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思考日記9日目

今日はプラトンの言葉を扱う。

プラトンはあの有名なイデア論による観念哲学を創始したことで知られ、ソクラテスが関与した思想が強く残っている。

イデア論に関しては世界の捉え方に新たな視点を加えたものであり、今なお確信的な思想として今尚教科書に載り続ける。

学術団体、学園の「アカデミー」の語源、「アカデメイア」の発祥もまたプラトンによるものとされている。

今回はそのプラトンの

「人の振る舞いは、主に3つ、欲求、感情、知恵に作用される」

という言葉を使って考えていく。

初見の感想、人の行動についての言及ということは言うまでもないが、ここで上がった3つの要素がとても気になった。

たしかに人は欲求に任せて動く生き物だと思うし、その中から知恵や理性を働かせて効率の良い方法や生き方を模索するし、欲求とは別に自己の感情から人為を尽くすことだってある。

こうしてみると人を動かす原動力に関して、それ以外は全く思いつかない気もする。

私は結構「欲求」に任せて好きに生きているタイプの人間だと思っている。

やりたいことを最優先にするし、課題は直前にならないと手をつけないあたり、まさしくそう感じる。

一方、感情に自分の行動を委ねることもまた、いつものようにこなしている。良いことがあり感情が高ぶればやりたくないこともやれなくはないし、やりたいことを目の前にしても落ち込んでいては手がつけられない。

さらに、知識といえば、どちらかというと「知識」があれば出来ることが多いと思っている。
先日も述べたが、「手より先に目が肥えることはない」というように、自分の力で何かをこなし、それによって感覚的に、また理屈として知識が頭に入れば、自分の可動域が広がる、そういった実感が間違いなくある。

つまり、これもまた何かが欠けていたり遅れをとっていたりすればそれはかなりの負のアドバンテージになりうるということも容易に予想がつく。

それこそ、大学の課題を例にしても、
課題の先にスキルをつける、という欲求があれば出来るし、
課題を効率良くこなせるような感情の状態であれば尚良いし、
課題をクオリティ高く仕上げる知識があれば完璧である。

このように、プラトンが述べた三要素は人の行動に密接に繋がっていることが分かる。

欲求、感情、知識、どれも欠かさずに日々を戦えるよう、精神のメンテナンスと日々の勉強は怠らずに過ごすべきであると示している

と解釈して締めることにする。

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