放屁せよ
”麗しき午後に我屁を放てり
汝聴かざるやその調べ
香しき午後に我文放てり
汝知らざるやその報せ”
放屁せよ
屁はだすのでもこぼすのでもなく放つのだ
君が屁を放つ時、屁もまた君を放つ
だから、放屁せよ
それは9月の明るい阿弥陀籤のように
君の溶け落ちた帝国を脅かす
放屁せよ、兄弟よ
放屁せよ、タンジールの隊商よ
放屁せよ、かつて放たれた
すべての屁をもて放屁せよ
眠れる魔女の両の鼻腔に
哲学者の小さな耳に
老いた父母の銀婚式と金婚式に
ダマスクローズの小瓶を偽り
放屁せよ
Poetic Sorcery Issue II-XII
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