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Maybelleのばんえい2歳馬通信 2023-05-23

新馬戦9戦を終えて注目の3頭

アヤノダイマオー

今期最初の新馬戦を勝利したアヤノダイマオー。デビュー時の馬体重は805kgとまだまだ小柄も、好位から障害しっかり、下ろしてからも軽やかな走りは安定感もある。第3回開催では大接戦のなか、最後まで伸び脚を見せて2連勝を決めており、気持ちの強さもありそう。ここ2戦は軽い馬場勝負だったため、今後は乾いた馬場での走りにも注目したい。
↓2戦目(2023/5/21 4R 受賞-1)

ショータイム

パサパサの馬場(水分量0.6%)で行われた新馬戦を制したのがショータイム。まだ若干若さの残るタイプで障害など課題もあるものの、気性が前向きで余裕のある走り。第2回開催の新馬組(水分量2.1~2.4%)とはほぼ同じタイムだが、馬場状態を考えればかなり優秀。馬体も913kgと十分ある。
↓1戦目(2023/5/20 2R 新馬)

ブラントンユウキ

第2回能検を1番時計で走ったブラントンユウキ。当時も楽々ソリを引いていたが、新馬戦でも軽い足取りを披露。第2障害では若干脚を滑らせるシーンもあったが、体勢を崩すことなく楽々越えていた。同日に行われた受賞-1(第2回開催で1~3着だった馬の対戦)よりも7秒早いタイムながら、余裕を感じさせる走り。
↓1戦目(2023/5/21 3R 新馬)

第1回・第2回能検別の傾向

第1回能検 走破時計Top5の成績

①カワノデッカー→新馬1着、受賞-1 2着
②ウルトラコタロウ→新馬2着、受賞-1 3着
③タイトルボス→未出走
④アヤノダイマオー→新馬1着受賞-1 1着
⑤ホクセイレクサス→新馬3着、受賞-1 9着

第1回能検組のその他の勝ち鞍

ホクセイポルシェ→新馬1着、受賞-1 4着
トカチヒロ(旧名:アッシュドール)→新馬1着
アソワールド→新馬1着
フレイムファースト→新馬3着、受賞-2 1着
キタノバンリュウ→新馬6着、未受賞1着
セイコープリンセス→新馬7着、未受賞1着

第2回能検組の勝ち鞍

スマイルカナ→新馬1着
ライジンサン→新馬1着
ブラントンユウキ→新馬1着
ショータイム→新馬1着

第1回・第2回能検の差はあるか

第3回6日目の新馬戦では、第1回能検組のトカチヒロ、第2回能検組のライジンサンが勝利。レース内容を比較すると
3R トカチヒロ 1:53.8(2.1%)前半59秒
2R ライジンサン 1:51.2(2.2%)前半56秒
と、ほとんど差のない走り。トカチヒロは第1回能検5Rの非常に重い馬場で1着となっており、その点は考慮が必要かもしれない。

次回開催で注目の新馬

現段階では出走予定ではあるものの、この世代の牝馬路線を引っ張る存在になりそうなメイコウクィーン、トレジャーボールの2頭に注目したい。メイコウクィーンは騎手の指示がしっかり入って、キビキビとした優等生の走り。一方でトレジャーボールは行きたい気性が強く、抑えながらのレースも軽い足取りが目立った。

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