悪いのは全てコロナである
これは、なんの知識もないいち学生が思ったことを書いた文章です。ただの『独り言』として読んでいただけると。
今私は、大学の講義がオンラインになって実習がなくなったんで、まだしばらく香川の実家で引きこもっています。デザイン学部でほぼ実習なので、この第1クオーターは半分以上授業が消え去りました。今後が不安です。課題で死ぬ未来しか見えない。
はたしてこの状況いつまで続くのやら。なんかこれは1年じゃ収束せんや言われよりますが、そんなことになっちゃたまったもんじゃないです。
こんなことになったのはどうしてだろう、と考えた時に、やっぱり真っ先に出てくるのは、中国がウイルスを外に漏らしたとか、中国人観光客を入れた政府とか、水際対策をちゃんとやらなかった政府とか、コロナ流行ってるのに旅行に行く人とか、『国』『人』です。
確かにそれはそうなんですけど、大元は『COVID-19』というウイルスなんですよね。悪いのは。
戦うべき相手は『COVID-19』ですよね。
最近のニュースやTwitterを見ながら、また、ここ最近の自分の考え方を振り返った時に、『国』『人』ばかり叩いてしまっているような気がしています。
マスクが無くて店員さんを怒鳴る人、それを叩く人。
自粛だってのに不要不急の外出をする人、それを叩く人。
若者と年配者の足の引っ張り合い。
挙句の果て、感染した人を責めまくる。
……
…………。
…………………いや、めっちゃ気持ちわかるし、私もイライラして、そういう人を叩きましたよ。私は一応若者の方なので、若者ばっかり言うてくる人にそりゃキレたし、地元で感染者が出る度なんでやねんと言いましたよ。
でも、よく考えてみれば、これは何も意味が無いですよね。いくらそういうのを叩こうがコロナが消えてなくなるわけじゃない。
後手後手の対策ってのも結果論でしかない。中国でコロナが流行りだした頃も、どこか舐めてたところはあったでしょ。こんなん来んやろと。例のクルーズ船の件のときも、外国の話で他人事みたいな感じだったじゃないですか。
今は自粛のストレスもあって、みんなイライラしてると思います。イライラしてるから叩くけど、根本的な解決にはなりません。
これ提案なんですけど、もう誰かを叩くのやめませんか。もうこんなこと意味ないと思うんです。叩くんじゃなくて、話し合って支え合ってコロナという共通の敵を倒しませんか。こんなの綺麗事でしかないかもしれないけど、そうでもしないと、コロナの前に心が死ぬと思います。
特に、感染した人に対して叩くのをやめましょ。
お医者さんがめちゃくちゃ防護しててもかかってしまうようなウイルスです。自分がなってもおかしくないのです。それに、感染した人が責められることで体調不良を訴えられなくなる人が出てきます。そうなると余計感染を拡げてしまう。
あと、外出してる人全員を叩くのもやめましょう。
不要不急の外出はアレですが、どうしても働かなくちゃいけない人だっている。お医者さん、看護師さん、保育士さん、スーパーで働く人、物流を支える人、役所の人、テレビやラジオを放送する人…などなど、どうしても働かなくちゃいけない人のおかげで私たちの生活は支えられてるってことを忘れている人が多い気がします。生活を支えてくれてる人を差別してはいけないと思います。
政府や政治家、そういう人たちに対してはもちろん声は上げなきゃいけないと思います。だけど、そういう人たちだって人間だし、リスクを背負いながら動いている。『叩く=声を上げる』ではないと思います。批判とはただ悪く言うことではなくて、客観的に見て自分の考えを伝える事だと思います。
今私たちに出来るのは、手洗いうがい消毒をして家に引きこもることのみ！
敵はコロナだ！ぶっとばすべきはコロナだ！
敵の目の前で内輪揉めしてちゃ進まない！
おいコロナ！こっちが団結したらお前らなんか一発なんだからな！
はやくこの状態がおさまって、元の生活に戻ることを祈るばかりです。
そして、リスクを支えながら生活を支えてくれている皆さん。本当にありがとうございます。