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3/20 11R ばんえい記念 予想→結果

ばんえい年度末 最後の大レース「第55回 ばんえい記念」についての事前予想です。ピックアップデータからのがっちり予想です。
※当日の馬場がだいたい理解できましたので予想を上書きします。購入されても、閲覧可能です。

馬場予想

前開催13日(月曜日)の最終レースが馬場水分3.2%でした。それから17日まで帯広市には降雨・降雪は確認されておりません。18日-20日も降雨予想はないので、当日の馬場は1.8から2.2%位と予想しています。前月曜日も3.2%雨にしてはタイムが出ず、突然の雨でも無い限り、あまり軽くはならないでしょう。なお後述する馬場係数予想は、93%と推定します。
19日(日曜日)の最終レースの馬場はかなり重い1.5%でした。馬場掘り起こしおよび降雨もなく、20日には日照も予想されるため、乾燥し前述した予想馬場より重いことが想定されます。馬場係数予想は、115%(数字が大きいほど重馬場)と従前に比べてかなりの重さと想定されます。

出走馬10頭について

①インビクタ(島津新)
②コマサンブラック(金田利)
③アアモンドグンシン(西将太)
④アオノブラック(藤野俊)
⑤キタノユウジロウ(菊池一)
⑥マツカゼウンカイ(藤本匠)
⑦ミノルシャープ(鈴木恵)
⑧メジロゴーリキ(西謙一)
⑨メムロボブサップ(阿部武)
⑩コウテイ(長澤幸)

斤量はすべて1000kg 定量戦

①インビクタ(島津新)

850kgオーバーの帯広記念(910kg)・北見記念(870kg)でいずれも競走中止となっている。
帯広記念では坂の半分ほどで停止 2の腰でも6.5分しかあがらず、そのまま競走中止となった。もともと障害については巧者であり、止まることが少ないため二の腰をいれる経験が少ない。そのためか、いざ止まってしまうと動かなくなるのがこの馬の特徴ではないか。ましては帯広記念が開催された1/2は軽馬場で、前半のペースもそれほどハイペースではなかった。

北見記念は帯広記念より重馬場であった。この中で先行して障害力で逃げ切る戦法であるが、第2障害前への先行がかなり他馬に遅れをとり、坂の8分で膝折りして二の腰どころではなく、そのまま競走中止となった。

岩見沢記念(820kg)およびチャンピョンカップ(820kg)の1.2着は評価できるが、当日はやや軽馬場(雪とのことだが馬場が黒い程度) ここがこの馬の限界重量+馬場ではないだろうか。また岩見沢記念はミノルシャープの失速に助けられての1着。

ばんえい記念かつ予想馬場なら、何発も障害で仕掛ける必要があるため、かなり不利と想定。
1コースについては、ばんえい記念枠番抽選会でも調教師が1コースを引いた瞬間に会場がどよめいていたことも考えると、本当に今年の1コースはだめなのだろう。

②コマサンブラック(金田利)

高重量戦は帯広記念(900kg)・北見記念(850kg)・昨年の帯広記念(890kg)
その下は岩見沢記念(820kg)がある。

帯広記念では障害は2の腰が入り一番手クリアするも、最後の直線でスピードがあきらかに鈍り、ピタっとではなく、力尽きる感じでゴール前で止まってしまった。
北見記念でも同じで障害は一腰クリアだが、直線で失速してそのまま停止した。
岩見沢記念でも、最後はほぼテクテクだった。

勝ち目があるとすれば、障害で他馬がストップをつづけていて、なんとかゴールまで息が保った場合のみであろう。末脚はほぼ期待できない。抜かれたらおわり。この末脚の状態で買うのは回避したい。

③アアモンドグンシン(西将太)

