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思考日記22日目

今日の思考日記はシェイクスピアの発言を使うことにする。

ウィリアム・シェイクスピアはイングランド王国の俳優、劇作家で、「ハムレット」「お気に召すまま」「ヘンリー5世」の脚本や、その他多数の戯曲を執筆した。

今回はそのシェイクスピアの

「安心、それが人間の最も近くにいる敵である」

という発言をつかって考察をしていく。

安心、という言葉は安定、安泰という意味で用いられる言葉で、決して自らに害をなすようなものとは一般には認識されていない。

では、何故シェイクスピアは安心を敵としたのか。

それは、安心を「油断」と解釈したことではないかと考えられる。

人が安心した時、それは果たして安定、安泰なのか。
これに対する答えが「Yes」で揃うことはまずないだろう。

なぜなら、いつ自身を襲う危険が来るか分からないのが世界の理だからだ。

言い換えれば、「安心できる状況は存在しないはず」なのである。

そう捉えることによって、「安心すること」が危険な状態であることに説明がつくようになった。

つまりシェイクスピアが述べたかったのは、

安定、安泰した状況は存在しない。そして、自らが置かれている状況を「安心していい」と勘違いすると、周囲の敵や災難に対して油断してしまい、場合によっては自らの首を締めることになる。

ということであろう。

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