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全てが謎に包まれた絶滅系アイドル『バンドザウルス』。ラストシングル『隕石、ダメ、ゼッタイ!』に込めた想いとは?

2023.02.05

デビュー前に立ち上げたInstagramはフォロワーが1万名を突破し、業界の話題をさらった謎のアイドルバンド『バンドザウルス』。
バンドザウルスの唯一の連絡先であるInstagramのDMで何度もインタビューのオファーを出し、今回、通訳ザウルスの緑富士さんにご協力いただき、バンドザウルス初となる対面でのインタビュー取材に成功。
 
「メンバー全員が恐竜」という異色のバンドは、どこで生まれ、どこへ向かうのか?
 
そして、メンバーがラストシングル『隕石、ダメ、ゼッタイ!』に込めた想いとは? 

通訳ザウルスの緑富士さん

 
 
――『バンドザウルス』の始まりについてお聞かせください。
 
 
  
青味噌汁   YouTubeで「ズーラシアンブラス」さんや「MAN WITH A MISSION」さんを観たのがキッカケです。動物ごときが楽器を演奏していて、その演奏で会場に集まった肉(※バンドザウルスは、お客さんのことを「肉」と呼んでいる)が沸いていたんです。
もともとは音楽とは無縁の人生だったのですが、その動画を観た時に、「動物ごときができるんだったら、俺でもできるだろう」と思っちゃいまして…
 

――勢いで始めちゃった?(笑)
 
  

レコーディング中にギターのネックを壊してしまった青味噌汁さん

 
 
青味噌汁
   はい(笑)。まさに「若トカゲの尻尾振り」というやつです。
そこから右も左も分からないまま、TikTokに自分が歌った動画をアップしました。当時はまともに楽器も弾けなかったので、アカペラです。アカペラ。
今、思うと、恐竜が突然、アカペラで歌うとか恐怖映像ですよね(笑)
 

――はい。ちょっとビックリします。
 
  
青味噌汁   結果的には悪目立ちした形ではあるのですが、「バンドを組みたがっている恐竜がいる」ということは伝わりまして、そこからタモリ憧れが連絡をくれました。
  

――タモリ憧れさんはどんな気持ちで青味噌汁さんに連絡をされたのですか?
 
 
タモリ憧れ  音楽は子供の頃からやっていたんです。ただ、仕事にするつもりは無かった。
そんな時に、青味噌汁の動画を見て、「音楽を仕事にするつもりが無かったんじゃなくて、音楽を仕事にすることが怖かった」ということに気がついたんです。
  

――それは、どういった「怖さ」ですか?
  
 
タモリ憧れ  仕事として上手くいかなかった時に、「大好きな音楽とお別れしなくちゃいけなくなるんじゃないか?」という恐怖です。
 
青味噌汁   ちょっと分かる(笑)
 
タモリ憧れ  でも、「上手くいかないかもしれないから、やめておこう」という判断を当たり前にしてしまったら、人生なんて一生氷河期じゃないですか?
 
 

結成当時のことを照れくさそうに話すタモリ憧れさん

 
  
タモリ憧れ  「『やるか、やらないか』、じゃなくて、人生なんて『やる』と決めてしまって、あとは、上手くいくまで『改善を続けるか、続けないか』だと思ったんです」
  

――なるほど。「始める時点では正解なんて無い」と。
  
 
タモリ憧れ  はい。青味噌汁の動画なんて、まさにそれじゃないですか。完全にスベっているわけだし(笑)
  
青味噌汁   おいっ!
 
タモリ憧れ  青味噌汁のその姿勢を見た時に、「始めてから悩もう」と思って、気がついたら、青味噌汁に連絡していました。「一緒にバンドやりませんか?」と。
 
 

――青味噌汁さんは、タモリ憧れさんからの連絡をどう受け止められたんですか?
  
 
青味噌汁   「あ、いいよ」と。
  
タモリ憧れ  なんで上からなんだよ(笑)
 
青味噌汁    最初が肝心なんで(笑)。上下関係を作るにはこのタイミングしかないと思いました。
  
 

――抜け目がない(笑)。そこから、山田圭一さんや犯罪者さんとはどう繋がったのですか?
  
 
タモリ憧れ  圭一は僕が通っていた居酒屋の店員で、もともと繋がりはあったんです。
 
山田圭一   あまり繁盛していない店だったので、お客さんと喋る時間が結構あって、タモさんともそこで音楽の話をよくしていました。
  
 

居酒屋でアルバイトをしていた山田圭一さん

 
 
山田圭一
   すごくお世話になった居酒屋で、春からは社員として働かせていただく話もいただいていたのですが、一頭の恐竜として、「安定」を選ぶには早すぎる気もしていたんです。
人生で一番若いのは今日じゃないですか? だったら人生で一番挑戦しやすい日も今日ですよね。
ちょうどそのタイミングでタモさんから「バンドを組んだ」と聞かされて、いてもたってもいられなくなって、店を完全に破壊しました。
 
 

――ケジメとして?
  