高重量戦が昨年のばんえい記念(1000kg)参戦 結果5着からは、北斗賞(770kg)と旭川記念(800kg)が高重量といえばいえるくらいで、データ不足。

旭川記念では、果敢に先行して障害前1番手につけるも、二の腰がまったく入らずそのまま競走中止。北斗賞もおなじく先行し、膝折したが他の馬が苦戦し続けている中をなんとか松田騎手が立て直して末脚で3着に入ってきた。昨年のばんえい記念ではやはり先行するも障害がまるで突破できず大差の5着だった。
それなりの軽馬場であったが、障害に不安要素が常につきまとう。800kg超のレースを1年経験していないのもマイナスとしかならない。

④アオノブラック(藤野俊)

チャンピョンカップ(860kg) 帯広記念(920kg) 北見記念(870kg) 岩見沢記念(840kg) 旭川記念(810kg) 昨年のばんえい記念(1000kg)と高重量の経験がメムロボブサップと併せて豊富である。

チャンピョンカップでは雪降り馬場で前半が高速化し、ややこの馬には早すぎたし、障害で完全ストップして敗退。トップハンデで今季最低の状態と言われる1コースだったのも不運だった。
旭川記念ではやや不利の端10コースだったが、他馬が先んじて障害で苦戦する中、じっくりためた結果障害もスッキリクリアしていた。このあたりは藤野騎手の重賞でのペース配分はさすがである。
チャンピョンカップでも1コースで、障害一腰とはいかずに1着は逃したが、しっかり最後まで失速することなく歩ききっていた。
帯広記念ではこの馬が強かったと言うより、他の馬が苦戦しすぎたといってもよく、勝ちパターンとはいえない勝利であった。
軽馬場でのスピード競馬にはやや向かないが、重馬場でこそこの馬の能力が活きる。どんな馬場でも早すぎなければしっかり成績を残している。

⑤キタノユウジロウ(菊池一)
このレースで引退。今季は帯広記念(890kg) 北見記念(850kg) そして昨年の帯広記念(1000kg)が800kgオーバーの戦績となる。

帯広記念では先行できず、ためて遅れているのではなく、常に道中追っかけている状態で、スタミナを消耗した模様。結果それほど貯めることも出来ずに障害に挑まざるを得なくなり、大きく遅れてしまった。

旭川記念ではなんとか先行勢についていくが、障害膝折してややタイムがかかり、結果最後の最後で停止した。

調子の上がり下がりが激しいタイプの馬ではないかと思う。帯広記念のような状態では勝ち目は0に近い。しかし3着だった北見記念でも膝折や他馬が止まったからなんとかいけたような微妙なレースの運び方で、パドックで絶妙と思わない限り、積極的には買いに行けない。

⑥マツカゼウンカイ(藤本匠)

キタノユウジロウと同じく引退組。
帯広記念(900kg)では先行組からやや遅れ、それでも障害前でじっくりためてから仕掛けたが、障害7分でストップし、まったく二の腰がはいらず、大差で敗退した。
北見記念(850kg)では先行勢についていきじっくりためたが、やはり7分でストップそのまま膝折して大きく遅れた。後半は止まることなく走り抜いたが、前半・障害の遅れがそのまま響いた。
岩見沢記念(820kg)でも先行するが、やはり同じく障害7分でストップして、まったく同じ敗退の仕方であった。
ばんえいグランプリ(800kg)も1コースで同じ敗退のしかたであった。
ここまで続くと、ばんえい記念での活躍は厳しいと言わざるを得ない。

⑦ミノルシャープ(鈴木恵)

帯広記念(900kg)では、道中少し遅れるも障害ではギリギリで止まってしまった。それでも後半は良い脚を使うが、ゴール手前で停止する状態であった。しかしこれは障害さえなんとかクリアできれば上位もあり得たのレースであった。
北見記念(860kg)は障害1番手の近い位置につけるも障害5分でストップ 二の腰でしっかりクリアできたが、残り30mでストップ そしてまた20mでストップして敗退した。重馬場特性はあまりないことがわかる結果であった。
岩見沢記念(820kg)は軽馬場。先行にこだわることなくゆっくり仕掛けた結果 最後まで脚が衰えることはなかった。それでも最後は15mでストップ。
勝ち目は薄いが軽馬場なら3着はある。

⑧メジロゴーリキ(西謙一)

