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樋口婚(切腹婚)のすすめ #1ポッドキャストとの出会い

この物語は、バナナがポッドキャストを通じて愛を知り、幸せに気がつくノンフィクションストーリーです。


2010年7月。

当時24歳だったバナナは、友達から飲み会に誘われ、徳島市内の居酒屋に行った。

そこでトッキンマッシュのしぶちゃん、けんちゃんと出会った。


今でもそのやりとりを鮮明に覚えている。

ほろ酔いのしぶちゃんが「俺ら趣味でラジオしてるんよね~」と、けんちゃんとキャッキャしながら「ポッドキャスト」の存在を教えてくれた。
あと、けんちゃんのニキビを皆でいじった。

小学校の時に、友達とラジオ番組の台本を作り、カセットに録音するという遊びをしていた程、ラジオが大好きだった私はすぐにハマり、トッキンマッシュの番組だけを聴くヘビーユーザーになる。


なぜトッキンマッシュだけかというと・・
他の番組も試し聞きしてみたけど、トッキンマッシュのクオリティの高さと面白さに慣れてたから、他の番組を続けて聴く気になれなかったのだ。

むしろ当時の私にとっては
ポッドキャスト=トッキンマッシュだった。


その後私にとってポッドキャストは、ドライブのお供や、寂しいときにそっとそばにいてくれたり、つらいときに笑わせてくれる存在となった。

しぶちゃんが週間トッキンマッシュ時代に
「どんなメンタル状態でも聞ける番組にしたい」
って言っていて、それが今も変わらず続いているのは本当にすごいし尊敬する。


10年にわたる一途でぬるま湯のような関係で付き合っていたポッドキャストに、変化は突然おとずれた。


2020年4月

「第1回 ジャパンポッドキャストアワード2019受賞式」である。


やっと日の目を浴びるときがきた!といった期待と同時に、何かが変わってしまうかも…というような怖さも感じながら、もちろん10年間楽しませ続けてくれたトッキンマッシュ (墓場のラジオ)に投票した。

spotify賞か大賞か、どちらかはとるだろうとわくわくしながら中継を見ていた私に

とんでもねえ結末が待っていた。


「大賞・spotify賞 W受賞!コテンラジオ!!!」  


(続く)

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