 
山田圭一   はい。壊れゆく店を見ながら店長が「それはチョット違くない?」と言っていたのですが、やっぱりどこまでいっても自分の人生です。壊すも壊さないも、僕が決めるべきだと思い、店を完全に破壊しました。
  
タモリ憧れ  隣の店も壊してなかった?
 
山田圭一   うん。隣の店どころか、付き合いのあるお店は全部壊した。
退路を断ち切ることで、覚悟を決めたんです。
 
 

――なるほど。犯罪者さんは、どこで繋がったんですか?
 
犯罪者    圭一が働いていた居酒屋の隣で歯医者を営んでいたのですが、圭一に潰されてしまい職を失ったんです。
家族も養っていかなきゃいけないし、路頭に迷っていたところで、タモさんから「バンドやろうぜ」と声をかけてもらって、バンドザウルスに参加することになりました。
 
 

――家族を養っていかなければいけない中でのバンド活動に不安はなかったですか?
  
 
犯罪者    ありました。でも、「バンドに入らないと、お前の家族を食べるぞ」とメンバーから脅されて。なので、今は家族を守る為にバンドを続けています。
 
 


家族を人質にとられている犯罪者さん

 
 
――なるほど。お前だけは結構ヒドい扱いを受けているんですね。

 
  
犯罪者    はい。…え、今、「オマエ」って言った?
 
  

――そうしてバンドザウルスが結成されたわけですが、デビュー前からInstagramで話題になりました。このことについて、メンバーの皆さんはどう受け止められましたか?
 
 

BANDSAURUS 公式Instagram

 
青味噌汁
  インスタに関しては、僕たち以外のメンバーが載っているので、「実感が湧かない」というのが本音です。
 
 

――…すみません。現在、メンバーは何頭ぐらいいらっしゃるんですか?
  
 
タモリ憧れ  7000頭ほどです。いずれ絶滅しますけど。
 
青味噌汁   インスタを頑張ってくれているメンバーには感謝です。というのも、僕たちはまだ音楽活動を始めていないので、収入減がN F Tとインスタの企業案件しかないんです。
 
山田圭一   バンドとして企業案件は大事です。
 
犯罪者    お金が欲しいです。
 
青味噌汁   現実問題、音楽活動を続ける為には大量の肉を食っていかなきゃいけません。なので、インスタのフォロワーを増やして、もっともっとたくさんの企業さんに見つかりたいです。
  

――そんなバンドザウルスさんのラストシングル『隕石、ダメ、ゼッタイ!』について、話を聞かせてください。デビュー前からラストシングルが決まっているというのは、かなり特殊なケースだと思うのですが、そこにはどういった狙いがあるのでしょうか?
  
 
青味噌汁   僕らは隕石の衝突で絶滅する運命にあります。だけど僕らは「運命は変えられない」ということをまだ確認していません。
変えられるかもしれないし、変えられないかもしれない。
まだ、分からないんです。
 
タモリ憧れ  そして僕らは音楽の力を信じています。僕らが奏でる音楽の力で、隕石の軌道を変えることができるかもしれません。
だったら、鳴らしてみるしかないじゃないですか。音楽を。
そういうメッセージを込めて、『隕石、ダメ、ゼッタイ!』を作ろうと思っています。
 
山田圭一   これから作るところです。
 
犯罪者    最高の音楽を鳴らして、隕石の軌道を変えてみせます。
 
 

――音楽を鳴らすことと、隕石の軌道がどう関係しているのでしょうか?
  
 
青味噌汁   ………
 
タモリ憧れ  ………
 
山田圭一   ………
 
犯罪者    ………
  
 

――バンドザウルスさんの活躍に期待しています。最後にお知らせがあれば。
  
 
青味噌汁   2月10日からバンドザウルスのN F Tプロジェクトがスタートします。僕たちの子供の頃の写真を一日一枚ずつN F Tで出していく予定です。このN F Tの売り上げは全て肉代に充てさせていただきますので、よろしくお願いします。


――音楽はいつ作るのですか?

 
  
青味噌汁   ………
 
タモリ憧れ  ………
 
山田圭一   ………
 
犯罪者    ………
 
 

バンドザウルスのN F Tプロジェクトは2月10日スタート!!
毎日どんなN F Tが出るのか乞うご期待!!

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※ 2月10日21時〜オークション入札開始いたします。

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