繰り返してダイレクトアタックか相手の山切れを狙いましょう。

・巨大天門

最近環境で活躍し始めた新アーキタイプ。
しかし、所詮は踏み倒しをヘブンズ・ゲートスターゲイズ・ゲート等の呪文に頼っているので、相手が動き出す前に呪文を禁止するダンテチャフラフルルラブを使えれば勝てます。
……というか、それぐらいしか言えることが無いです。
相手に一度動かれるとエモーショナル・ハードコアのような面倒なクリーチャーが出てくることになるので、動かれる前に相手の行動を止めましょう。

・アナカラームゲンクライム

このデッキが最も当たりたくない対面、堂々の第1位。
10回戦って、8回は負けます。
まず、ベイBセガーレがしんどすぎます。
そもそもNEXもバルキリーもチェンジ先も着地できないとなれば、こちらの動きを1、2ターン確定で遅らせてくるので厄介極まりない。
次に、たまに来る希望のジョー星がこちらを完全に否定してきます。
どちらか盤面にいるだけでしんどいのに、両方出された日にはサレンダー確定。
他にも、バイアスパトロールポリスがいますが、チャラ・ルピアが使えなくなりますがコッコ・ルピアGSは普通に使えるので、前者2名よりはまだマシです。

そして、ベイBセガーレやジョー星の処理に苦戦している間に、ゲンムエンペラーが着地してしまえば、もうこちらは対処しようがなく、GameOverです。
なので、相手がゲンムエンペラーを出す前に勝つ必要があります。

まずは相手のベイBセガーレ、ジョー星を超英雄タイム等で処理。
そして、相手の盤面をソウルピアレイジプチョヘンザで一気に処理します。
ムゲンクライムというギミックの性質上、盤面のクリーチャーを一気に破壊されることと、クリーチャーのタップインを強制されることを苦手としています。
そのため、デッキのほとんどのクリーチャーがパワー3000以下なので盤面を半壊~全壊させられるソウルピアレイジ、盤面を全処理しながら後続のタップインを強制し次のターンのゲンムエンペラー着地を禁止するプチョヘンザは非常に良く効きます。
最後に、ミラダンテⅫで安全に殴りきって勝ちです。

しかし、本来はこんなに上手くいきません。
大抵、セガーレを処理している間にゲンムエンペラーを着地されて負けます。

・グルメ墓地ソース

このデッキが当たりたくない対面、同率1位。
まず、ミラダンテⅫがほとんど効きません。
デッキのメインギミックをコスト8以上で統一されているので、ミラダンテの「コスト7以下の召喚禁止」に引っかからず、相手の動きを止めることができません。
じゃあ、ミクセルに弱いのかと言えばそうでもなく、樹食の超人で増やした墓地を利用して出てくる5000GTオブザ08号で簡単に処理され、ギガンディダノスを着地され負けが確定してしまいます。
つまり、「これをやればほとんど勝てる」というような明確な勝ち筋が存在しません。
この対面は、ミクセルでできる限り相手の動きをけん制し、打点を並べてミラダンテⅫで相手のSMAPONレレディ・バ・グーバ等の7コスト以下のSTをケアしながら殴りきることを目指すしかありません。

・ラッカ鬼羅star

発売当初からずっと環境に居座り続ける令和のメタビート
ギミックの主格を鬼羅starの踏み倒しに依存しているため、テスタロッサを出すだけでキルターンをかなり遅らせることができます。
しかし、相手もミクセル、テスタロッサ、その子供可憐につき等面倒なメタクリーチャーを多く採用していて、こちらも動きが遅れてしまいます。

この対面で意識することは、
・テスタロッサを場に出すこと(できれば複数体)
・軽減ルピアを出しながら、超英雄タイムで地道にメタクリーチャーを処理していくこと

この2点です。
テスタロッサさえ場に出してしまえば、相手の動きを遅らせることができるので、その間にメタを処理することができます。
メタ処理の優先順位はテスタロッサ > 可憐につき > ミクセルです。
テスタロッサが場にいるとそもそも革命チェンジできませんし、可憐につきがいると自分のバルキリールピアがタップインしてしまうため、除去はこの2体が最優先です。
ミクセルは、革命チェンジ自体は出来ますし、逆に山札下にミラダンテⅫをわざと送って、毎ターンミラダンテⅫの効果を使い続けることができる「無限ダンテ」に悪用できます。

この対面もプチョヘンザが良く刺さるので、盤面処理を優先したいときはプチョヘンザでも強いです。
しかし、自分のテスタロッサがマナにいってしまうので注意が必要です。

・デッドダムド(アナカラー、4c)

このデッキが苦手とするデッキの一つです。
デッドダムドの圧倒的な盤面処理性能に何度泣かされたか数え切れません。
テスタロッサを出すことでダムドは防げますが、ヴェルデパーフェクト・ダークネスはどうしようもありません。
この対面では、まずプチョヘンザの着地が第一です。
プチョヘンザの効果で次のターンに侵略元になるデドダムをマナ送りにできる上に、自分のマナが5枚に到達していればヴェルデもタップインするため、侵略がされない空白の1ターンを作り出すことができます。
次のターン、ミラダンテⅫの召喚ロックやミラクルスターで地龍神の魔陣やフェアリー・Reライフ等のG・ストライク持ちの呪文を奪って安全に殴りきることを目指し、それまではテスタロッサで時間を稼ぎましょう。

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