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思考日記21日目

今日はアンブローズ・ビアスの言葉を使う。

アンブローズ・ギンネット・ビアスはアメリカの小説家、コラムニスト、ジャーナリストで、痛烈な皮肉やブラックユーモアに満ちた「悪魔の辞典」という著書で有名。

人間の本質を冷徹に毒のある字面で綴る様を、人々は「辛辣なビアス(Bitter Bierce)」と呼んだ。

今回はビアスの著書、「悪魔の辞典」から

「議論。それは他人の思い違いをますます強固にする方法」

という言葉を抜き出して考えていく。

この思考日記では初の出典の存在する言葉で、深く議論できそうである。

本題に入る。

議論、という言葉について内容の否定という構造という書き方がなされている。

議論の定義が、「意見を出し合って建設的に言論を出していく」という雰囲気であるのに対し、ビアスは真逆の解釈を述べている。

ここで、議論の本質について考えてみる。

「自分の意見を通すことに精一杯で、まとまったいい意見で結論が出にくい」

ということが、存在すると考えられる。

ここでビアスの言葉を振り返ると、議論の定義と議論する人間の心理をうまく説明するような表現をしており、私もただただ感動するばかりだった。

議論の定義と議論の実態に乖離が生じていることが分かったところで、この回は締めることにする。



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