昨年のばんえい記念馬。
チャンピョンカップ(820kg)は雪で果敢に先行し、そのまますんなり障害クリアしてこの馬の勝ちパターンに恵まれた。
帯広記念(910kg)でも先行してゆっくり仕掛けたが、障害7分でストップ。おおきくタイムロスして後半追いかけても難しかった。
北見記念(860kg)では前半先行衆についていくのが良くなく、障害ストップして立て直すことが出来ずに、そのまま大差での厳しい敗北となった。
岩見沢記念(830kg)では果敢に先行に挑戦し、障害もなんとかクリアしたが、早すぎる展開に屈してしまった。
軽馬場適性はあるが、軽すぎるとダメという繊細な作戦が求められる。
当日予想の馬場では、2着・3着狙いとしたい。

⑨メムロボブサップ(阿部武)


帯広記念(930kg)・岩見沢記念(850kg)・ばんえいグランプリ(800kg)などが800kg以上レースとなる。
帯広記念では先行独走とせず障害でもゆっくりながら止まることなく、最後まで脚が衰えることなく、しっかり2着とした。しかしややとはいえ重い馬場では先行でリードをとることができないということははっきりとした。
岩見沢記念では早すぎる展開に苦戦したのか、3着に終わったが、トップハンデで勝ち馬とは30kg差であったので、定量では勝ち目はある。
ばんえいグランプリがこの馬の勝ちパターン。定量でもあり、しっかりと勝利。
重い馬場ではアオノブラックに負けるが、やや軽馬場では本命としたい。軽すぎる場合でもなんとかなろう。

⑩コウテイ(長澤幸)


さすがにオープン馬といえど、A1から昇級して4戦。最高経験が770kgでは参加賞の域を出ないか。障害クリアできれば良しとしたい。

馬場係数差について

馬場係数とは、全レースの全馬平均タイム(5着以内)の平均タイム1:50.029を100%とし、レース当日の全馬平均タイム(5着以内)のタイムがこの1:50.029を上回るのかどうかを数値化したものです。

帯広記念(2023.1.2) 76.77%
北見記念(2022.10.30) 98.36%
岩見沢記念(2022.9.18) 85.93%
ばんえいグランプリ(2022.8.14) 93.00%
チャンピョンカップ(2023.2.19) 91.14%

馬場係数順で言えば
軽馬場←
帯広-岩見沢-チャンピョン-ばんえいグラ-北見記念
→重馬場
となる。ただし帯広記念は8レースであったので、やや重い方に修正が必要です。

当日の馬場予想は、115%93%ですので、重馬場に強い馬が強いといえるでしょう。

予想

この表が、830kg以上の重馬場で、好成績(着差が小さい)リスト、および800kg以上でのリストです。
(古いデータは馬場係数計算はありませんが)

これを参考に、

④アオノブラック
⑧メジロゴーリキ
⑨メムロボブサップ

押さえ
⑤キタノユウジロウ
押さえの押さえ
⑦ミノルシャープ
とします。


この5頭を推します。

5頭は人気となることが想定されますので、点数は絞る必要があるでしょう。

重馬場の予想

◎④
○⑧
▲⑨
△⑤⑦

馬複 ④-⑧
馬単 ④→⑧
三復 ④⑧⑨
三単 ④-⑧⑨-⑧⑨
押さえるなら ④-⑧⑨-⑤(⑦)も


軽馬場だった場合(まずなくなった)
◎⑨
○④⑧
▲④⑦⑧

馬複 ⑨軸-④⑧相手 
馬単 ⑨→④⑧
三復 ⑨軸-④⑦⑧相手 ただし⑦がらみは軽めに
三単 ⑨-④⑦⑧-④⑦⑧ ⑦の2着馬券は軽めに
 

さてどうでしょう!

結果

④アオノブラックが一障害で膝折した分、最後に影響したのか、僅差で②着にまけました。
⑨→④→⑧
展開と馬場適性の読みは全て当たっていただけに悔しい!

追記
見直したら、三連複は4.5倍ながら、一点であたってましたね。。

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